
願いを叶える方法①
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
今回から2回にわたり、潜在意識を活用させてあなたの願いを叶える方法をお伝えします。
あなたの願いが叶わない理由
「もっとビジネスで成功したいけど、売り上げが上がらない…」
「痩せたいのに、太ったままだ…」
「婚活してるのに、全然結婚できない…」
「もっとお金が欲しいのに、年収が増えず将来が不安だ…」
自分の願いが叶っていないことを叫んだあなた。残念ながら、今の状態が深い部分のあなたの願いなのです。潜在意識の世界では、自分が望むことは全て叶っているといわれます。もちろん願いを叶える途中段階にいる人もいますが、自分で自分の願いが叶わないようにブロックしてしまっているケースが多々あるのです。
意識が望むものと、無意識(=潜在意識)が望むものが同じとは限りません。意識より潜在意識の方がよりパワフルで、私たちをコントロールしています。
例えば「お金が欲しい」と願う場合。一方で「お金持ちになってみんなに妬まれるのが怖い」と潜在意識の深いところで感じていると、「お金がなく誰からも妬まれない」という願いが実現してしまいます。ダイエットが成功しない場合。潜在意識の中で「異性は怖いものだ」と思っていると、無意識に異性にとってあまり魅力的でない体型を維持し、異性を近づけないようにしてしまいます。潜在意識は常にあなたを守ろうとしているのです。

幼い頃に犬に噛まれたことがある人は、大人になっても犬を見ると汗が出て、怖くて避けて通ることがあります。大人になった自分は犬より確実に強いはずなのに、怖いのです。理論や理屈ではなく、感覚が私たちを支配しています。この身体感覚こそ、無意識(=潜在意識)なのです。
幼い頃、犬に噛まれた時、潜在意識は「犬=危険」という信念を作り出し、もう2度と危険な犬があなたに近づかないように守っているのです。潜在意識は、犬を見たあなたに恐怖心を蘇らせ、心臓をドキドキさせ、汗をかかせることで、あなたが犬に近づかないように守ります。そう考えると、潜在意識とはなんと健気なのでしょうか! 将軍を危険から守るため、常に警戒している忠臣のようです。潜在意識は少しカタブツの用心棒なのです。
願いを叶えるためには、潜在意識の警戒を解いてあげることが大切です。
それは、いつも将軍を守るために人が近づくとすぐに刀を抜いて護衛する忠臣に向けて、将軍が「かまわん、下がっておれ」と声を掛けるようなものです。
「失敗」よりも「成功」を恐れる人間

出版のチャンスを掴んだけれど、一年以上原稿を書き進めることができず、ついに機会を逃してしまった人がいました。後にその人は「今思えば、表現することが怖かった。本になって、多くの人に自分の表現した言葉が読まれると批判されるのではと怖かった」と言いました。出版不況で本を出すチャンスに恵まれることが難しい中で、チャンスを自ら手放してしまいました。
「自分は人から愛されない存在だ」というセルフイメージを持っていると、無意識に、誰かから思いを寄せられると怖くて逃げ出してしまいます。愛されないという現状よりも、愛される自分になるのが怖いのです。誰にも愛されず孤独でいるよりも、誰かに愛されたり、愛する人ができてその人を失うことが怖いのです。「不幸になるより幸せになるほうが怖い」と潜在意識が感じていれば、それが現実となります。
心理学的には、人は「影」より「光」を恐れるといわれています。
実は、人は「失敗」より「成功」を恐れるのです。
人には「現状維持メカニズム」があるため、上手くいってない人は上手くいってないことが現状となります。それでも今日まで生き延びることができたので、明日も同じように「現状を維持」しようとするのです。
「成功」「光」とは、「現状から出る」ことを意味するので、「恐れ」の心理になります。
あなたが恐れるからあなたが成功しないように、あなたが恐れるからあなたの望みが叶わないように、潜在意識はあなたを守ります。潜在意識は「全ての恐れを避ける」というあなたの望みを叶えているのです。潜在意識とは、常に「あなたに忠実なしもべ」なのです。
潜在意識についてご理解いただけましたでしょうか。次回は「あなたに忠実なしもべ」を安心させ、いよいよ願いを叶える方法についてお伝えします。
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