
自分らしく生きる②
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
自分らしく生きるとはどのような生き方のことをいうのでしょうか?
前回の記事では、肩の力を抜いて自然に振舞うことであなたらしい魅力が人に伝わります、とお伝えしました。
ありのままの自分で、自分らしく生きることの3つのメリット
自分らしく生きることで生まれるメリットを3つあげます。
①自分を偽ったり虚勢を張る必要がないので、無駄な精神的エネルギーを消耗しなくてすむ
②自分本来の魅力が伝わり、ありのままの自分で愛される
③自己肯定感がアップし、物事がうまく運ぶようになる
それぞれのメリットについて、深く考えていきたいと思います。
メリット①
自分を偽ったり虚勢を張る必要がないので、無駄な精神的エネルギーを消耗しなくてすむ
他人に嫌われたくないあまり、いい人を装うと気疲れします。
同様に人に弱みを見せず、いつも完璧に仕事ができる自分、賢い自分を演じることも心が休まらず、エネルギーを無駄に消耗してしまいます。それでは本来使うべき、自分のやりたいことや仕事にエネルギーを注ぐことができません。
自分が周囲の人からどう評価されるか気になり、他人を監視するような行動をとってしまう人もいます。職場ではあらゆる人の話にそば耳をたて、評価を上げるため、他の人を監視するために残業し、休日も社内用のメールをチェックすることに必死です。
しかしそんなことにエネルギーを使っていては、仕事で成果を上げることはできません。
本来集中すべきことに集中しておらず、無駄に精神的エネルギーを消耗してしまっているからです。

メリット②
自分本来の魅力が伝わり、ありのままの自分で愛される
多くの方が勘違いしてしまうのが
「完璧な自分になれば愛される」
「完璧で、出来る人になれば人から馬鹿にされない」
などという、今の自分ではなく、理想の自分を目指してしまうことです。
もちろん楽しんでできる範囲ならいいのですが、苦しいのに無理をしてやっているなら考え直した方が得策です。
拙書「なぜか好かれる人がやっている100の習慣(明日香出版社)」の中でも紹介したのですが、人には「アンダードッグ効果」と呼ばれる、「劣勢または不利な立場の側を応援したくなる」心理があります。小さな犬が必死にボールを追いかけていたら、思わず応援したくなりませんか? そんな心理です。だから自分の弱みを見せることは決して、みっともないことでも嫌われることでもなく、応援される要素さえ含んでいるのです。
人はありのままの姿でいる人の前で、くつろぐことができるのです。

メリット③
自己肯定感がアップし、物事が上手くいくようになる
理想の自分を目指すことは、一見、すばらしいことのように見えます。
しかし、裏を返せば「今の自分はダメ」と自己否定しているからこそ、理想の自分になろうと必死になってしまう人もいます。
自分を否定しながら頑張るということは、かなり苦しいことです。
例えば「成功しなければ人から認められない」と思っていると、「失敗することが怖くてたまらない」ことになります。
また、人からの評価を目的にしてしまうのも危険です。
「いい成績をとって親から認めてもらう」というように、目的が他者承認という自分ではコントロールできないものに囚われてしまうと、常に他人の顔色を伺う人生になってしまいます。
反対に「いい成績であろうがなかろうが、勉強した自分を認める」ことができれば、それは自己承認であり、誰かに左右されることがありません。
自己承認できる人が、結局は自分を大切にできるのです。
つまり、自己肯定感を上げることができるのです。
自分の自己肯定感が高ければ、不安になったり、自己否定するなど無駄に精神的エネルギーを消耗することもありません。自信をもって物事に取り組むことができます。だから、仕事でもプライベートでも物事が上手くいく確率が高まるのです。
今回は、自分らしく生きることで生まれる3つのメリットをご紹介しました。
次回はいよいよ、自分らしく生きるためにはどうすればいいのかについてお伝えします。お楽しみに!
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資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら
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