願いが叶う予兆

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

願いが叶う前に起こることはなんでしょうか?
シンクロニシティが起こる?
新たな出会いがある?

もちろん、そんな幸運との出会いもあるでしょう。

多くの場合、古いパターンを破って新しいスタートは切られるのです。
そう聞くと華々しい門出のようですが、実はそうとは限りません。

信じられないぐらいのどん底を味わうこともあるのです。
病気、事故、借金、リストラ、倒産、離婚……
自分では思ってもみない災難が降り注ぐのです。

でも、心配しないでください。

絶望は希望の始まりである

木々をみれば、それがわかります。
夏に葉を茂らせ秋に実をつけた木は、冬になると全ての葉を落とし裸になって、まるで死んでしまったかのようです。しかし春になると、新たに芽吹き息を吹き返します。新しいスタートを切るのです。

同様に人生も新しいステージに突入する前には、古いパターンが強制的に終了するような出来事が起こるのです。

そうでもしないと、あなたが本気にならないからです。

ある人が言いました。モノがあふれた「汚部屋」を脱し、ホテルのように家が綺麗になったきっかけが「収納破綻」だったそうです。
いったん洋服がクローゼットからあふれだすと、洋服はソファーや床に広がり、足の踏み場もなくなり、片付けられなくなる、それが「収納破綻」です。

破綻してもうダメだと思った時、人は初めて本気で片付けを決意します。

私の友人は40歳を過ぎて結婚したのですが、婚活前に大がかりな断捨離を行いました。潜在意識には、新たなスペースができるとそこに何かを埋めたくなるという法則があります。古いものを手放して新しい出会いが入ってきたのです。

自分の未来を新たな方向へ進めたいと思った時、古い環境はもうその人に合わなくなっているのです。

私もガンを患って初めて健康と向き合い、体を冷やさないことや食べ物に気を使うようになりました。それまでは働くことに一生懸命になりすぎて、自分の体や健康を顧みる余裕がなかったのです。

健康に関する本を読みあさり、セミナーに参加し、マクロビオテックや薬膳などの健康に良いとされる料理を習いに行きました。野菜も無農薬の野菜を宅配してもらうようになりました。手早く作って食べられるものなら何でもいいと思っていた以前の生活からは、考えられない変化です。

新しい家を建てるためには、まず古い家を解体して更地にしなければならないように、新たな考えや習慣を取り入れるためには、いったん、何もかも粉々に壊れてしまう体験が必要だったのです。

意識では「そんな荒療治のようなショックな出来事は望んでいない」と思っていても、潜在意識はあなたが生まれ変わるために必要だと感じ、引き寄せている出来事なのです。

夜明け前が一番暗いと言われますが、爆発的なエネルギーを持って、人生が好転する時には大きな試練がやってくるものなのです。

私たちは自分の人生がいつも右肩上がりのいいことが続けばいい、と願っています。しかし、私たちは自然の一部なのです。自然のものは、花も木も波もまっすぐ一直線のものはありません。まっすぐなものは、人工的につくられたものだけです。

だから、私たち人間の人生も一直線にいかないのが自然です。紆余曲折があるものです。

あなたの願いが叶う前にもしも試練があったら、それはあなたの願望実現の日が近づいているということなのです。今が一番暗いかもしれないけれど、それは夜明けがやってくる証拠なのですから。


著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)は4万9千部を超え、現在も重版中。「今、読むべき本」ランキング1位を総ナメにした話題作の続編として、待望の2冊目『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(明日香出版社)が出版された。この新刊は発売前から重版がかかる等、今、注目のベストセラー作家である。複数ジャンルの心理学をベースとした独自の手法を持ち、婚活から就活、人間関係まで、語れないテーマはないと誇れるほどの活動幅を持つ。企業・大学・公共機関での登壇や個人カウンセリングは予約が取りにくい状況である。

資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら


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