
~ついに見つけた理想のお店!大久保・新大久保、ルン・ルアン~
[ 魔女が行く!ハッピーグルメ ]
新大久保開拓!!
今日は現在開拓中の新大久保へ!
前々回のコリアンタウンにあるスーパーのキンパの食べ比べをしてから間を開けずの舞台ではありますが、今回の目的はエスニック料理。それもわたくしの大好きなタイ料理です!
どうもこんにちは。天羽水音(あもうみずね)です。
わたくし、実はタイ料理がとっても好きで、割と外出する時の飯処はタイ料理屋さんを探しがち&選ぶことが多いです。
エスニック料理ってどうしてこうもクセになっちゃうんでしょうね。
私にとっては食べても食べてもまたすぐ食べたくなる、中毒性のある魅力を感じます。
そんなワケで、今回もいつものように「どっかいい感じのタイ料理屋さんないかなぁ~」とネットでいろいろと検索を掛けてたら引っかかりましたよ、良い感じのトコロが。

ルン・ルアンお菓子処
今回ご紹介するのは、新大久保駅と大久保駅の間くらい(やや大久保駅からの方が近い)にある『ルン・ルアンお菓子処』というお店。
こちら、お菓子処と看板にあるとおり、タイ料理だけではなく、タイの手作りお菓子も販売しているお店なのです!
コリアンタウンの華やかな表通りではなく、ちょっとディープさを感じる裏通りにあるので、足を踏み入れるのにちょっと勇気がいるかもしれません。
が! その勇気を出す価値がこのお店にはあります。
それでは覗いてみましょう!


冷蔵ショーケースにタイのスイーツが勢ぞろい!
表の冷蔵ケースにはヤムウンセンやラープガイなどのタイ風サラダも見えますね。
ショーケースは外と中にひとつずつ。
値札が落ちてたり無かったりという雑さ、初見では見た目からわからない謎の中身など、全部ひっくるめて現地感があるのがもう最高だなって思いませんか?
スイーツの種類の豊富さにもビックリ。
これだけ種類があれば「タイスイーツってそんなに好きじゃなくて…」という人も、好みに合うものがあるかも。


お弁当やお惣菜系も充実
私が訪問するのはいつも夕方付近なので、そこまで数多くの物がある時間帯ではありませんが、お昼にはこの台に所狭しといろんなお弁当が並んでいることでしょう。
タイカレー、カオソーイ、ガパオ、パッタイ…パッと書かれている名前を見ただけでもタイ料理が大好きな私は目がハートになってしまいます。
お弁当(お惣菜)は大サイズ600円~650円で、小サイズ450円くらい。
小サイズはおかずやカレー単品が多く、大サイズに至っては容器にみっちり詰められており、お得感が半端ありません。
タイ料理のテイクアウトとしては破格レベルと言ってもいいんじゃないでしょうか。
もち米をココナッツミルクソースで甘く仕立てたものにマンゴーを合わせて一緒に食べる「カウニャウ(カオニャオ)」もあります。
珍しいのはマンゴーだけではなく、ドリアンもあることでしょうか。
そうそう、この日は時期的にもドリアンが出回り始めていたようで、イスラム横丁のあらゆるところからドリアンの強烈な香りが漂っていたので、ますます異国感があってワクワクしちゃいました(笑)。

欲望の赴くまま、買ってきました
お店のママもお勧めするのが上手なのと、私も自分が「こういうお店探してた」とテンション上がってしまっていたのもあって、あれもこれもと買ってしまいました。
値札もあまり見ず、欲望のままこれだけ買って2000円でお釣りが来るお値段。すごい。
「おやつ、買いすぎちゃいました(笑)」と言ったら「ダイジョウブよ、プリンは早メニ食ベテ。今日中がイイカナ。コレはその次、バナナケーキは最後デOK。ナガモチだから」と、愛嬌たっぷりのママさんがペンで足が速い順に印を付けてくれました。
こういう細やかな気づかいも嬉しいですね。
ではさっそく、ご紹介していきましょう!

バナナケーキ
バナナを生地に練り込むことで独特のモッチリ感が出ている塩味と甘味が絶妙なケーキ。
果肉は完全に潰されているので、バナナは風味と生地のモッチリとした食感の中に感じる程度です。
黒糖のような香ばしさがあったので、もしかしたらこれはココナッツシュガーとか花蜜とかそんなのを使ってるのかな?と感じました。
シンプルな仕様なので、小腹が空いた時にちょうどいいサイズ感のおやつです。

バナナサンド
よくあるフルーツサンドかと思いきや、手作りのスポンジ生地に挟まれているので、バナナサンドというよりサンド風ケーキと称した方がしっくりきます。
ちょっと硬めに作られた生クリームはなんと「塩生クリーム」で、かなりしっかりとした塩味が入った生クリーム。
これがまた甘じょっぱさとバナナの甘さが相性良すぎてクセになっちゃうんです。
今まで、ほのかに塩が入ってて甘味を際立たせるみたいな生クリームはありましたが、ここまで塩がメインの生クリームも珍しいです。
他にも、これと同じ塩生クリームを使ったであろうワッフルなどもありました。
ボリュームが結構あるので、おうちでは2、3等分に切ってご家族とシェアするのもアリだと思います!

かぼちゃプリン
見た目からしてテンションが上がるかぼちゃプリンは大き目サイズ。
プリン部分はかぼちゃのプリンかと思いきや、実際食べてみるとココナッツミルクのプリン。
こっくりとしたココナッツミルクの濃厚さに黒糖のような香ばしさを感じるので、こちらにもココナッツシュガーや花蜜の類を使用しているのかなと思います。
かぼちゃの身は素材そのままの素朴な甘さで、ほっくりした身とトロっとした濃厚プリンの組み合わせはもう美味しいのひと言です。
身部分も含めると、バナナサンド以上にボリューミーで、もはやおやつと言うよりちょっとした食事ですよこれは。


タイの伝統菓子、ルークチュップもちゃんとあります
こちらは別日に購入。
ココナッツミルクと緑豆を合わせて作った白餡を果物や野菜の形に成型し、色のついた寒天でコーティングしたものというのがタイの伝統菓子であるルークチュップです。
見た目のかわいらしさや、和菓子と似たような味ということもあり、日本でも少しずつ知名度をあげつつあるスイーツなんじゃないかな…なんて思います。
形が果物や野菜なのには意味があるのかなと調べましたが、現地では犬や猫などの動物のルークチュップも存在するらしく、形にはあまり深い意味はないのかなと思いました。
ルン・ルアンさんのものは全体的にちょっと固めに感じました。
容赦のない甘さがあるので、ルークチュップを食べる時はお茶を準備するとイイと思います。

お惣菜もスゴイ!
こちらは大サイズのパックに入ったパッタイ。
大きなエビが3尾も! ミニサイズのタイ風の玉子焼きがつく上に、モヤシやニラもたっぷりで、とんでもなくボリューミーなのにお値段は600円というビックリ価格。
これでも値上がりしたというのが信じられません。
しっかりと味が染みたセンレック(米粉の平麺)は温めても美味しいのですが、冷めても美味しく食べられるので、熱いものがあんまり食べたくないなぁなんて思う夏日のランチに温めずそのまま…なんて楽しみ方ができると思います。
レモンを掛けると、甘じょっぱさに爽やかさが追加され食欲が止まらなくなります。
ナンプラーを使っているので多少のクセはありますが、辛くないメニューなので、辛いのが苦手と言う人にもお勧めできます。


左からラープガイ、ガパオガイ(それぞれ単品)です。
こちらも別日にそれぞれ購入したもの。
ラープガイの方は日本語で説明すると、鶏ひき肉のスパイシーサラダ。
サラダなので、冷たいままでも食べられますが、温めても美味しいです。
生のミントにパクチー、お店によってはレモングラスを使っている所もありますが、とにかく香り高くさっぱりとした味で、レモンを絞って合わせるともう最高。
サラダに分類はされるものの、味付的にはしっかりしてるので、アツアツのご飯に乗っけておかずとしても美味しくいただけます。
ガパオガイは日本語で説明すると鶏ひき肉のバジル炒め。
こちらはコンビニなどでもお弁当のひとつとして出てくることも多いのでご存じの方も多い事でしょう。
唐辛子、にんにく、ナンプラー、オイスターソース等で味付け、ホーリーバジルを入れて仕上げるタイ定番(だと私は思っている)の米泥棒なおかずです。
ラープガイと比べるとガパオガイの方が赤味が強いので辛そうに見えますが、実際は(半熟目玉焼きのサポートもあってか)ガパオガイよりラープガイの方が辛さが強いと感じることが多いです。
実際、ルン・ルアンさんの物を食べ比べてみても、ラープガイの方が辛さを強く感じました。
でも、どちらも辛いこと(そして美味しいこと)には変わりなかったりしますが(笑)。

イスラム横丁にあるのは誰かの故郷かも
日本語で喋る人の方が少ないイスラム横丁の風景を楽しみながら、日本に住んでいるであろう外国人の方々を見ていると、日本に来ているタイの人達の中にも、ルン・ルアンさんのお菓子やお料理に故郷を思い出す人や、故郷の味を求めて買いに来る人がいるんだろうな…なんて思ってしまうんですよね。
きっとそれはルン・ルアンさんに限ったことではなく、故郷の味やスパイスを求めてこの場へ足を運ぶ人もいるはず。
ドリアンの香りに満ちたこの道も、あの店で食べたあの味も、手作りの調味料も、きっと誰かの故郷の味だったり、懐かしい香りだったりするんでしょう。
そんな風に「誰かの故郷のお裾分けを貰っているのかな」と考えると、ますますイスラム横丁が楽しくなっちゃいます。
ホント、新大久保っておもしろいトコですね! まだまだ気になるお店はたくさんあるので、いろいろな人の故郷の味を開拓し、楽しみたいと思います!
それでは、次回の「魔女が行く!ハッピーグルメ」でお会いしましょう!

600円で簡易的なサラダ&ドリンクバー付きというとんでもないコスパのランチ!
今回紹介したお店
ルン ルアン お菓子処
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目14−3 ローレルビル1F
営業時間:10:00~20:00※日曜定休
*
天羽水音の他愛のない話ばかりしか呟いてないTwitter。
魔女で占い師らしいことも本当にたまに呟きます。たぶん。

ゆる~く生きる魔女。好きな物はお茶とお茶菓子と美味しい物全般。べにふうき釜炒り茶は珍しい&飲みやすいのでみんなで飲んで免疫UPしましょう♪
天羽水音さんの紹介ページは→こちら
この記事へのコメントはありません。