
「同調圧力」からサラリと身をかわす方法③
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
今回のテーマは「出る杭は打たれる、ならばあなたは打つ側になる? 打たれる側になる?」 です。
「出る杭は打たれる」ということわざも、同調圧力の強い日本独特の表現です。目立っている人の足を引っ張る、自分たちと同じでない価値観を叩くという行為に時間を使うのは、人生の無駄遣いではないでしょうか?
そもそも、目立つ人の足を引っ張るという行為は、ある感情が引き金となっています。
百害あって一利無しの感情=嫉妬

南アフリカの英雄、ネルソン・マンデラはこんな言葉をのこしています。
「妬みは、自らが毒薬を煽っておきながら、その毒で相手の死を願うようなものだ」と。
「嫉妬」は、百害あって一利なしなのです。なぜなら、嫉妬は「毒薬」だからです。嫉妬という感情が芽生える時、潜在意識の中では次のようなことが起きています。自著『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版)の中でも書きましたが、
相手に嫉妬する=潜在意識の中で、自分は相手に絶対にかなわないと思っている
からなのです。そして嫉妬するからこそ、目立つ人の足を引っ張るという行為が生まれてしまいます。
「嫉妬」ではなく、「憧れ」に変えて自分を変えられる人が成功や幸せを掴むのです。
西野亮廣さんから学ぶ「噛みつかれる側になる」とは
お笑いタレント・絵本作家など多方面で活躍する西野亮廣さんが、YouTubeチャンネル『毎週キングコング』でこのように語っていました。
「以前は噛みつかれたらやり返していた。でもディズニーは噛みつかれてもやり返さないし、そもそも噛みつきにいかない。(私も)噛みつく側ではなく、噛みつかれる側に行くと決めた」と。

西野さんはご自身の著作『えんとつ町のプペル』を映画化するなど「ディズニーを超える!」と公言し、活動しています。
ディズニーという存在の素晴らしさを認め、「憧れ」という感情に変えて成功の原動力にしていると言えます。
一方、西野さんのように目立つ存在の人ほど大勢の人に嫉妬され、噛みつかれる可能性が高いのです。
「噛みつかれる」ことを恐れない
前回もお話ししましたが、スパイト行動とは「自分が損をしてでも、他者を貶めたいという嫌がらせ行動」のことです。
このスパイト行動を受けるのは、今まで自分が属していた組織、身近な人々からのケースが多いものです。
「今まで私たちと同じようにやってきたんだから、あなたもこれまで通り、同じようにやりなさいよ。抜け駆けは許さない」
という考えに取り憑かれる人が多いからです。

噛みつく側の人は、他人の成功に気を取られて、自分の成功のために努力することを忘れています。相手の才能を妬んだところで、自分の才能が急上昇するわけでもありません。
世の中で成功している人は、西野さんのように噛みつかれること、スパイト行動を受けること、批判に晒されることを受け入れている人が多いのです。
嫉妬されるということは、あなたの才能が光っている、成功に近づいている、もしくは成功した証拠です。批判する人、スパイト行動を取る人はあなたの成功へのリトマス試験紙なのです。
あなたは決断する時がきた
あなたは決断しなくてはいけません。
批判する側に回るのか、批判される側にまわるのかです。
あなたの才能が光を放ち成功するとき、あなたに必ずアンチが現れます。
それはあなたが目立つが故に、です。
もしあなたがその他大勢の道を歩き、才能を隠し、批判されないことだけに注力するなら、同調圧力に負け、自分の人生ではなく、相手の人生に合わせて生きる道を歩かなければなりません。

『嫌われる勇気』という本がベストセラーになりました。嫌われることを恐れていては、成功することはできないのです。
誰からも好かれる人は、この世に存在しません。
いい人を偽善者だという人がいます。
容姿のいい人は容姿の良さで妬みを買うことがあります。お金持ちはお金持ちであることで叩かれます。ビジネスで成功したら、何かずるいことをしたのだろうと言われることさえあります。
出る杭は打たれる。
ではあなたは出る杭になって打たれるか?
それとも出る杭を打つ側にまわるのか?
全て、あなたが選択できるのです。
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