
~実は空が広い東京!農家の直売所へいこう!*前編~
[ 天羽水音がチャリで行く!『デリシャスと占いの花道』 ]
東京だけど田舎、めっちゃいいじゃん
私の住んでいるのは練馬区の端っこ。吉祥寺がある武蔵野市やそのお隣の杉並区荻窪、ジブリ美術館がある三鷹市も結構近くて…というと、練馬区って区だしなんとなく都会じゃんって思われがちですが、西に足を延ばせば西東京市から東久留米市、小金井市くらいまでは自転車の行動範囲内で、割と田舎な感じなんですよね。
東京も練馬から西へ西へと進んで行くと、のんびりとした風景が広がり、小さな頃は畑ばっかりの場所だなぁと思っていましたが、最近は都内なのに田舎風景が楽しめるのってこの地域の魅力だよねぇ~!と、強く感じるようになりました。
どうもこんにちは。天羽水音(あもうみずね)です。
とことん寒い昨今ですが、寒さが厳しくなると冬のお野菜は寒さに耐えるため、甘味をぎゅっと蓄えるので旨味が倍増し、それはそれはおいしく食べられるので、そういう意味では良い時期になってきたと言えるのではないでしょうか。
農家さんの直売所にも白菜、大根、カブ、ほうれん草などが並び、この寒さの中どれほどの旨味を蓄えたのかと期待に胸が膨らんでしまいます。
コロナ渦になってスーパーに足を運ぶ回数も減ってしまったけれど、お野菜だけは農家の直売所(主に無人)を利用していたので助かりましたし、直売所を利用するパターンが以前よりも増えました。
東京都内に農地がないわけではありませんが、「練馬区は割と普通に農家さん個人の直売所が身近にあって頻繁に利用してる」と話すと、農家なんてあるの?!と、結構珍しがられるんですよ。
実は、練馬区自体「緑が多い」というのをウリにしてて、農家や緑がとっても多く、私にとって農家の直売所はかなり身近な存在。
そんなわけで! 今回は以前から書きたくてウズウズしてた農家の直売所のお話。
前後編でお送りしますので、ぜひお付き合いくださいませ!
ワクワクドキドキ、直売所に行ってみよう。
ひとくちに直売所と言ってもJAが経営しているものから個人の農家さんが、自分の敷地内で販売している形式のものまであります。
農家の直売所と聞いて多くの方が想像するのは道の駅やJA直営の直売所ではないでしょうか。
でも今回メインでご紹介したいのは、農家さん個人の直売所。
そう、東京都内にも「個人の農家さんの直売所」は存在するのです!
見える畑から採れた新鮮なお野菜が買える、なんなら生産者さんにも会えちゃう。
コミュニケーションを気軽に取れない世の中だからこそ感じてほしい、野菜を作っている人達のぬくもり、存在が身近に感じられる貴重な場所です。
何より一番重要な部分と言いますか、私が強調したいこととしては、いちばん頑張っている生産者に直接お金が払えること!
間引く人がいないので、私が払ったお金が100%生産者の手へ。これってすごく大事で素敵なことだと思うのです。
遠方の方にもネットを通じて都内にある「農」を感じて貰えたらいいなーと思い、天羽のご近所にあるTwitterやInstagramなどで情報を発信している農家さんをメインにちょこっとご紹介したいと思います。
東久留米市にある小沢農園さん

最も多くの星を投映するとして世界一に認定されたプラネタリウムがある多摩六都科学館(科学館、オススメです!)のすぐ近くに小沢農園さんの直売所はあります。
小沢農園さんは享保の改革で入植した開拓農家の末裔という、歴史のある農家さん。
住所としては東久留米市なのですが、場所的には西東京市寄りで私の中では田無地区という認識だったりします。
享保からという歴史のある農家さんなのですが、スーパー出荷に適さないB品売り場としてのスタートからなんと、30年近く営業されている直売所。
開始当時はその形式の珍しさにTVの取材などが入ったりしたそうです。
現在はTwitter(@ozawa_farm)でも情報を発信していて、日常ツイートや直売所の様子、オススメの調理法、ちょっとした保存アドバイスなどなど、見ていて飽きません。
SNSで見れる「農」の姿もぜひチェックしてみてくださいね!
さて、小沢農園さんですが、生産者の手から直接購入できる貴重な直売所です。
時期などで無人販売の場合もありますが、無人販売やロッカー販売が多い中生産者と直でやりとりできる直売所は都内ではなかなか貴重だなぁと思いますし、野菜を通じて農家さんとダイレクトにコミュニケーションを取れるのは、農というモノの存在を直に感じるいい機会にもなると思うのです。
農家さんにとって、お野菜を作って売るというのは、昔からやっていることで普通かもしれませんが、私から見たら「農」というお仕事はとんでもなく大変なお仕事。尊敬しかありません。


こちらは小沢農園さんの販売所の光景。
どこかの朝市のブースのような売り場はお野菜の種類も豊富。
大根、個性的なカタチのモノはワケあり品でなんと50円と言うトンデモないお値段です。しかも葉付きでかなりの大きさ! 「ええっ!いいんですか…?!」って思っちゃいます!
でも、立派すぎて自転車で持って帰るのが困難と判断し、この日の購入は断念…他に買い物が無かったら…と後悔です(涙)
西東京市方面は自宅や畑付近に販売所を設置している農家さんも多いので、自転車で発見した時はしっかりチェックしちゃいます。
あと、昔ながらの平屋で縁の下があるような素敵なお家も結構まだ残っていて、開けた空と畑と平屋がある風景はちょっとした田舎に行ったような懐かしい気分にもなれます。
自転車で走ってて楽しい地域でもありますね。

さて! 今回はカブ、ブロッコリー、インゲンを購入しました。
写真だとサイズ感が伝わりづらいかもしれませんが、どれもこれも立派で食べる前からもうおいしそう!
小沢農園さんのカブは購入したその場でかじって食べた人もいたそうですが、とっても気持ちがわかります! こんなに立派なカブを見たら、その場でかじりたくもなりますよね。
新鮮お野菜は最強の〇〇食材

ちょっとハズカシイのですが、今回購入した小沢農園さんのお野菜を使った晩ごはんを公開です。
私の作るご飯、盛り付けもヘッタクソで見た目的にはアレですが、男子高校生が作りそうな茶色いパワー系の味付けを好んで作るので、それなりにおいしい…はず。
カブ、今回は葉の柔らかい部分をナムルにして、歯応えのある茎部分は冷蔵庫にあった大葉を一緒に刻んで菜飯の具にしてみました。
菜飯にするとご飯のカサ増しもでき、モリモリ食べても罪悪感がちょっと減るのでお勧めしたいですね。
茎部分を菜飯用に作って刻んでみましたが、お醤油などと合わせれば冷ややっこの薬味などにも流用できるので便利ですし、みそ汁にネギ代わりに入れても良いですね。直売所に並んでいる大根やカブは葉付きの元気なモノが多いので、茎までしっかりいただけます。
カブ本体はザクザク切って、菜飯の具を流用しつつ塩でかるく揉んで仕上げました。
ブロッコリーとインゲンも湯がいてそのままお肉の付け合わせに。
え? 湯がいて塩振ってとか、混ぜるだけとか、手ぇ抜いてないかって? いえいえ、決して手抜きではなく、野菜そのものがおいしいので最低限の調理でも存分においしいんですよ…。
無論、焼いたり炒めたりスープにしたって絶対おいしいと思うのですが、ブロッコリーとかインゲンって堅めの食感が魅力的で、湯がいてそのままいただくのがすごく好きなので、ついついシンプルな調理をしてしまいます。
サッと湯がく時に入れた塩だけで旨味が引き立ち、何も付けなくてもスナック菓子のようにそのままゴリゴリ、サクサク、キュッキュッとした食感を噛み楽しんでると、一生食べ続けてしまいそうです…。
ところで、なんとカブだけで菜飯、ナムル、浅漬け…と、3品もできてしまっていることにお気付きになりましたか?
どれも「切る・茹でる・和えただけ…」の、小難しい技術が必要ない簡単行程です。
新鮮で甘くてジューシーなカブ。手間を掛けずともおいしいと言いますか、シンプルに塩と合わせるからこそカブの甘味がしっかりと楽しめるのです!
調理に時間が掛からない、手を掛けなくてもおいしい。
新鮮野菜は最高の時短食材なのでは…?!と思いますね。
そういえば、小沢農園さんとお話してる時、カブをお味噌汁の具にするのも好きと言ったら「カレーやシチューにも入れてみて下さい…ジャガイモ代わりに…とろけますよ…♡」と、想像するだけで絶対おいしいヤツを教えて頂いたので、今度実行しようと思います。
皆さまもぜひお試しください♡
*
道の駅やJAの直売所なども確実に新鮮なお野菜が手に入る場所ではありますが、個人の直売所のローカル感はそれらをはるかに越えていきます。
次回、後編では新しい試みをしている農家さんや、珍しいお野菜の話なども織り交ぜてお送りしたいと思います。
それでは!
今回紹介させて頂いた主な農園さん。
直売所の営業時間、営業状況等は各SNSを参照してくださいね!
*小沢農園さん
Twitter:https://twitter.com/ozawa_farm
*オマケ*
とうきょうの恵みという農林水産総合ウェブサイトで、都内の登録農家さんの直売所を検索することもできますので、見てみるのもたのしいと思いますヨ!ぜひ!
https://tokyogrown.jp/buy_eat/
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天羽水音の他愛のない話ばかりしか呟いてないTwitter。
魔女で占い師らしいことも本当にたまに呟きます。たぶん。

ゆる~く生きる魔女。好きな物はお茶とお茶菓子と美味しい物全般。べにふうき釜炒り茶は珍しい&飲みやすいのでみんなで飲んで免疫UPしましょう♪
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