【9月後半の運勢】満ちる月、輝く軌道を掴む

[ 星を紐解くストーリーテラー ]

「ホロスコープ」とはなんだか知ってますか? あらためて尋ねられると果たして……と説明に困る人がほとんどではないでしょうか。あなた(企業、あるいは国)が誕生した瞬間も星々は夜空で輝いています。ホロスコープとは、その時、星がどの配置で瞬いてい たかを写し取り、平面に再現したものなのです。

「時の見張り人(horaskopos)」というギリシア語を語源とする、この平面図「ホロスコープ」には、あなたの性質や運命、時代の流れや未来への道程といった様々な事柄が隠されています。それを読み取るための学問を「天体の(astro)」「学問(-logy)」、アスト
ロロジーといい、みなさんに親しまれている星占いの基礎であるわけです。

古代ローマでは、皇帝お抱えの占星術師が政の助言をしていたと云われていますし、現代においても、コンサルティングのひとつとして占星術を用いる企業があります。英国王室には現在もお抱えの占星術師がいるとかいないとか。魔術結社「ゴールデンドーン」のお膝元でもある英国ですから、目に見えない力を敬い、畏怖する心が脈々と伝わっていても不思議ではありません。

つまりホロスコープは、現在を形作る過去の要因を探ったり、分かっているようで見落としている現在の問題や、ひいては起こりうる未来の出来事への対策を考えるための羅針盤ともいえるツールで、それを読み解いてみなさんが運命の舵を切るお手伝いをするのが、私たち占星術師というわけです。この摩訶不思議な羅針盤が示す未来をすこしずつ、覗いていきましょう。

では9月後半のかがすこーぷ、いってみましょう。

2021/09/14〜2021/09/27

かがすこーぷでは、「半月ごとの基本的な運気」を解説しています。
あなたが生まれたときの星座がなんであれ、私たちがいま生きている世界の星の配置は、日々、刻々と移り変わっています。
例えば、あなたが毎年迎えるお誕生日は、星占いの世界では、太陽が1年かけてぐるっと1周して、生まれたときの星座に戻ってくることを指します。
他の星も同じように巡っています。運気は常に、変動しているのです。

その流れを紐解くことで、運気を取り込み、日常を乗りこなしていきましょう。

この期間に目立つ配置としては、

・14日、太陽と海王星のオポジション(180°)
・17日、太陽と冥王星のトライン(120°)、金星と土星のスクエア(90°)
・21日、魚座で満月、水星と木星のトライン
・23日、太陽の天秤座入座、水星と冥王星のスクエア

14日、太陽と海王星のオポジション

乙女座の後半に差し掛かり、火星とのギチギチした感じもゆるくなった太陽に、海王星の広く深いエナジーが流れ込んできます。自我を意味する太陽を海王星がぼかすような配置となるので、他者との共鳴力は高まりますが、トゥーマッチになると、自分自身を大切にする感覚をつい忘れてしまうかも。
あるいは、昨今の世の中の動きに嫌気が差して、現実逃避的な行動や考えにとりつかれやすいときでもあります。15日には火星が天秤座に入りホロスコープ上の風通しも良くなりますから、根を詰めすぎず、上手な気分転換を意識してみましょう。

17日、太陽と冥王星のトライン、金星と土星のスクエア

思い描く理想と等身大の実際を、さらなる洗練のためにすり合わせるような配置です。
今月は全体的に直感が冴える月ですが、
この日近辺はさらにそれが研ぎ澄まされるでしょう。
変化をつけたいけれども漫然と続けてしまっている習慣などがあれば、切り替えるのにちょうどいい日です。目標を高く設定するほど大きな助力が得られる、冒険的な組み合わせです。生真面目さが発揮されやすい組み合わせでもありますが、過剰になるとあらぬ勘繰りとして表に出てしまうので注意が必要です。


21日、魚座で満月、水星と木星のトライン

7日の新月で明確になったテーマが、ひとつのまとまりを結ぶ満月です。8月22日も魚座で満月が起こりましたが、今回は知識や体験などの、自覚できる実りを伴った満月になるでしょう。
水星と木星のトラインは、本来であればコミュニケーションが円滑、あるいは活発になる配置ですが、21日は水星が逆行を控えたプレシャドウという期間にあり、話は盛り上がるけれども本筋から逸れてしまったり、100%のつもりが言いすぎていて120%だったなど、「活発」のほうが強く出やすいため、伝えたいことと伝え方をうまくフィットさせていきましょう。

23日、太陽の天秤座入座、水星と冥王星のスクエア

太陽が天秤座に入ると、占星術上では1年の折り返しとなるので、ひと山を越えた体感や、もうひと踏ん張りしようか、というモードになる人も多いことでしょう。しかし、このあたりからは、天秤座に太陽と火星、蠍座に金星。星がのびのびとした力を発揮しにくい配置になり、かつ、水星が逆行し始めるので、8月のような派手な展開よりは、ゆっくり虎視眈々と目的を遂行する動き、狙いを定めて動く空気が強くなっていきます。

水星と冥王星のスクエアは、頭で考えすぎて感情を置き去りにしてしまったり、なにかの探求に没頭しすぎて実生活を顧みない傾向が出やすくなります。新しい試みや大規模な路線変更などは、細部を抜け目なくチェックしてから決定するとよいでしょう。水星逆行については、逆行開始がちょうど重なる次回に詳しく解説します。


この期間の動向

9月15日までとそれ以降で雰囲気がバキッと分かれてくるイメージです。普段、占いや星の動きを気にしない方でも、体感として意識できるかもしれません。
月の後半は、比較的穏やかな配置があるので、7月・8月のようなバタバタ感は和らいできますが、27日から10月19日まで水星逆行(なぜかみなさん怖がっている)が起こりますから、どちらかというとトリッキーな空気感へ移っていくでしょう。
惑星の逆行は、地球で生きている限り絶対に体感する現象なのですから、自分に有利なほうへ使っていきましょう!

アスペクトってなんだあ!?〜セクスタイル編〜

星読みの際にさらっと出している専門用語たち、これらに触れて参ります。占星術上の星々は、それぞれのリズムでぐるぐると12星座を巡っていくなかで、他の星と特定の角度で結びつくことがあります。これをアスペクトと呼び、特別な意味が生まれるとされています。

強い働きを持つメジャーアスペクトをご紹介してきましたが、今回はその最後のひとつ、セクスタイル。以前取り上げたトラインに似た意味を持っています。ホロスコープ上でふたつの星が60°に位置するとき、その星がセクスタイルになると表現します。星座をひとつ飛ばしで結びついている組み合わせですね。

※画像では、魚座の月と牡牛座の天王星がセクスタイルになっています。

前回取り上げたトライン(120°)を半分にした角度なので、調和的という意味では同じく幸運を表すとされています。トラインと異なるのは、トラインは無意識でも作用しやすい、ともすれば、作用している実感が得にくいのに対して、セクスタイルは意識して使うとアスペクトした星の働きを十分に活用できるという点です。

占星術師によっては、努力が報われやすく建設的であるとして、トラインよりもポジティヴに解釈します。私の場合は、本人が苦手であったりコンプレックスに感じている部分を表す星が実はセクスタイルを組んでいた、というケースを多数拝見したことがあるので、「伸ばすべき隠れた才能」を示す角度であると捉えています。
いわゆる、褒められて伸びるタイプの方は、もしかするとこのアスペクトを持っているかもしれません。


かくいう私のバースチャートにも、水星が絡むセクスタイルがあります(笑)。以前は自分の声、話し方、文章など、水星が示すテーマに関して「ああ言われたらどうしよう、こう思われたらどうしよう」とコンプレックスがあったのですが、今ではこうして文章を書かせていただいたり、言葉を使う仕事をしています。
「なぜ苦手に感じるのか」をセクスタイルが示している場合もあるため、丁寧に紐解いていくと、弱点だと思い込んでいた部分を強みに変えることができます。知らなかった自分を発見するという点では、セクスタイルは非常に面白いアスペクトだと言えるでしょう。


儚く移ろう季節のなかで心に波が打つように、みなさんひとりひとりの運気も常に変化しています。ここではそんな運気の流れを、西洋占星術やタロットカードを用いて、毎週お知らせしていきます。私の言葉が、頭で分かるだけじゃなく肌で感じるなにかのヒントになりますように。

前回の記事→強がりは【9月前半の運勢】我慢とワクワクは紙一重

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  1. 恵☺︎namakemono

    加賀さんの言葉が好きなので
    いつも楽しみに拝読させて頂いています。

    丁寧に考え、紡がれた言葉達が
    優しく静かに響きます💗

    次回も楽しみにしています☺️

  2. 加賀優作

    恵☺︎namakemono さま

    ご精読、コメントありがとうございます。
    キーボードを打つ励みになります!

    もっと占いが身近に感じられるような記事を書いていけたらいいなと思いますので
    お楽しみに♪