
自転車で迷い込むワンダーランド、隠れ家パン屋の旅
[ 天羽水音がチャリで行く!『デリシャスと占いの花道』 ]
こんにちは。天羽水音(あもうみずね)です。
占いとデリシャスの花道、第二回目は隠れ家パン屋のお話です。
唐突なんですけど、私、自転車が凄い好きなんですよ。
コロナ渦になってから、尚更チャリであちこち行くのがメインになりました。パーっと走って、気になる道にフラっと迷い込んで、いい感じのお店を見掛けたらサクッと停めて、パッと買い物してサーっと帰る。そんな手軽さがたまらないのです。
愛車はロードバイクみたいな強めの自転車ではなく、基本ママチャリです。でも余りにも自転車を多用するので、先月ちょっと良いヤツを買いました。今までのは使い倒しすぎ(10年以上乗ってたと思う)て、乗ってる間ずっとギーギー、ギコギコ、キキキ…と音が鳴り、いつ壊れてもおかしくないなこりゃ状態でしたので、素直に引退して頂きました。
今までありがとう旧チャリ。そしてようこそ新チャリ。
めっちゃ音が静かで、それはそれは快適なチャリライフを送ってます。
閑話休題。今日の隠れ家パン屋はどこにある?
――西東京市田無町。
駅で言えば西武新宿線の田無駅。
田無駅から徒歩で7分くらいの住宅街にふっ…っと現れるパン屋さん。
多分、隠れ家的ではあるけど、駅から気軽に行ける範囲かなーと思います。駅までの道。お店までの道。
…先に見える道も駅に続く道も、商店がある気配が無い。
なんて油断してると、ふっと現れるんです。

ありました。
ここが今日ご紹介したい隠れ家パン屋のBAKERY KUMACOさん。
遠目から見るとお洒落なヘアサロンにも見えます。
でも中身はしっかりパン屋さん。

店内はカフェスペースもある落ち着いた空間。
オープンは2018年。
- 営業時間は11時~17時。
- 水曜・日曜・祝日が定休。
なんともゆったりした印象だけれど、だからこそこの丁寧さが味わえるのだと思うとそれも納得してしまう。最近は都内でもこういう個人経営のお店が増えていて、時代の変化を感じますね。
現代の子供たちの将来の夢にユーチューバーが入るこのご時世ですが、まだまだ将来の夢にパティシェやパン屋さんと書く人もまだ多いはず。そういう意味では個人が夢を叶えやすい時代、また、そういう子供たちのお手本となるお店が増えて来ている…のかもしれないな~なんて。

この日はちょっと遅い時間に行ったので、店内にあるパンの種類は少な目。とは言え、今までここにお邪魔した経験上、この時間にしては種類がある方で、日によっては完売で早じまいって事も。
そのパンのお味は如何に。

天然酵母のくるみパン生地にダイスチーズが入っているパン。
食べる前に中央付近にツンとした角があるのに気付いて、何とも言えない手作り感にほっこりした気持ちに…。


KUMAKOさんのパンは無添加 国産小麦に拘ったパン。
小麦と天然酵母の香りがかぐわしく、軽くリベイクするとしっとりソフトな生地が一変します!ふわサク感が堪らない軽い口当たりになるので、その変化も楽しめ二度美味しいのです。
生地からは仄かに甘味も感じられ、ゴロっと入ったダイスチーズの塩っ気とマッチ。時折混ざるくるみの食感がまた食事に幸せを添えてくれます。
バターやジャムが無くても充分に味わえるパンは朝食やおやつにぴったりで、このパンに、サラダと紅茶(お好みで珈琲でも)をプラスすれば気持ちのいいスタートが切れそう。

バタールなんかもあるらしいのですが、私の記憶にある限り出会った事が無いので、すぐに完売してしまうんだろうな~。
お店の方とお話していると地元愛を感じます。こういう、我が町を愛する方と交流出来るのはとっても嬉しい。なんせ私も地元や周辺地域が大好きですから。

やっぱり『地元・ご近所産』ってのは良いですね。
KUMAKOさんがある西東京市のご近所にある東久留米市では『柳久保小麦』が名産。
時期にその方面を走ると黄金色の小麦畑が拡がるのが見え、麦わらのいい香りが漂う楽しい道になります。
運が良ければ、幻の小麦と言われた柳久保小麦を使ったパンや焼き菓子に出会える事も。
都内でありながら農も盛んな地域ですので、そんな一期一会も楽しみのひとつです。
自転車で迷い込むご近所ワンダーランド。
皆様も是非、ご近所の行った事無い道へ、旅してみてはいかがでしょうか。
そして、素敵なお店を見つけたら是非、教えて下さいね!

紹介した店
BAKERY KUMACO
〒188-0011
東京都西東京市田無町4丁目17−22 メゾンドボヌール 1F
営業時間 11:00~17:00
定休日 水・日・祝日
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