月の光は、寄り添い使いこなそう

[ 加賀優作のおきらくごくらく ]

デジタル・デンをご覧のみなさま、ごきげんよう!加賀優作です。

早いもので、今回が6月最後の記事となります。例年だとこの月は、湿度と精神、両方のジメジメと戦いながら、気合でカラッと過ごす月なのですが、今年はてんやわんやしていたらあっという間に2021年のターニングポイントに。

実を言うと、私ひとりでてんやわんやしているわけではなくて、すこし大きな、たくさんの人が関わっているプロジェクトがありまして、今はその準備の真っ最中なのです。早く詳細をお伝えしたくて、うずうずしています!

そんなもったいつけはさておき、かがすこーぷ週間予報、いってみましょう。

2021/06/28〜2021/07/04


先週から始まった目まぐるしい流れはほぼそのままに、水星は順行に戻りました。が、戻りたての水星はポストシャドウ(逆行前はプレシャドウ)といって、逆行の余韻が残る期間と呼ばれています。

グランドピアノに例えると、真ん中のソステヌートペダルを踏んだまま、水星逆行という曲のあとに水星順行という曲を弾き始める感じですね。現在は順行なのだけれども、先日まで逆行がありましたよ、ということが、おさらいのような感覚として約2週間ほど残っている期間です。

水星以外に、今年の夏をバキッと印象付けるような配置をピックアップしてみましょう。
目立つ配置としては、

  • 天王星が火星と土星に90°(スクエア)
  • 火星と土星がオポジション(180°)

この組み合わせ(複合アスペクト)はTスクエアと呼ばれます。算数でいうところの直角二等辺三角形ですね。

このTスクエアが不動宮星座(牡牛座・獅子座・水瓶座)で起こっていて、薄ぼんやりとした欠乏感をイメージさせます。さらに金星が獅子座に入るので、悲観的な働きよりも「なにかしなきゃいけないんだけれども、どうすればいいのやら……」という、どちらかというと能動的な焦りとして現れやすいかもしれません。

そこで、月の登場だ!

こういうギチギチとした配置の中では、動きの早い星、特に月の動きに寄り添ってみることがひとつの作戦として有効です。

月は、たとえばこの週だけでも、

  • 6月29日に魚座
  • 7月1日に牡羊座
  • 7月3日に牡牛座
  • 7月6日には双子座


どの星よりも早く動いていきますから、人間が変化として体感しやすく、かつ実生活に落とし込んで利用しやすいという特長があります。
簡単な解説ですが、上記4星座における月の表情をうかがってみましょう。
 

・魚座の月は繊細でデリケート。

ゆえに心がしょんぼり気味になりやすいときでもあります。「癒し」に重点を置いて過ごしてみるとよいでしょう。音楽ならアンビエント、香りならジャスミン、料理は包み込むような優しい味(魚介類やシュウマイなど)。
 

・牡羊座の月はせっかちでハングリー。

退屈な空気にげんなりしやすいときです。「刺激」を意識してみるといいかもしれません。
音楽ならロック、香りならショウガ、料理はスパイシーなもの(羊肉のケバブは特にいいですね)。
 

・牡牛座の月は優雅でラグジュアリー。

背伸びをしてでも良質なものを感じたくなるときです。「満足感」をひたすら求めてみると意外な発見があるかも。音楽なら往年のヒット、香りならイランイラン、料理はじっくりと素材の味を活かしたもの(煮物やスープなど)。
 

・双子座の月は気まぐれでエキサイティング。

古いものより新しいものに関心が向きやすいときです。「新鮮さ」に目を向けてみると面白くなりそうです。音楽なら流行りのポップス、香りならレモングラス、料理は限定商品や手間のかからないもの(ご当地グルメやデリバリーなど)。
 

このように、強い閉塞感が続くような星の配置でも、動きの分かりやすい星に行動を寄せてみることで、自分自身のリズムを再認識していくことができます。
「自分は○○座だから」と、それだけに縛られる必要はありませんから、自分自身に足りないなと感じる要素を、ちゃっかり取り入れてしまいましょう!

なお、ざっくりと食べ物をご紹介しましたが、料理やハーブに関しては天羽水音先生の専門分野ですので、彼女の舌による確かな情報を参考にすると、グルメライフがぐっと充実するでしょう。
ちなみに私は、なにを食べても「おいしい!」しか出てこないので、食レポにはまったく適性がありません(笑)。


儚く移ろう季節のなかで心に波が打つように、みなさんひとりひとりの運気も常に変化しています。ここではそんな運気の流れを、西洋占星術やタロットカードを用いて、毎週お知らせしていきます。私の言葉が、頭で分かるだけじゃなく肌で感じるなにかのヒントになりますように。

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