自分らしく生きる①

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

西洋占星術では200年に一度の変化の時、「風の時代」が始まったといわれています。今まで続いた「地の時代」は産業革命に代表されるように、物質・安定・現実的などの目に見える物質重視の時代でした。「風の時代」はカーシェアリングやテレワークに代表されるように、分かち合う・場所にとらわれないといった、固定化しない軽やかさが求められる時代です。目に見えない情報やコミュニケーションなどが重視されていくといわれています。

人の心も、より軽やかに無理しない生き方が浸透していくのではと私は感じています。

そこで今回から3回にわたり、無理なく「自分らしく生きる」ことについてお伝えします。

「無理しない」=サボることという勘違い

無理しない=サボることだと感じ、頑張らないことに罪悪感を抱く人も多いのではないでしょうか? しかし、無理しないこととサボることは違います。

自分が当たり前にできること、簡単にできることには大きな努力は必要ありません。

そろばんを習っていた友人は、飲食店でのお会計もパッと暗算で計算します。
知り合いの税理士さんは、細かい数字の表記の間違いにすぐ気づきます。

彼らはなんの無理もせずに、自分たちの得意なことをしているだけです。

これを数字が苦手な私がやろうとしたら相当な努力が必要ですし、時間がかかり、ミスも多いと思います。

「頑張らなければいけない」という呪い

自分が頑張らなくてもできることは、ある意味そこに才能があるといえ、一方過剰な努力が必要ならば、そこに才能はないといえます。

私は幼い頃から絵を描くのが好きで、社会人になってからも10年以上デザイナーとして働いていました。だから簡単なイラストなら、苦痛に感じることなく描くことができます。
アート書の講座に参加した時も、スラスラ描くので先生に褒められました。

自分が好きであることや得意であることは、努力と思わず、楽しみとして行うことができます。

私もアート書を書く時に丸一日、机に向かって書く時がありますが、そこに苦痛はありません。楽しんで描くことができます。

先ほどの税理士さんも数字をチェックすることは、息を吸って吐くように当たり前に簡単にできてしまいます。

つまり、頑張らないということは、自然にできるということです。

老子は「無為自然」を説きました。これは、なにか欲を書いたり細工するのではなく、ありのまま、自然であることという意味です。

同様の教えを松下幸之助さんも語っています。 
「無理をしないということは、理に反しないということ。草も、芽を出すときには芽を出し、枯れるべきときには枯れていく。人間も天地自然の理に従った生き方、行動をとらなければならない」と。

猫に「ワン」と鳴く様にしつけることは不可能ですし、桜を冬に咲かせることも不自然で無理なことです。

だから、人間も自分が自然に無理なくできる長所を生かした行動をしていくことが大切です。

もちろん、やりたいと思ってする努力はいいと思いますが、無理をする、自分らしくない努力は必要ないのではないでしょうか?

例えば自分の弱点を隠し、他者に対して理想の自分を演じるために、必死になってしまうようでは幸せに生きることはできません。

著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣(明日香出版社)』や、本日発売のシリーズ本『なぜかうまくいく人の気遣い100の習慣』でも繰り返しお伝えしていますが、人は「弱み」で愛されるのです。

多くの人は完璧な自分になれば成功する、愛されると信じて、ガムシャラに無理をします。
しかし、人間は完ぺきではありません。だから、人から応援されたり、愛される人は「この人も自分と同じような弱みがある人なんだ!」と他者から共感される人なのです。

肩の力を抜いて自然に振舞うことで、その人らしい魅力が人に伝わります。是非、無理をする自分からありのままの自分でいる時間を増やしてください。

次回は「自分らしく生きるとどんなメリットがあるか」についてお話します。お楽しみに!

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著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)は4万9千部を超え、現在も重版中。「今、読むべき本」ランキング1位を総ナメにした話題作の続編として、待望の2冊目『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(明日香出版社)が出版された。この新刊は発売前から重版がかかる等、今、注目のベストセラー作家である。複数ジャンルの心理学をベースとした独自の手法を持ち、婚活から就活、人間関係まで、語れないテーマはないと誇れるほどの活動幅を持つ。企業・大学・公共機関での登壇や個人カウンセリングは予約が取りにくい状況である。

資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら

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