
結婚したいのにできない人が持つ、心のブロック③
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
婚活と心のブロックをテーマに進めている本連載では、まず、【潜在意識と変化の関連性】についてお伝えしました。
- 潜在意識は変化を嫌うこと。
- 潜在意識に変化を受け入れさせる方法。
上記の2つのポイントについて、理解できたでしょうか。
今回からは、自分自身が思い込んでしまった【ネガティブな信念】について解説していきます。結婚したいのにできない状態の方は、潜在意識の中に、長年の経験をもとにした【ネガティブな信念】を確立していることが多いのです。

では、【ネガティブな信念】とはなんでしょうか。
代表的なものとしては下記の2ポイントがあげられます。
・結婚生活は苦難に満ちていると思っている(親の結婚生活を見て無意識にそう感じている)。
・自分は人から愛される価値がないと思っている(愛されないセルフイメージをもっている)。
正確にお伝えていくには長くなりますので、この難解な問題について、2話にわたり、ひも解いていきましょう。
結婚生活は苦難に満ちていると思っている
大前提として、人は「これを信念にしよう!」と意識して信念を決定することはありません。経験したことを無意識に信念にするのです。そして、【自分の心が信じていること=信念】を実現しようとするのが潜在意識です。
幼い頃から両親の仲が悪く、ケンカが絶えない家庭で育った場合、子供の心はその殺伐とした家庭の雰囲気に影響をうけながら育ちます。子供は無意識のうちに【結婚とは大人を仲たがいさせる嫌なもの】と感じ続けるのではないでしょうか?
子供はやがて大人になり、頭=意識では「結婚したい」と考えても、潜在意識=無意識の深い部分で「どんなに好きで結婚しても、いずれ両親のようにケンカばかりすることになる。結婚はイヤなものだ」と信じているかもしれません。これが【ネガティブな信念】と言われるものです。こうなると結婚しない状態が現実化されるのです。
周囲の人がどれだけ「結婚はいいものだ」と言っても、言葉で聴き、頭で理解したとしても、幼い頃から肌で感じてきたことに影響を受けるのが潜在意識なのです。

【意識】は言葉であり、思考でできています。
そして、【潜在意識】は身体的な感覚を通じて私たちに影響を与えているのです。
だからもし、「結婚したいのにできない状態」にあなたがいるのならば、幼い頃の体験などから結婚に対する【ネガティブな信念】が出来上がってないか探ってみることが大切です。
人は気づいていないことはコントロールできないものです。
無意識に貧乏ゆすりをしてしまう人でも、人から指摘されることで自分の行動に気づくことができます。気がついたあとでは、貧乏ゆすりをしないように自分をコントロールすることができるのです。
ネガティブな信念を書き換える
自分の中に【ネガティブな信念】があることに気づいたら、それを書き換えていきましょう。
多くの人にみられる傾向ですが、幼い頃にうまれたネガティブな信念には柔軟性がありません。「x=y」の方程式のように「結婚=イヤなもの」と決めつけてしまい、例外はないと思い込んでいるのです。
例えば「私の両親はケンカが絶えなかったけど、仲のいいご夫婦も世の中にはいる。両親だって毎日ケンカしていた訳ではない」というように、例外を探せばいくらでもあるものです。
前回もお伝えしましたが、潜在意識は急激な変化に強く抵抗します。
いきなり「結婚=イヤなもの」から「結婚=誰でも必ず幸せになれるもの」と信念を大きく書き換えようとすると、潜在意識は「変化するはずがない」と反発するのです。
そこで、例外を少しずつ設定しながら信念を書き換えることをオススメします。
「結婚=幸せになる人もいれば、そうでない人もいる」
と書き換えることで、ガチガチだった信念に柔軟性がうまれ、「結婚はよくないものと決めつける必要はない」と心が納得できるようになります。
「x=y」という凝り固まったネガティブな信念を「x=yというわけではない」と少しづつ書き換えて、ポジティブな信念にしていきましょう。
心理学ではよく言われることですが、部屋の隅にある花瓶を急に部屋の真ん中まで移動すれば、誰もが「花瓶が移動した」と気づきますが、毎日1センチずつ動かしていけば意外と気がつかないものなのです。
だから、潜在意識へのアプローチは、少しずつ行っていくことが大切です。
次回は、『自分は人から愛される価値がないと思っている(愛されないセルフイメージをもっている)』。
一番大きな心のブレーキになる【セルフイメージ】についてお伝えします!
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