
~吉祥寺 カヤシマでノスタルジックなナポリタンを食す!~
[ 魔女が行く!ハッピーグルメ ]
お正月も成人の日も終わり…
お年賀モードな街もそろそろ終息を迎え、スーパーではバレンタインのコーナーを作り始めてるところもチラホラ見受けられますね。大晦日には「来年まだ来ないでほしい…2022年が名残惜しい…」なんて思っていたのですが、越えてしまえばあっという間に2月が迫っていて年明けの忙しさに眩暈がしそうです。
どうもこんにちは。天羽水音(あもうみずね)です。
今年のお正月は初売りセールをスルーし、がっつり引きこもり生活を満喫しちゃいました。
以前は好きなブランドの福袋を買いに早起きしてセール会場へ並びに行ったものですが、コロナ渦になってからというもの、その福袋も通信販売オンリーの抽選や先着数量限定になってしまい、初売りセールに行かなくなってしまいました。
そんなわけで、年末~お正月までずっと引きこもっていましたが、やはりそろそろお外のごはんが恋しい!ということで自転車を走らせたわけです。

食事とお酒 カヤシマ
JR中央線吉祥寺から徒歩5分ほど。入り口の使い古され感がたまらないこの外観。
知る人ぞ知る!孤高〇グルメという食ドラマの中にも登場した噂の名店、カヤシマさんでございます。
実はタバコOKなお店なので、苦手な私はちょっとだけ行くのをためらっておりました。
でも、そんなためらいを超えるメニューがカヤシマさんにはあるのです。
この日訪問したのは15時くらい。一般的なランチタイムとしては滑り込みアウトな時間帯ですが問題ありません。
なんとカヤシマさん、ランチタイムは11時~18時までとロングタイム! ランチ難民になりがちな私にとってはこの長さはありがたすぎる時間帯です。


さっそく中へ!
天井に至るまで貼られたポスター、歴史を感じさせる古びた内観、BGMに至るまで懐かしさを感じます。
ジャパニーズロックって言うんでしょうか。知らない曲だけれど、音楽として心地の良い曲たちはちょっとした非日常感があって不思議な感じがしました。
そして壁面にはびっしりとこだわりのお酒のメニューが並んでいます。
私はお酒に詳しくないので、いっぱいあるなぁくらいにしか思いませんが、詳しい人が見たらビックリするようなレアなお酒とかあったりするのかも。
先にも書きましたが、時間帯的には一般的なランチタイムが終わったようなタイミングだったので、空いているかと思いきや、席の半分以上は埋まっていて、私がいる間もお客様が絶えることがなく、カヤシマさんの根強い人気を感じましたね。
さて、そんなカヤシマさんに何を食べに来たのかと言いますと…。

ナポリタン(とハンバーグのセット)です!
真っ赤なナポリタンに小ぶりのハンバーグ。
こちらはメイン1品とセット用のおかずが1つ選べるという「カヤシマワクワクセットメニュー」からのチョイス。
メインはナポリタン以外にもカレーやピラフ、ドライカレーなど、いわゆる喫茶店のお食事系のものがあり、選べるおかずはハンバーグ以外だとポークジンジャー、粗挽きソーセージ、シウマイがあって、がっつり肉々なラインナップ。
当然、お食事系の物を単品で注文することもできますが、多くの方がここのハンバーグを絶賛しているのを見たら注文するしかありませんよね。
ちなみに、写真を見てパスタやハンバーグにお味噌汁がつくことに「ナンデ?」と思う方もいるかもしれませんが、そんな部分も含めてカヤシマさんの魅力なのです!
というわけで、好き×好きな組み合わせに興奮が止まりませんが、冷静に食レポをしていきたいと思います!


基本に忠実、でも味わい深いナポリタン
ケチャップがたっぷりと使われ、具にはベーコン、タマネギ、ピーマン。
お手本のようなナポリタン、喫茶店に期待するナポリタンと言えばこれ!という感じです。
フォークでスパゲッティを絡めていくともったりとした感触が伝わってきます。
ひとくち食べるとたっぷりのケチャップを使いしっかり炒められているのが解る濃厚さが舌の上を駆け抜け、期待を裏切らない美味しさ!
焦げ目がついたタマネギは甘味バッチリ!ピーマンの苦味がアクセントときたらもう脳からドーパミンがドバドバ出てきてフォークを動かす手が止まりません。
見た目通りのポテンシャル高めのナポリタン、ここにさらに粉チーズをかけていただくと、まろやかさが加わりつつも、ほどよい酸味と濃厚なケチャップ味が胃にガツンと気合いをいれてくれるような、寝ている胃が目覚めるストロングな味に。
なんともがっつりという言葉がよく似合うナポリタン! もう最高!
通常盛りの量がたっぷりなのに、さらに大盛りもサービスでやってくれるというから驚きです。
カヤシマさんってば何て太っ腹なんでしょう!
この日はハンバーグも頼んでしまったので通常サイズにしましたが、ナポリタン単品で頼んだ時は大盛りでお願いしようかな…なんて思ってしまいました。

ハンバーグはホッとする懐かしい味と食感!
小ぶりながらギュッと詰まった肉の質感を感じる事ができるハンバーグ。
話題になるような肉汁がジュワーとあふれ出る系のハンバーグではありませんが、小さい頃家で出てくる手作りハンバーグと言えばこんな感じだったなぁと、懐かしさを感じる一品。
肉汁ジュワー系のハンバーグもそれはそれでおいしいのですが、カヤシマのハンバーグは人の手で作られているというか…もちろん人の手で作られているハンバーグを出すお店はどこにだってあるし、肉汁がジュワジュワするようなものや、ふわふわに作られた物の方が良いんだけどという人もいるかもしれません。
でも、カヤシマさんのハンバーグはそういうモノとは逆で、いわゆる学校の家庭科で習う基本的な作り方のような、ご家庭で作るハンバーグに近い感じが新鮮に感じるんですよ。
外食だけどおウチゴハンみたいな、ホッとする安心感があって、舌だけじゃなく心にも響く味わい深さがあるように思います。


艶やかなデミグラスソースをフォークで割るとぎゅっと詰まったお肉の断層が。
みっちりとお肉とタマネギが詰まってるので、小ぶりサイズでも食べ応え充分!
そしてそして、メニューの組み合わせを見た時からずっと思ってたんです。
このセットメニューにすれば、ハンバーグとナポリタンを同時に食べる事ができる!と。
そうです! 禁断のナポバーグです! やっちゃいました(笑)。
嗚呼!このふたつを同時に食べちゃうなんてなんと贅沢な食べ方なんでしょう!
ナポリタンの濃厚ケチャップ味がハンバーグの肉とともに押し寄せる味はもう罪深すぎて神様に懺悔したくなる程です。

食後のドリンクは紅茶をチョイス。ふわっと香るアールグレイでした。
茶葉がカップに沈んでたので、ちゃんと茶葉から入れて下さっているんでしょうね。
心配していたタバコ臭ですが、吸ってる人が少なかったのか、電子タバコの普及のおかげか、店内の換気には気を遣ってくださってるのか、あまり気になりませんでした。
換気がうまく行ってないと、タバコを吸う人がいなくても残った匂いが服に付いたり…なんてこともあるんですが、これなら次も安心してリピートできそうです。

日替わり弁当もあります。
店舗外観に見本メニューが展示されていたコチラ。
写真ではなかなか伝わりませんが、この日替わり弁当に使われているお重のサイズがとんでもなくデカいんです。
体感的には二人掛けテーブルの半分を占拠するんじゃないかというドデカサイズ。
店内注文をチラっと見ても日替わり弁当をオーダーする人がかなり多く、ナポリタンに次ぐ人気メニューなのかもと感じました。
正直、このドデカサイズのお重とおかずの豊富さに加え、カヤシマさんの味を知ってしまった後だとなおさら「次は日替わりもいいな…」と、心がグラグラと揺らいじゃいます。
他のお食事メニューも豊富なので、来たはいいけど食べるものがないなぁ…と困ることもなさそうですし、何度通い詰めても飽きるコトはなさそうです。
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実は私、カヤシマさんを喫茶店だと思ってたんですが、お店の看板を見ると「食事とお酒」となっていて、メニューも喫茶店にしてはお酒やお食事寄りの色が強いんですよね。
おや…?と、思って調べてみたら、カヤシマさんは1975年創業で、当時のコーヒーブームの波に乗ってコーヒー専門店としてオープンしたのが始まりなんだそう。
そこから時代の移り変わりをいろいろな手段で乗り越え、今のお食事とお酒のカタチに着地したようです。
なるほど。始まりがコーヒー専門店だから喫茶店というイメージが強かったんですね。
それにしても時代に合わせゲーム機(インベーダーブーム)を導入したり、カラオケ機を導入したり、当時の流行りに足並みを合わせていくのは本当に大変だったと思います。
コロナ渦で安泰だろうと思っていた老舗すら営業を諦めていく昨今。生き残って行くのは本当に大変だと思います。
こうして昔ながらの味や雰囲気を今でも楽しめること、お店側の努力に心から感謝したいですね。
お腹もココロもいっぱい、カヤシマさんごちそうさまでした!
それでは、次回の「魔女が行く!ハッピーグルメ」でお会いしましょう!

今回紹介したお店
食事とお酒カヤシマ
HP:http://kayashima.org/
営業時間:11:00~24:00(※ランチタイムAM11:00~18:00)
住所:武蔵野市吉祥寺本町1-10-9
TEL:0422-21-6461
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魔女で占い師らしいことも本当にたまに呟きます。たぶん。

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