攻撃的な人から身を守る心の護身術 〜 3 〜

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

職場に「攻撃的な人」がいると日々ストレスを浴び続けて、わたしたちの心は壊れてしまします。そこで、第1回、第2回を通じて、職場にいる攻撃的な人から身を守る方法をお伝えしてきました。
今回は、攻撃する人の心理についてお話しします。

心の護身術④ 嫉妬は百害あって一理なしと心得る

①攻撃的な話し方をする

②人の粗探しをする

③自分の非を認めず相手を攻撃する

これら3つの行為で、相手を自分の思い通りにコントロールしようとする人がいます。

もし相手をライバルだと思い、自分の方が有能だと証明するために嫉妬し、足を引っ張り、ヒステリックに反対し威圧していたら、目も当てられません。

嫉妬は、潜在意識の法則からしても百害あって一理なしなのです。

潜在意識の法則として、「完全に相手に敗北している」と感じているからこそ嫉妬をするのです。このことは、私の著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』の中でも紹介しています。

嫉妬にかられてパワハラなどの攻撃をすればするほど、潜在意識には「私はこの人に勝てない」と深く刻まれてしまいます。ですから、お互いに向上するためのライバル心はよいですが、足を引っ張りあうようなライバルはNGです。

心の護身術⑤ 攻撃的な人には、よいところを認めて褒める

ビジネスの場において、自分が嫉妬するような人物が現れたら、嫉妬をして足を引っ張るのではなく、その人を自分の味方にして相手の良いところを学ぶことが有効だと言われています。

ビジネス的なスキルを身につけるという意味でもそうですが、「私はこの人に勝てない」ではなく「私はこの人から学び、この人のようになれる」と自分の潜在意識に刻むことで、自己肯定感を高めることが重要なのです。

自分の思い通りにいかないことは嫌なことかもしれませんし、何か自分にはないものを持っている相手には嫉妬を感じてしまうかもしれません。しかし、嫉妬からは何も生まれないのです。

心理学では、攻撃的な人は自信がない人だと認識します。攻撃的な人は自信たっぷりで偉そうに見えるのですが、実は自分に自信がなく他人から認められたいという承認欲求が強いのです。相手を攻撃して自分の方が優れていると大きく見せたいのです。そして攻撃すると相手から恐れられるので、「自分を相手に認めさせた」と勘違いしてしまうのです。

そこで心理学では攻撃的な人への対処法として「攻撃性以外の部分で良い点を見つけ褒める」という方法があります。

攻撃性の高い人は承認欲求が強いので、褒めてくれる相手にはだんだん攻撃できなくなります。しかし、これは誰にでも通用するわけではありません。心理学の手法は様々ありますが、うまくいくかはやってみないとわからない部分が多々あります。そのため私は、「この世に数多く存在する心理的アプローチは全て半完成品です。自分の人生に合うようにカスタマイズが必要です」とみなさんにお伝えしています。

では、また次回お話しをしたいと思います。

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