「同調圧力」からサラリと身をかわす方法②

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

他人の目を気にし過ぎて、自分をないがしろに扱っていませんか。他人ばかり意識して自分を押し殺していると「我慢」が生まれます。そして我慢は「私はこんなに我慢しているんだから、あなたも我慢しなさい」という「同調圧力」を生みます。

「我慢」は「いけにえ探し」に繋がってしまうのです。

「他人が得するのが許せない」心理 

ある企業では、パートさんが複数勤務していました。接客業のため、多くのパートさんは土日のどちらかが出勤でした。しかし1名のパートさんは平日勤務のみでした。すると、古株のパートさんがその平日休みのパートさんに意地悪をはじめたのです。つまり、自分たちと同じことをしない人を裏切り者と感じ、敵視しはじめたのです。

「自分が損をしても、他者をおとしめたい」願望

この意地悪によって平日勤務のパートさんが辞めてしまったら、仕事量は増え、他のパートさんにとってもメリットはありません。これは「スパイト行動」といって「自分が損をしてでも、他者をおとしめたいという嫌がらせ行動」に他なりません。

本来でしたら「働く人が企業に増えることで業務全体が楽になるのでは」ということにフォーカスした方がずっと得です。

さらには、「スパイト行動」=「自分が損をしてでも、他者を貶めたいという嫌がらせ行動」が集団の中で蔓延すると、相手に足を引っ張られないように、目立たないようにしようという心理が働いてしまいます。

これでは、その集団や組織にイノベーションが起こるはずがありません。

企業でも家庭でもみられる「苦労の押しつけあい合戦」

企業でも家庭内でも、「苦労の押しつけ」となるスパイト行動は蔓延しています。

「自分が新人の時は当然だったのだから、今の若手社員もサービス残業すべき」
「私がお嫁に来た時はお姑さんに気をつかって遊びにいかなかったのだから、あなたもそうすべき」

誰かの足を引っ張り、自分も結局は損をしている状態を続けてもなんの意味もありません。

「自分も相手も心地よくなる環境はどうしたら手に入るのか」を広い角度から考えた方が、結局は自分も相手も得をし、幸せになるのです。

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