脆く弱い正しさか、揺るがない間違いか

[ 加賀優作のおきらくごくらく ]

デジタルデンをご覧のみなさま、ごきげんよう! 加賀優作です。
つい最近の話ですが、カレンダーを眺めていたら気づいてしまったんですよ。私は占星術も使う占い師だというのに灯台下暗し。2021年が、もうすぐ半分、過ぎ去るではありませんか……。正確には、1年の半分は約183日なので7月2日あたりが半分の日ですけれども、それにしたって時間の経過が早すぎる! 


しかし。その話を友人にしたところ「年齢=体感速度だから(笑)。全然大丈夫」と笑うのです。

魔法の言葉: 全然大丈夫

友人の聞いたこともない謎理論に妙に納得しながらも、それ以上に私が感心したのは、「全然大丈夫」という言葉選びです。
言葉、特に口語は、意味や使われ方が変化していくものですから、「この料理どう?」という質問に対して「全然いける」ときたら、美味しいんだな、と感覚で理解できると思います。

とはいえ、正解は「全然わからない」というように、否定や打ち消しの言葉とセットになるべき単語です。私は物書きでもありますから、変化の過程にある表現をあえて使う冒険はしないスタンスです。


それでも「全然大丈夫」に関しては、人をほっとさせる不思議な響きを帯びているな…と感じます。不安に苛まれている人とお話をする際には、私もときどき口にしますし、もしも私がそうなりそうなときには、誰かに言って欲しい。そんな言葉ですね。

そこで「全然だいじょばない!」と迎撃してしまうと、合っているんだか間違っているんだか、というカオスな会話になってしまうので要注意です(常習犯)。

前回「占い師が人様を不安にさせてどうするんじゃー!」と咆えましたが、不安というのは、一度生まれるとなかなか消えてくれない感覚なので、私は、相談者が安心して選択できる道を一緒に探していく占い師でありたい、と常に考えながらお仕事をしています。

あくまで個人としての考えですけれども、やみくもに不安を煽ったり、まやかしの気休めで煙に巻くようなやりかたは、もう今の時代、古いんじゃないかなあと思います。

そんな能書きはさておき、かがすこーぷ週間予報いってみましょう!

2021/06/21〜2021/06/27


まず、21日に太陽が蟹座に入ります。
蟹座生まれのかた、お誕生日シーズンおめでとうございますー!

暦でいうところの夏至ですね。1年でもっとも太陽が長く地上に出ている日です。春分で始まった春星座(牡羊座、牡牛座、双子座)から、夏星座(蟹座、獅子座、乙女座)のターンの幕開けです。星々の動きが次へ移るということは、私たち人間の行動も同じように、準備から実行へと風向きが変わってきます。

目立つ星の動きとしては、

  • 21日に木星逆行。
  • 23日に水星逆行終了(厳密には順行に戻ると表現します)。
  • 24日に金星が冥王星とオポジション(180°)、からの海王星とトライン(120°)。
  • 25日は山羊座で満月。
  • そして27日には海王星が逆行開始。

なんだかこの週は目まぐるしいですね(笑)

際立って見える配置だけピックアップしてみましょう。

24日〜27日は月の力が良くも悪くも強調される(アウト・オヴ・バウンズ)ので、感情の管理や顕し方がメインテーマとなりそうです。

山羊座の月は、自分のスタイルに固執しすぎて周りが見えなくなりやすい組み合わせでもあります。金星と冥王星のオポジションに引っ張られて意固地になってしまうより、海王星とのトラインにうまく乗っかって、心のジメジメを取っ払ってしまいましょう。

今回の海王星は、14日の太陽とのスクエア(90°)とはすこし違って、金星の持つワクワクに、ドキドキ要素を足してくれます。恋愛ハンターさんたち、刃は研ぎ終わりましたか?


儚く移ろう季節の中で心に波が打つように、皆さんひとりひとりの運気も常に変化しています。ここではそんな運気の流れを、西洋占星術やタロットカードを用いて、毎週お知らせしていきます。私の言葉が、頭で分かるだけじゃなく肌で感じるなにかのヒントになりますように。

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