自分らしく生きる③

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

無意識に他者の価値観で生きているわたしたち

自分らしく生きるためにはどうしたらいいのでしょうか?
「私は常に私らしく生きている」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちは知らないうちに自分でないものを自分だと信じて生きている場合が多いのです。

それは、無意識に他者の価値観によって自分の価値観が汚染されるからです。

1.親の価値観を自分の価値観だと信じている
2.社会通念を自分の価値観だと信じている

この2つについて考えてみましょう。

1.親の価値観を自分の価値観だと信じている

私の知人は、大学卒業後銀行員として就職しました。親が銀行員だったからです。しかし、来る日も来る日もお金の計算や書類作成ばかり、人に会うこともできず仕事が辛く、うつ病になる寸前まで追い詰められ、転職をしました。

これも、親が大切にしている価値観「銀行員として生きる」ということを、知らず知らずの間に自分の中に取りいれていたケースです。

2.社会通念を自分の価値観だと信じている

例えば「就職したら会社を辞めてはいけない」「結婚したら離婚してはいけない」
「男は泣かないものだ」「女性は女らしく」など、その時々の社会で良いとされているものに影響されることです。

最近は「〇〇でなければならない」といった社会通念も、随分柔軟になってきたとは思いますが、無意識でそれを自分の価値観だと信じているケースは多々存在するのです。

「自分らしく生きる」ためには、「自分らしく生きる」ことを意識して行う必要がある

社会の軸に自分を合わせて生きるのは、随分と苦しいものです。

例えば、「男性は強くなければいけない、メソメソするな」という教育方針の親に育てられた場合。本当は繊細で泣き虫な男の子も弱い所をみせてはいけないと、虚勢をはり、どんどん本来の自分ではない自分を演じるようになります。

親や社会が喜ぶような強くて男らしい自分になっても、幸せを感じないのです。

ありのままの自分、自分らしく生きるということは、実は、意識しないと意外とできないものなのです。

そして、相手に合わせすぎてしまったり、世間に合わせすぎて自分を押し殺してしまっているうちに、気づけば自分が本当は何をしたいかがわからなくなることさえあります。

だから、普段から「本当にそれは自分がやりたいことなのか?」と自問自答することが大切なのです。

そして、何に対してYESと言い、何に対してNOと言うか自分の軸を決めておくことも重要です。そうしないとその場の雰囲気にながされてしまったり、多数派の意見に左右されてしまうからです。

繰り返しになりますが、自分らしく振舞うためには、他者承認ではなく、自己承認をしていくことが大切です。そうすれば、他者の顔色を伺うことなく、自分の基準で何事も判断できます。

誰かに認められることを目標にしてしまうことは、不確定なものにいつも振り回される人生を送ることになります。

自分らしくリラックスしてくつろいでいるとき、あなたは一番魅力的であることを忘れないでください。

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