
うさぎがライオンに憧れると不幸の始まりです
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
「うさぎがライオンに憧れると不幸の始まりです」
これは自分でないものを目指すと不幸になるという意味です。
料理では素材を生かすといいますが、人なら自分らしさを活かして生きた方が得策です。
しかし、自分の欠点を気にしたり、憧れの人に出会うとその人みたいになりたいと願ってしまうのが人間です。
もちろん、憧れの人の一部の要素を自分の中に取り込んで、自分を成長させるのはいいのですが、元々の自分を否定して、別の人間になろうとするのは危険です。
いつも、ゴールよりスタートが大切です。
朝顔の種を巻いたら朝顔の花が咲きます。
朝顔の種を巻いて、ひまわりが咲くことはありません。
同様に、自分を否定して「自分はダメだからなんとかしなくては」
と思ってはじめたことは、結局はうまくいきません。
否定という種をまくことからスタートしているからです。

たとえば、私は計算の得意な人や、頻繁に様々なメルマガを出せる人は「素敵だなぁ」と思い、尊敬したり憧れたりします。
以前は「自分もあの人みたいになろう!」と無理して努力をしました。
でも、それはうまくいかないのです。
私はおっちょこちょいな性格です。そして、計算が一番苦手です。
計算が得意で、なんでもきちんとやる人を完璧に模倣しようと思うとかなり苦しくなりますし、「やっぱり自分にはできない」と自己否定が強くなります。
しかし、人の長所と短所は表裏一体です。
長所としてリーダーシップがある人は、短所として少々強引なところがあるものです。
同様に、私もきっちり決まった通りに何かを行うことは苦手ですが、
自由な発想で絵を描いたりデザインすることは得意です。
つまり、決まったことをきっちりやることではなく、自由な発想で新しいことを生み出すことが長所なのです。
ならばそこを伸ばしていくことが、長所伸長であり、うさぎがうさぎらしく生きる道なのです。牙も大きな爪もないうさぎに、狩りをさせようとするのは酷なことなのです。

ストレートヘアの人が、フワフワのパーマに憧れてパーマをかけても
すぐにとれてしまい、髪だけが痛むなんてことがあります。
自分のストレートヘアを生かすのではなく、
「自分でないもの」になろうとしたのが失敗の原因です。
自分の持ち味をどうしたら活かせるか考えることがもっとも重要です。
あるモノマネ歌手としてテレビなどで活躍する女性が、
「最初はモノマネではなく、自分のオリジナルソングでなければテレビに出たくないと思っていました。でも全然売れなくて、ある日、多くの人からリクエストが多かったモノマネを披露したら一気にブレイクしました」
と話されていたことがあります。
「歌手とはこうでなければならない」という思い込みを捨て、自分の長所を伸ばした結果、成功されたのです。
私たちも、「〇〇はこうあらねば」と自分に制限をかけ、自分らしさを失ってしまうことが多々あります。つまり自分らしさを探すことよりも、既にある自分らしさを受け入れることに抵抗し、そこでつまずいてしまう人が多いのです。
本当は、自分らしさを受け入れたところから、次のステージがはじまるのです。

著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)は4万9千部を超え、現在も重版中。「今、読むべき本」ランキング1位を総ナメにした話題作の続編として、待望の2冊目『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(明日香出版社)が出版された。この新刊は発売前から重版がかかる等、今、注目のベストセラー作家である。複数ジャンルの心理学をベースとした独自の手法を持ち、婚活から就活、人間関係まで、語れないテーマはないと誇れるほどの活動幅を持つ。企業・大学・公共機関での登壇や個人カウンセリングは予約が取りにくい状況である。
資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら
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