モテない人の「非モテ」コミュニケーション法②

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

モテない人が陥る落とし穴!「照れ隠し」と「卑怯な手口」は紙一重!?

前回に引き続き、A男さんのお話です。
A男さんは婚活パーティーによく参加していました。
そこで、美人のC美さんに出会った時のことです。
プロフィールカードをお互いに見ながら話をするシステムの婚活パーティーでした。

A男さんは、40代のC美さんのプロフィールカードに未婚と書いてあるのを見つけました。
「どうしてこんな美人が一度も結婚しなかったんだろう?」と思ったA男さんが、
C美さんにかけた言葉はこうでした。

「C美さん、今まで一度も結婚しなかったのですか?」

するとC美さんはプロフィールカードを指差して「ここに書いてあるでしょ!」と怒り気味に答えたのです。

A男さんはなぜ怒られているかわからず、とても口説けそうにないと諦めたといいます。ここでもA男さんの照れ隠しがC美さんの逆鱗に触れたのです。

恐らく、C美さんにとって40代まで独身であったことは、ご自身にとってコンプレックスであったのでしょう。
それを初対面の相手に言われて、ズカズカとデリカシーなく自分の心の中に土足で入ってくるような彼を許せなかったのだと思われます。

ちょっと推察すれば分かりそうなものですが、A男さんはそこまで想いをはせることができないのです。

自分の気持ちを隠すことは、恋愛戦略としてはセコイのです

同じことを伝えるにしても、

「こんな美人にお会いしたのが初めてで。今までご結婚されなかったのが不思議です」

と率直に自分の気持ちを伝えていたら、結果は違ったかもしれません。

しかし、「美人だな」と思った自分の気持ちを隠してしまったのです。
確かに相手に伝えるのは恥ずかしかったのかもしれません。その本音を隠した結果、A男さんはC美さんに嫌われてしまったのです。

ある意味「美人だと思う」や「好きなタイプです」と伝えるのは照れることでもあり、好意がある分、フラれたり、断られると傷つく要素があり、立場が弱いと言えるかもしれません。

だからこそ、無意識かもしれませんが、A男さんはそれを隠して彼女に近づこうとしたのです。
ですがこれは、やや卑怯というか、恋愛戦略としてはセコイのです。

自分の本音=好意を伝えずして、まだ自分のことを好きでもない相手の心を手に入れたいと願っているのですから。
恥をかいても、恥をかくつもりでアタックすれば結果は違っていたかもしれません。

大人になってからの素直さは、子供時代の100倍もの価値がある?

これはA男さんだけでなく、なかなか婚活や恋愛がうまくいかない女性にもいえることのように思います。

女性の場合
「そんなことを言ったら私が好きなのがバレてしまう」
「デートに誘ったら、私が気があるということが相手に伝わってしまう」
という気持ちがあるようです。

ただ、学生時代ならばかわいい照れ隠しでいいかもしれませんが、
40代の大人の恋愛においては、残念ながら、相手に何も伝わらないNGパターンなのです。

自分の好意を隠して、自分のことをまだ好きでもない相手に好いてもらおうというのは、ある意味、卑怯な手口なのです。

こう考えると、大人になってからの素直さは、子供時代の何倍も価値があるのかもしれません。

大人になるにしたがって、照れずに、自分の本音を素直に伝える潔さを身につける必要があるのではないでしょうか。
本音でなければ、相手の心に届かないからです。


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資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら

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