悩めるあなたは素晴らしい①

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

みなさまこんにちは。ファイン・メンタルカラー研究所代表の藤本梨恵子です。

前回までは「結婚したいのにできない人が持つ、心のブロック」というテーマで、5回にわたり【潜在意識】の特徴について伝えました。【潜在意識】の特徴と活用法を解説し、自分らしく幸せに生きるヒントについて書いています。多くの事例を交えながら【潜在意識】について書いていますので、婚活中でない方もぜひ読んでみてください。

今回からは「悩めるあなたは素晴らしい」というテーマで、【悩み】というものについて3回にわたりお伝えします。

「職場の人間関係でつまずいている」
「恋人ができない」
「自分を肯定できない」

生きていくうえで【悩み】はつきものです。【悩み】のない生活に憧れたり、悩んでいる自分に自己嫌悪を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、本当に【悩み】がないことは幸せなのでしょうか。

【悩み】とは、あなたに大切なことを気づかせてくれる存在です。【悩み】を悪者にせず、うまく付き合う方法を知って、より自分らしい毎日を過ごせるようにしましょう。

人はなぜ【悩み】を抱えるのか

そもそも、人はなぜ【悩み】を抱え、悩むという行為をするのでしょうか。

  1. 解決したい問題があるから
  2. 理想の自分と現実の自分にギャップを感じるから
  3. 自分と他人を比較しているから
  4. 「〇〇でなければならない」という強い思い込みがあるから

この4つを【悩み】の根源として、これについて紐解いていきたいと思います。

①解決したい問題がある

問題が目の前に立ちはだかるということは、自分が成長しているということです。

例えば、高校生が小学校低学年の算数の問題を見ても難しいとは思わず、スイスイ解くことができます。一方で「東大の入試問題を解く」となると、かなり難しいと頭を抱えることになるでしょう。

つまり、問題があるということは「今までになかったチャレンジを自分がしている」ということなのです。

採用面接で「過去に挫折した経験はありますか」と質問された経験のある方も多いのではないでしょうか。これは、チャレンジ精神がある人かどうか確認するための質問です。挫折したことがない人は、そもそも自分ができる範囲のことしかやらず、チャレンジしてこなかった人だからです。

そう考えると、問題を抱えているとは素晴らしいことに思えてきませんか。

②理想の自分と現実の自分にギャップを感じる

向上心のある人ほど、理想の自分と現実の自分にギャップがあると悩むものです。

「なぜ仕事でもっと成果を出せなかったのか」
「なぜ家族にもっと優しくできなかったのか」

これは「自分はもっとできるはずなのになぜ出来なかったのか」と思うからこそ生まれる悩みです。

理想と現実のギャップに苦しむ人は多いものです。しかし、この悩みの向き合い方によって、悩みは良いものにも悪いものにもなりえます。

「自分が会社で認められないのは、周囲の見る目がないからだ」
「自分がこんな状況にいるのは、親が悪いからだ」

例えば、このようにギャップを自分以外の人や環境のせいにしているとどうなるでしょう。自分自身の成長に繋がらず、恨み節で生きることになります。物事は全て自分の責任だと「自責」で捉えていれば、すべては成長の糧となります。反対に、環境や他人のせいだと「他責」で捉えていると、不平不満の多い人生を生きることになるのです。

かといって、自分を責めてばかりいればよいのでしょうか。

「自分は何をやっても能力がない」
「失敗したのは全て自分の責任だ。もうだめだ」

このように自分を責める時間とエネルギーは、とてももったいないものです。

他人が自分を責める場合は、その人から離れれば安全が確保されます。しかし、自分で自分を責める行為とは、24時間365日休みなく、責め立てる相手が自分の中にいるということです。エネルギーの消耗が半端ではありません。

自分に厳しい人は、エネルギーの消耗も大きく、同時に他人にも厳しくなりがちです。

では理想と現実のギャップにどのように対処すればいいかというと、まずは「自分に優しく接する」ということが、【悩み】と向き合う上では大切です。

理想の自分ばかりを追うのではなく、「ありのままの自分を受け入れる」=【自己受容】ということは大変重要です。【自己受容】ができる人はストレス耐性も高く、今の自分を認めた上で最善の策を模索していける人です。理想の自分に向かって計画を立て、目標に向かって努力する力になるのです。

悩めるということは、実は、生きる力や他人を思いやる力があるということなのです。

次回は、悩みの根源となる3つ目「③自分と他人を比較しているから」についてお話しします。

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