正反対は似たもの同士
［星を紐解くストーリーテラー］

加賀優作
2021.07.27

オリンピックがとうとう始まったそうですねー！　加賀家にはテレビがないので、ネット上のざわざわで知りました。紆余曲折ありましたが、平和の祭典らしく、閉幕まで無事に運ぶことを祈るばかりです。

ときに私は、新型コロナワクチン接種2回目を終えました。キーボードを打つたびに二の腕が少々ピリッとしますが、免疫が頑張ってくれている証拠なので、私も滋養をつけて乗り切りたいと思います。

それでは今週のかがすこーぷ、いってみましょう。

2021/07/26～2021/08/01

かがすこーぷ週間予報では、「一週間ごとの基本的な運気」を解説しています。
あなたが生まれたときの星座がなんであれ、私たちがいま生きている世界の星の配置は、日々、刻々と移り変わっています。
例えば、あなたが毎年迎えるお誕生日は、星占いの世界では、太陽が1年かけてぐるっと1周して、生まれたときの星座に戻ってくることを指します。
他の星も同じように巡っています。運気は常に、変動しているのです。
その流れを紐解くことで、運気を取り込み、日常を乗りこなしていきましょう。

今週、際立っている星の配置としては、

26日に、水星と冥王星のオポジション(180°)
28日に、逆行木星が水瓶座へ入座
30日に、火星と木星のオポジション
1日に、太陽と水星のコンジャンクション(0°)

満月というピークを迎えて、すこし派手な動きが目立つ雰囲気ですね。

水星と冥王星のオポジション

深いレイヤー(階層)で心が揺さぶられやすい配置です。海王星とのトラインを抜けて研ぎ澄まされた感情は、ちょっぴりセンシティヴに傾き気味。
見ず知らずの誰かの何気ない一言や、極端な集団心理に引っ張られないよう注意するとよいでしょう。
インターネットやメッセージツールなど、指先でのやりとりには細心の注意が必要です。

逆行木星が水瓶座へ入座

魚座で逆行していた木星が再び水瓶座に入り、8月からは、4月後半ごろまでの状況がもう一度再現されるような配置となります。
逆行した星が二つの星座をまたぐのは、体感として実感しやすく、ゆえに運気の変化もダイナミックになりやすいときです。
順行となり本格的に魚座へ入るまでの流れは、2022年の運気の下準備になりますので、変化を傍観するだけでなく、積極的に利用していきましょう。

火星と木星のオポジション

血気盛んで好戦的な配置です。「わかって欲しい！」と「誤解されたくない！」という似て非なる思いが交差して、ついつい言動がトゥーマッチへ偏りがちに。
脊髄反射で動きたくなるのをいったん抑え、一歩退いて様子を見たり、相手の状況へ思いを馳せてみましょう。
木星の水瓶座入りも併せて、急いで決めてしまった事柄の微調整にも向いているときなので、動きとしては、せかせかするよりあえてじっくりが吉。

太陽と水星のコンジャクション

良くも悪くも、自分自身に正直になれるときです。小難しく理屈をこねるより、要点だけをポンと置きに行くような動きがしっくりくるような配置です。
太陽も水星も獅子座なので、「言わなくてもわかるでしょ」的な意固地にはまってしまいそうな空気もありますが、そんなときはゆっくり深呼吸。

アスペクトってなんだあ？！〜オポジション編〜

星読みの際にさらっと出している専門用語たち、そろそろこれに触れていこうかなと思います。占星術上の星々は、それぞれのリズムでぐるぐると12星座を巡っていくなかで、他の星と特定の角度で結びつくことがあります。これをアスペクトと呼び、特別な意味を持つとされています。まずは、今月目立つ配置であるオポジションから。