
結婚したいのにできない人が持つ、心のブロック⑤
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
婚活と心のブロックをテーマに進めている本連載では、【潜在意識】の特徴と、活用法についてお伝えしてきました。
- 潜在意識は変化を嫌う
- 潜在意識に変化を受け入れさせる方法
- 潜在意識に確立してしまった【ネガティブな信念】とは
- 【ネガティブな信念】の書き換え方法
今回からは、私の友人であるBさんの実例をもとに、「潜在意識が私たちの人生にどのような影響を与えるか」についてお伝えしたいと思います。

父と母から受け取ったメッセージ
40歳を過ぎてから結婚し、自分らしい毎日を送るBさん。そんな彼女ですが、結婚するまでは自分でも気づかないうちに、両親から受け取ったメッセージ通りの人生を歩んできました。
Bさんの父親は自営業をされています。長女のBさんに「女の子は男が守りたくなるようなタイプでなければ結婚できない。優秀でなんでもデキる女の子は結婚できないよ」と幼い頃から繰り返し伝えました。実際Bさんは小柄でかわいらしい女性です。
一方、母親は父親の仕事を手伝いながら専業主婦をしていました。Bさんに「女の子は手に職をつけて自立しなきゃダメよ。お母さんみたいに専業主婦では苦労するよ」と言い続けたのです。
ご両親とも悪気はありません。娘であるBさんに幸せになって欲しくて伝えてきたのです。その後Bさんは長女として、自分でも気づかないうちに両親の教えをしっかり守って生きることになるのです。

Bさんは幼い頃から学校の成績が良く、国立大学へ進学することもできるほどの学力でした。しかし、父親に「女の子が国立大学なんて行ったらお嫁にいけないよ。女子大に行きなさい」と言われ、Bさんは女子大に進学します。
社会人になり、Bさんは「超難関」といわれる国家資格に一発合格を果たします。その資格を取得した人は、1〜2年ぐらい働いて独立する人がほとんど。一方、Bさんは有資格者となっても5年間アルバイトとして働きました。本人は気づいていませんが、幼い頃から父親に聞かされた「女の子は男が守りたくなるようなタイプでなければ結婚できない。優秀でなんでもデキる女の子は結婚できないよ」という言葉に影響を受けていたのです。
「難関試験に一発合格し、すぐに独立開業するような女性は【優秀でなんでもデキる女性】と見られて結婚できない」と無意識のうちに判断し、自分の能力を隠して生きる生き方を知らず知らずのうちに選んでいたのです。
30歳を目前に、結婚する予定のないBさんは一念発起して、独立して事務所を立ち上げました。みるみる事務所は大きくなり、経営も順調に進みました。気がつけば、母親の「女の子は手に職をつけて自立しなきゃダメよ。お母さんみたいに専業主婦では苦労するよ」という言葉どおり、しっかりと自分で稼いで自立できる女性になっていたのです。
Bさんのように、幼いころから両親に言われたことを無意識に受け止め、真面目にその言葉通り生きようとする人が多いのはなぜでしょうか?
あなたの命を守るために働く【潜在意識】
赤ちゃんは弱い生き物です。幼い子供も同じく、親の養護がなくては生きていけません。つまり、私たち人間は【親に愛されなければ生きていけない】と誰もが深いところで感じているのです。だから「親が望む通りの理想の子供」として生きようとするのです。
以前もお伝えしましたが、潜在意識は1日でも長くあなた自身が生き延びることを望み、あなたを守るために働きます。
だから両親が望むように生きようと、人は無意識のうちで必死に頑張ってしまうのです。
しかし、本来は両親の望みを叶えるための人生ではなく、自分が幸せに生きるための人生でなくてはなりません。
両親の呪縛から開放されるためには、自分が幼い頃からどんなことを両親に言われて育ったのかを考えることが重要です。
それがあなたの【信念】となり、あなたの人生に影響を与えているからです。
【ポイント】
幼い頃から両親に言われ続けた言葉はなにか、考えてみる
では、次回はBさんがどのようにご両親の呪縛から解放されたのかをお伝えします!
今週末に藤本梨恵子先生がゲスト出演するオンラインイベントが開催されます。
この機会にぜひ、ご参加ください!
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