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~武蔵野の大地に伝わるうどんを食べよう!~

[ 魔女が行く!ハッピーグルメ ]

ことの始まりは…

ツイッターを眺めていれば出てくる丸亀製麺の広告に踊らされ鶏タルうどんのジャンクな味に膝を叩き、吉祥寺に行けば讃岐うどんの名店「おにやんま」や「いぶきうどん」が目に入りフラフラとちく天やとり天うどんを…。
ああ…つややかなうどん、うどん、うどん…と、ここ最近私の中でググッと上昇中なうどん。

夏の日差しに完全敗北した私ですが、今夏はフラッと寄ってさっぱりつるりと食べられるうどん屋さんにもだいぶ助けられ、こういう時にうどんっていいなぁと再認識しました。

どうもこんにちは。天羽水音です。
最近は讃岐うどんの勢いがスゴくて、足を運ぶのも讃岐うどん系のお店ばっかりだったのですが、元々私の中でうどんと言えば…と思い出したので、皆さまにご紹介したいと思います!

武蔵野うどんって知ってる?

水が貴重だった武蔵野の大地では米を育てることが難しいため、小麦を作っていた…という事から、米の代わりの小麦から作ったうどんが主食でした。
ただ、小麦も貴重だったため、うどんだけではなく「糧(かて)」と呼ばれる野菜を添え、嵩(かさ)を増して一緒に食べたのが始まりだと聞いています。
野菜で嵩増しだなんてちょっと贅沢な食べ物だと思いますが、きっと昔はそうではなかったんでしょうね。

ちなみに私の家でもつけうどんを食べる時は糧として、ネギ以外にほうれん草、小松菜、キャベツ、茄子などを湯がいて食べやすく刻んだものが一緒に出てくるのがスタンダードでした。

私の父がこの武蔵野うどんと呼ばれるものが好きで、小さい頃は良く手打ちうどんのお店に連れて行ってもらったものです。
幼少期から手打ちの武蔵野うどんを食べていた私は、最初こそ「おいしいおいしい」と言って喜んでついて行きましたが、大きくなるにつれ「また武蔵野うどんか…」と飽きてしまい、父の外食に付いていくことも減ったのを覚えています。
なので、この武蔵野うどんという存在は食べ飽きてしまったモノ扱いで、正直社会人になるまでおいしい物のジャンルには入りませんでした。

ところが最近、関西から東京に引っ越してきたお友達にどこかご飯食べに行こうと言われた時、せっかくならこっちの地元のうどんを食べてみてはどうかなと思って案内した「武蔵野うどん」が今改めて食べてみるとスゴイポテンシャルで、うわ! おいしい!となったんですよね。
武蔵野うどんは東京の西~埼玉付近のいわゆる「武蔵野」と呼ばれる場所のご当地グルメ。

過去に、大阪や香川、それ以外の場所でもさまざまなおいしいうどんを食べて来ましたが、今回は私の思い出の味、武蔵野うどんのご紹介です。

思い出の味を食べに行こう

こちらは手打ちうどん涼太郎さん。
父に連れていってもらったお店もまだ健在で、そちらにしようかと思ったのですが、自転車で行くにも駅から行くにもだいぶ遠いことが判明したので、今回は所沢駅から徒歩5分程度で行ける涼太郎さんにお邪魔しました。
ご覧の通り、店外には待ちができるくらい盛況な武蔵野うどんのお店です。
営業はお昼のみで、麺が売り切れたらその日は終わってしまいます。

所沢駅自体は西武線のちょっとしたハブ駅で、西武線の主要線である西武新宿線、西武池袋線の両方が止まります。
また、ベルーナドーム(旧名:西武ドーム)から近いこともあり、野球の試合だけではなく、コンサートやイベントの利用者が気軽に立ち寄れる場所なので、ベルーナドームへお越しの際は所沢駅や東村山駅などで途中下車をして武蔵野うどんのお店に立ち寄る…なんてコトもできちゃうんじゃないかなと思います。

涼太郎さんの店内は洋風イタリアテイスト。
最初は「うどん屋さんなのに小洒落たイタリア風!?」と、ビックリするかもしれませんが、カレーうどん以外にも変わり種のペペロンチーノうどん、炙りチーズうどんなどの洋メニューを見たら「なるほど!」と、納得せざるを得ません。

昔ながらの武蔵野うどんも食べることができますが、今風の変わり種も楽しめるなんて、古き良きも大事にしながら時代に寄り添っている感じがしてイイですね!

そんな洋風の変わり種も気になるところですが、皆さまにはスタンダードな武蔵野うどんのスタイルを見てもらいたいので、武蔵野うどんの最もメジャーなカタチである「肉汁つけめん」をご紹介します。

これがThe・武蔵野うどんだ!

昔はおつゆにお肉は入ってなかったかもしれませんが、今は肉汁に荒々しく手打ちで仕上げられたうどんというスタイルが武蔵野うどんの定番です。
糧の内容はお店によってまちまちですが、涼太郎さんのものはネギがメインで青菜が少し。
ネギと青菜に隠れるようにしてワサビも添えてありました。

個人的に、このブタのバラ肉がしっかり入ったおつゆは農家さんの…というか「すべての労働者のためのご飯」って感じがする力強さがあって好きなんですよね。

アップ写真を見てもらえばわかるかと思いますが、うどん麺はうねり太さも均一ではなく、お店によっては色もうっすら茶色みが掛かっていることもあります。
讃岐うどんは白く透き通るような艶やかで洗練された美しいフォルムをしていますが、武蔵野うどんはどこか荒っぽく、無骨さを感じさせる見た目が特徴なのかも。

手打ちなのにこれだけ差が出るのもおもしろいですが、本当に小さい頃からうどんと言えばこのカタチ、この色がスタンダードだったんです。

つけ汁はThe・関東風で濃いめの色。
豚肉の脂から出た旨味とお出汁が混ざり合い食欲が止まらない香りが立ち込めます。
ここにネギをザーッと入れて、うどんをつけていただきましょう!

茶色くおつゆの味が染みるほど煮込まれた豚肉+シャキッとしたネギの食感と香り。
口に入れた瞬間幸せになること間違いなしの組み合わせがハズレなはずがありませんよね。
そこに小麦の香りと味がガツンと前に出て主張してくるうどん麺が登場したらもう食欲が止まらない!

無骨な見た目通りの麺は喉越しつるりではなく、ムチッ、ムチッと噛みしめて食べるのにちょうどいい強さで、関東風の真っ黒な濃いめのつけ汁と肩を貼り合うほどの小麦の味に「食べてる!」という充足感があふれ出して脳内はもうバラ色。
まばらさがある麺はアンバランスな食感を醸し出し、武蔵野うどんの荒々しさを感じながら食べることができます。

提供された時、これはちょっと量が多いかも…と思っていましたが、蓋をあけてみれば「まだもうちょっと食べられたなぁ…」なんて思ってしまうくらい。
食べ始めから完食まで、味わいつつもあっという間の時間でした。

***

今思うと…

大人になって改めて触れてみると良さがわかるモノやコトってたくさんありますが、武蔵野うどんってこんなにおいしいのに、昔の私は飽きるくらい食べたからもういいやってなってしまったって小さい頃の私ってなんて贅沢だったのか…と、思います(笑)。
皆さまもそんな経験ありませんか? 私は今回の武蔵野うどんがまさにそれでした。

思えば私の父が好んで食べていたモノ、通っていたお店は地元近隣のお店ばかりで、地元が大好きな人だったんだなぁ、ホント血は争えないなぁと改めて思いました。
未だコロナの影響で外食業界が暗いのは否めませんが、伝統を作り続けるお店や地元の人達が愛して止まないお店の存在を大事にしていきたいものですね。

ウワサでは都心部でも武蔵野うどんを提供するお店があるとか。
皆さまもぜひ、ご縁があった時は武蔵野のご当地グルメ、武蔵野うどんをお楽しみください。
また、今回訪問を断念した私の父が通っていたあの思い出の味のお店に行けたら、Twitterあたりでご報告しますね。

それでは、次回の  魔女が行く!ハッピーグルメ  でお会いしましょう!

今回紹介したお店
手打ちうどん 涼太郎 所沢店
住所:〒359-0037 埼玉県所沢市くすのき台3丁目14−4
営業時間:11:00~14:45 ※麺が売り切れ次第終了。
定休日:月曜日

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魔女で占い師らしいことも本当にたまに呟きます。たぶん。


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