あなた、嫌われています。相手の心の領域への不法侵入を防ぐ5つの方法

[ 人生を好転させる潜在意識の活用法 ]

今回の記事は「境界線=バウンダリー」についてお伝えする6回目です。

前回までの記事はこちらからご覧いただけます。

「恋愛からハラスメントまで、全ての人間関係は「境界線=バウンダリー」が決める…」

「あなたの恋が実らないのは「心の線引き」を間違えたから…。放任主義の大罪とは?」

「パワハラやモラハラ、社内いじめも、バウンダリーオーバーが原因の可能性大」

「攻撃されやすい人の傾向と対策も、バウンダリーオーバーで説明できる」

「今すぐできる! 心の領域への不法侵入から、我が身を守る4つの方法」

何だか距離をとられている…。ピンときたら必読です。

実は私たちに存在する、自分と他人を区別する目に見えない「境界線=バウンダリー」。そして、境界線を越えることで起こる人間関係のトラブルが存在すること。これらについて、5回にわたって解説してきました。

6回目となる今回は、自分と他人の間にある境界線=バウンダリーに侵入をし、相手の心の領域に踏み込んでしまうこと=バウンダリーオーバーしてしまう人の境界線の引き直しについてお伝えします!

何だか相手が嫌な顔をしていた、レスポンスが悪くなったなど、心当たりのある方、必ず読んでくださいね。

【1】相手と自分の価値観は違うことを意識する

相手に干渉してしまったり、余計な一言を言ったりして、バウンダリーオーバーしてしまいがちな人は、「相手も自分と同じように考えるはず。」と価値基準が1つになっていることが多いもの。

まずは十人十色、人の価値観はいろいろで自分と同じではないし、同じにする必要もないということを意識しましょう。

また、他人の人生の責任をあなたがとることはできません。あなたにとっては危なっかしく見えることでも、相手は経験したいのです。そして、失敗する権利を相手が持っていることを忘れないようにしましょう。

【2】自分の中の不安や不合理な信念があることに気づく

実は、あなた自身が「人と同じでなければ不安」「自分の意見を取り入れてもらえなければ、自分に価値がない」「自分の意見を聞かない人は敵」など自分の内面に不合理な信念を抱えている場合があります。

自分の中に不安があるからこそ、相手におせっかいを焼いたり、相手をコントロールして安心しようとしているのではないかと、自分自身の中を内観しましょう。不安から境界線を越えることを防ぎます。

【3】自分の頭の上のハエを追い払う

他人に干渉をしたり口を出したりすることで、自分自身が抱える問題から目をそらしていませんか?

人生は短いもの。誰かの人生に口を出している暇はありません。あなた自身が成長し、自分の人生をよりよくするために、時間やエネルギーを使いましょう。

人の頭の上のハエを追い払うのではなく、自分の頭の上のハエを追い払うことを考えるのです。もし自分自身の中に解決すべき課題があるなら、それは何か?と自分に問いかけましょう。

課題が見つかったら、まずは解決を試み、自分を癒すことに専念しましょう。自分の内側が整ってくると、相手の境界線を踏み越えることがなくなります。

【4】一人の時間を楽しむ工夫をする

自分の時間が充実していれば、他人に干渉することはありません。まずは、自分の家庭、自分の仕事、自分自身が成長したり、安心を感じるためにできることをしたり、一人でも楽しく過ごせる趣味なども見つけましょう。

自分の時間を充実させることで、自然と相手と会う頻度なども減り、適切な距離感が身に付きます。

【5】干渉しない態度を身に付ける

職場の同僚の話に聞き耳を立てる、子供の交友関係や帰宅時間を気にするなど、相手に干渉する態度をまずは改めてみましょう。行動を変えると気持ちが変わります。

いつも前のめりで人の話を聞いて、余計な一言を放ってしまうようなら、まずは姿勢をまっすぐ伸ばし、何か人に言いたくなっても「これは、本当に今言うべきこと?」と考えられるように、10秒時間を数えるなど、相手に干渉しない態度をまずは身に付けましょう。

できることから、チャレンジしてみてください。

格闘技でも強い選手は、対戦相手との距離の取り方が上手です。うまく距離をとることで、相手のパンチをくらうこともなく、自分と相手の動きがよく見えるようになり、的確なパンチが出せるようになるからです。

良好な人間関係も相手との心の距離感が大切です。まずは、境界線を意識することからはじめてください!


著書『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(明日香出版社)は4万9千部を超え、現在も重版中。「今、読むべき本」ランキング1位を総ナメにした話題作の続編として、待望の2冊目『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(明日香出版社)が出版された。この新刊は発売前から重版がかかる等、今、注目のベストセラー作家である。複数ジャンルの心理学をベースとした独自の手法を持ち、婚活から就活、人間関係まで、語れないテーマはないと誇れるほどの活動幅を持つ。企業・大学・公共機関での登壇や個人カウンセリングは予約が取りにくい状況である。

資格・専門分野
国家資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、色彩検定1級カラーセラピストパーソナルカラーアナリスト、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー日本交流分析協会認定インストラクター、協会認定骨格診断ファッションアナリスト。藤本梨恵子さんの紹介ページは→こちら

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