
お金の法則・其の一〜お金の正体〜
[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]
人の悩みは「人間関係」「仕事」「お金」「健康」などといわれます。
その中でも「お金」の悩みは根深いものがあります。
「出費」を「浪費」ととらえるか。「投資」ととらえるか。
認知症の治療にあたっている医師から「認知症の患者さんでお金が盗まれたと慌ててしまう人が多いのは、今の高齢者の方は戦後モノがない、お金がないという辛い経験をし、お金に苦労した方が多いからです」と聞いたことがあります。
「お金がない」という不安が執着を生み出すのです。
ある人は美味しい外食をした後に「こんなにお金を使ってしまった」と罪悪感を抱きます。彼の母親はいつも「お金がない」が口癖で、人からプレゼントをもらっても「こんなにお金を使わなくていい」となんでもお金に換算する人でした。
プレゼントを贈った人の気持ちを受け取ることや、そのモノ自体の価値を受け取るのではなく、全ての行為、全てのモノをお金という尺度で計ってしまうのです。
またある人は、習い事や本を買うことはお金を使うのでもったいないといいます。
習い事や本を買うというのは、確かにその場ではお財布からお金を払う必要があり、出費することに間違いありません。
しかしそれは浪費や消費ではなく、自分への投資です。自分の知識や経験が増えるとそれに魅力を感じた人たちが自分の周りに集まってきます。また、習い事では趣味が同じ友人ができ、人間関係の輪が広がっていきます。
その人間関係の輪の中から、新たな出会いがあったり、人と接することでいろいろな価値観を知り、自分を成長させることができるのです。
そう考えると、習い事や本を買うことは自分の成長へのよい投資です。

お金はあなたの「好き嫌い」を図るツールである
私は20代の時、「お金とはあなたの好き嫌いを図るツールです」という言葉を聞いてはっとしました。自分が高いと感じるものは自分がそれを好きではないか、そのものの価値がわかっていないということなのです。
例えば、私の友人は何十万円もするロードレース用の自転車を何台も持っています。ママチャリ専門の私からすると、その自転車は高いと感じます。つまり、価値がわかっていないのです。
一方、レースをする友人にとっては自転車の性能を理解し、使いこなすことができています。つまり、価値がわかるから高いと思わずにお金を払うことができるのです。
本を高いという人は本から得る知識を使いこなしていないのです。よく本を読む人はこんな知識を1,500円足らずで得れるのは安いといいます。だから本が好きになれるのです。
私が毎日残業をしていたデザイナー時代、あまり知らない人から「無料でイラストを描いてほしい」といわれ、お断りをしたことがあります。忙しい時間の中で時間のかかるイラストを描くのに対し、その人はイラストの価値をわかっていないか、好きではないので「タダで描いてほしい」と言ってきているからです。
お金はあなたがそのものに価値を置いているかどうか、好き嫌いを図るツールなのです。

著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)は4万9千部を超え、現在も重版中。「今、読むべき本」ランキング1位を総ナメにした話題作の続編として、待望の2冊目『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(明日香出版社)が出版された。この新刊は発売前から重版がかかる等、今、注目のベストセラー作家である。複数ジャンルの心理学をベースとした独自の手法を持ち、婚活から就活、人間関係まで、語れないテーマはないと誇れるほどの活動幅を持つ。企業・大学・公共機関での登壇や個人カウンセリングは予約が取りにくい状況である。
資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら
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