
攻撃的な人から身を守る心の護身術 〜 1 〜
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
最近は企業でも「メンタルヘルス(=心の健康状態)」が職場の人間関係や生産性にも影響を与え、対策が遅れれば業績悪化にも繋がることが知られています。
ストレスなどでメンタル不調になれば、働く人の脳の機能は低下します。そうなれば判断力や集中力がなくなり、働く意欲すら湧いてこないことさえあります。
当然、職場の生産性も低下します。
そこでメンタルヘルスを健全に保つために、「予防」が重要となってきます。
わたしたちが自分のストレスに気づき、「セルフケア」をすることで、メンタル不調を未然に防ぐことができます。ですから、「眠れない」「食欲がない」といった小さなストレスのサインを見逃さず、休息や睡眠をとるなどして、心のケアをしていくことが大切なのです。
そして、仕事環境のストレスの中でも大きな割合をしめるのが人間関係です。例えば、職場でイライラして、人に対してキツイ物言いをしたり、嫌味を言ったり、怒鳴るというような攻撃的な人がいたとします。常に怒りっぽく、不機嫌を垂れ流すような人と一緒に働いている人は、その攻撃的な人が、大きなストレスになります。
その攻撃的な人とは距離を置き、スルーすることができればいいのですが、同じ業務を行う場合、それが難しいこともあります。
今回は4回にわたって「心の護身術」をお伝えしたいと思います。
心の護身術➀ 愚痴はポップに明るく話す

職場でストレスを与えるような人がいる場合、その人が異動になったり、自分が転職をしたり、ストレスがない環境にするのがベストですが、なかなかそういうわけにはいきません。溜まってしまったストレスを発散する方法として、1番よいのは「愚痴」です。
例えば、お風呂の栓を抜いて水を捨てるように、心に溜まったストレスを、「愚痴」で吐き出して、一気に解消をしていくことが大切です。
とはいえ、毎回ヘビーな愚痴を友人に吐き出していると、受け止める友人のほうも気分が重くなってしまいます。そこでオススメなのは、憎めないあだ名で嫌がらせをする人を呼ぶです。
「あの嫌味な人が……」と話すのではなく、「またクマさんがね……」と話す感じです。心理学では人に自分の愚痴を聞いてもらいたいときは、少しテンションをあげて、ポップなテイストにすると相手に聞いてもらいやすくなると言われています。
言葉はイメージを生み出します。ですから、嫌な言葉は嫌な感覚を生み出します。この感覚こそ、潜在意識なのです。感じていることが現実を生み出す。例えば、梅干しを食べると唾液が出ます。そして梅干しをイメージしても唾液が出ます。
つまり脳はイメージと現実の区別ができないのです。そして今感じているものが現実を引き寄せます。それが潜在意識の法則です。ですから、呼び名1つでも、嫌な感覚ではなく良い感覚がする名前で選ぶことが重要です。
愚痴を言うときは、ポップなあだ名、話し方の方が愚痴を聞いてくれる相手もストレスを感じません。潜在意識にも嫌な感覚をため込むのを最小限にとどめられると思います。ぜひみなさんも、一度試してみてください。
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