
結婚したいのにできない人が持つ、心のブロック①
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
前回までは、「心の護身術」について、いくつかの例をあげながら書いてきました。みなさん、うまく活用できそうでしょうか。
ところで、私は婚活のカウンセラーとしても長い経験を持っています。担当していたのは、主に30代後半~40代後半までの大人婚活をしている人たちでした。そして、大人婚活をしている人の多くが、同じような心の問題を抱えていたのです。
今回からは「婚活がうまくいかない人」や「結婚したいのに二の足を踏んでしまう人」が持っている心のブロックについて、数話にわたり、お話をしていきたいと思います。
結婚したいのにできない心理
「結婚したいのにできない状態」とはどんな状態でしょうか? もちろん、『今がそのタイミングではない』など、現実的な原因も多く考えられます。
しかし、潜在意識の法則では、今の状態は【あなたの願いを全て叶えている状態】と言えるのです。今の家族構成、仕事、年収。すべてあなたの潜在意識が望んだ通りなのです。
どういうことか説明していきましょう。
例えば、結婚したいけれど、今現在、独身の人がいたとします。
その人は自分の意識では「結婚したい」と思っていても『無意識=潜在意識』では「独身でいたい」と望んでいるのです。それは、本人も気づかないほど、深い部分の欲求だったりします。
では、「結婚したいのにできない状態」の人は、潜在意識でどんなことを願っているのでしょうか?
- 独身の(時間的・経済的)自由を失いたくない
- 結婚生活は苦難に満ちていると思っている
(親の結婚生活を見て無意識にそう感じている) - 自分は人から愛される価値がないと思っている
(愛されないセルフイメージをもっている) - フラれて傷つきたくない
- 基本的に自分以外を愛していない
(結婚相手を自分の都合のよい道具のように考えている)
他にもいろいろあります。
自覚があればいいのですが、自分では気づかない場合も多いのです。
潜在意識は革命が嫌い
実は、潜在意識は基本的に変化することが嫌いです。

人間の体温には平熱があり、通常は36度程度に保たれています。体温が毎日、急激に変化したら、私たちはしんどくて生きていけません。同じように、あなたは現在の考え方、行動、体重、仕事、生活を保って今日まで生き延びてきました。
だから潜在意識としては、今さら何か変化を起こして、失敗されて死んでしまうくらいなら、昨日と同じことを繰り返してもらった方がいいのです。そうすれば、危険にさらされることはなく、死亡する確率も低いのですから、あなたに変わって欲しくありません。
1日でも長くあなたを安全に生き延びさせること。つまり【現状維持】こそが、潜在意識の専売特許なのです。
すでにお分かりいただけたことでしょう。そう。今まで独身で安全に生きてきた人は、そのままの状態を維持するほうが潜在意識としては安全で楽なのです。だから、「結婚したいのにできない状態」になりやすいのです。
素直さは最大の武器になる
婚活をはじめて短期間でお相手を見つけ、ゴールインする人には、シンプルだけどあきらかな特徴があります。それは「素直さ」です。

婚活セミナーでは、コミュニケーションの方法やカラーによる色彩管理、骨格診断により似合うファッションなどについてもお伝えしてきました。素直な人はセミナーで知ったことをすぐに取り入れ、実行に移します。
たとえば、自分に似合う色が分かれば、それを取り入れた洋服にします。
相槌の仕方なども、好感が持たれやすい感じに変えていきます。
柔軟に情報を取りいれて、自分を変えていける心の持ち方こそが素直さであり【変化する準備ができている人】であるといえるでしょう。
【結婚する自分=変わっていく自分】を深い部分から受け入れている人は、変化することを恐れません。今までの自分のパターンを破り、新たなことに挑戦できるのです。
長らく婚活が上手くいかない人の中には「ありのままの自分を愛して欲しいから、飾りたくない」といって、服装やコミュニケーションの取り方を変えない人がいます。
もちろん、その人本来の魅力を押し殺して、偽って相手に接していくのはよくありません。しかし、婚活市場ではよく下記のように言われます。
「昨年、売れなかった商品が何の改良もされないまま、今年は売れるわけがない。同様に昨年まで婚活して上手く行かなかった人は、何かを変えないと今年も結果はでない」
新たな人生を生きるには変化はつきもの。変化を恐れない心を養いましょう。
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