
結婚したいのにできない人が持つ、心のブロック②
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
前回は婚活を例に見ながら、潜在意識は変化を恐れるというお話をしました。
では、どうすれば変化を恐れなくなるのでしょうか?
結婚というゴールにたどり着くためには、現状維持を願い、変化を恐れる潜在意識をなだめなくてはいけません。下記の2点は婚活が上手く行かない人の変化したくない気持ちの代表的なものです。
- 独身の(時間的・経済的)自由を失いたくない
- フラれて傷つきたくない
誰もが多かれ少なかれ持っている気持ちですが、これがとても強いということになります。では、解決方法について説明していきます。
独身の(時間的・経済的)自由を失いたくない

これについては潜在意識だけではなく、そう感じている自分を自覚しているケースもあります。いずれにしろ、結婚のデメリットだけがクローズアップされているので、潜在意識は時間的・経済的自由を失わないために、独身である【現状】を維持しようとします。
しかし、
物事には必ず、光と影が存在します。コインの裏表と同じです。
結婚のデメリットは、独身時代の時間的・経済的自由を失うことです。
ですが、結婚にはメリットも様々にあるはずです。たとえば、『支えあいながら愛する人と暮らす日々』などもその一例でしょう。
物事は光(メリット)だけ存在し、影(デメリット)がないものはありません。その逆もまたしかりです。いつも視野を広く持ち、物事の光と影をみることができれば、デメリットばかりに視点を置いた選択ではなく、別の選択肢が出てきます。
【結婚=自由を失う】と危険感を持っていた潜在意識も、メリットを明確に意識することによって安心を得ることができます。
このように、潜在意識が恐れていることを把握し、その問題を解決したり、安心させることができる材料を探していくこと。これが【変化を受け入れられる自分】になるための重要なポイントなのです。

ポイント1
物事の光(メリット)と影(デメリット)を明確にする。どちらか一方に偏らないことで選択肢を広げ、変化を受け入れる。
フラれて傷つきたくない
私が婚活のカウンセラーをする中で、結婚したいけどできないという人の多くが、傷つくことを最も恐れていました。ですが、口から出てくるのは「仕事が忙しくて、婚活に費やす時間がない…」「いい人がいない…」という言葉です。

こういうケースの場合、行動として現れる現象はどうなるでしょうか。
信じがたいことかもしれませんが、まず、婚活パーティーやお見合いなど出会いの場に行かないのです。行ったとしても、なんだかんだと文句をつけて他人を好きになろうとしません。プライドの高い人に多くみられる現象です。
もちろん、誰でも失恋するのは痛手です。しかし、野球でいえば【バッターボックスに立つ=三振するリスクもある】というのは当たり前のことです。要するに、婚活市場に躍り出たということは、いつもフラれる危険がついて回るのは当たり前なのです。
失敗するのが怖くてバッターボックスに立てない人は、旅行にいったのに事故が怖くて外出しないようなものです。
変化するためには行動する必要があります。
そして、行動するためにはリスクをとる必要があるのです。
ではどうしたら、リスクをとる行動ができるのでしょうか?
それは、行動をより小さく設定することです。
潜在意識も大きな変化は恐れますが、小さな変化にはあまり強く反応しません。
例えば、婚活パーティーに出かける行動をハードルが高いと感じるならば、『インターネットで、近々、婚活パーティーが開催されるかを検索する』という風に行動を小さく設定するのです。検索段階でフラれることはありませんので、行動してもリスクはありません。この行動について潜在意識が恐れたり妨害することはないでしょう。
心理学のコーチングではこれを【ベイビーステップ】といい、赤ちゃんのような小さな一歩を踏み出す行動を差します。小さな一歩を何度も踏み出すことで、潜在意識に変化を恐れない習慣を覚えさせていく方法です。
ポイント2
ベイビーステップ(小さな行動)を積み重ねることで、変化を恐れない習慣を身に着ける。
さて。今回は、潜在意識のブロックによって行動制限がかかってしまう人の解決方法について、二つの例をあげてみました。婚活に限らず、振り返ってみてください。あなたにも当てはまることがあるかもしれません。
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