修正がやりやすい「ヘアカラー」こそ、新たな自分に出会う絶好のツール!

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今週のテーマは「自分に似合う髪型って?」。前回と前々回と同じテーマでしたが、これまでは顔型、前髪、ファッション、内面それぞれで、髪型をどうするのがいいのかをお話ししてきました。
今回は、それぞれのヘアカラーで似合う髪型を見つけていきます。

黄色人種といわれる日本人。肌の種類は実は大きく2種類ある

ヘアカラーのお話を進めていくのにあたり、まずは「パーソナルカラー」から考えてみましょう。パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った髪・肌・瞳などの色と調和する色のことです。

カラーリングをした際に、
「なんとなくしっくりこない」
「何か違う…」

といったように、違和感を覚えたことがある人もいるかもしれません。それはもしかしたら、パーソナルカラーが間違っている可能性があります。

日本人の大半は黄色人種ですが、肌の色は実は、「黄色味が強いお肌(イエローベース)」と「青みがかったお肌(ブルーベース)」の二種類にざっくりと分けられるんですね。そして、それぞれで似合うヘアカラーの色も変わってくるんです。

・イエローベースのお肌には
ヘアカラーの色は、ゴールド系、オークル系、オレンジ系、マット系が肌なじみがよい

・ブルーベースのお肌には
シルバー系、ピンク系、アッシュ系、が肌に似合う

肌なじみがいいヘアカラーやメイクのほうが、血色がよく見えて似合う色になるんですね。

ヘアカラーで作り出せる色味は何百色もある

以上の説明を聞いてしまうと、「肌に合う色でしかカラーできないんじゃ、ほんの何色かしか楽しめない」と思ってしまいますよね。すると、毎回毎回同じ色ばっかりになってしまいます。やっぱりそれだと、皆さん飽きてしまいます。

ですが、ご安心ください。美容室で行うヘアカラーというのは色を混ぜ合わすことができるので、組み合わせ次第で何十色、何百色と色味を作り出すことができるんですね。なので、「似合わない」とされている色味もブレンドの具合で、「似合う色」へと寄せていくことが可能なんです。

実際に新規でご来店されるお客様の中には「私は〇〇色は似合わないから」と最初から決めている方がいらっしゃったりするのですが、すごくもったいないと思うんですね。似合うヘアカラーの色味の幅は、もっと広くてたくさんあるんです。そういったお客様にも色味のブレンドカラーをご提案します。今まで「私の肌には似合わない」といって敬遠していた色味にも、ぜひトライしてください。

飽きてしまった色があっても、やり方次第で新たなヘアスタイルに出会えることも!

中には、いろいろなカラーを試してきて、1色のカラーにするのは飽きてしまったという方もいると思います。そんな方にはひと工夫したカラーや、時には流行に乗る、といった選択肢もあります。

例えば、髪の表面に線状に違った色を入れていく「ハイライト(メッシュ)」や、髪の内側にポイントでアクセントになる色を入れていく「インナーカラー」

それに、根元から毛先に向けて徐々に色味を明るくしていく「グラデーションカラー」などなど、

デザインカラーになると表現の幅がさらに広くなっていきます。

もちろん職業や年齢などで制限はあるかもしれませんが、個性的なカラーで自己表現してみると、今まで見たことのない自分を見つけられるかもしれません。

ちなみに先日、60代の女性のお客様が「いつもと違う感じのカラーにしたくて、若い子がやっているインナーカラーをやってみたい」とのご希望だったので相談した結果、内側を鮮やかなグリーンに染めていかれたんですね。ワンポイントでアクセントになるカラーで、いつもと違った雰囲気にしたそのお客様の嬉しそうな表情がとても印象的でした。

年齢を気にしてしまう場面もあるかと思いますが、やってみたいヘアスタイルにチャレンジする姿は素敵だなあと思いました。

カットの場合だと一度カットしてしまうと髪が伸びるまで修復できませんが、ヘアカラーでのイメージチェンジならもし気に入らなかった場合の修正も可能なので、チャレンジしやすいといった側面もあると思います。過去にやったことのないデザインカラーを体験する価値は大いにありますよ。

たし算とかけ算で作り出す似合うヘアスタイルとは?

3週にわたって「似合わせ」についてお話ししてきました。これまで顔型、前髪、ファッション、内面、ヘアカラーでの似合わせについての説明をしてきましたが、結論から言うとこの中のどれか一つでも「ズレ」が生じている時、それが「似合わないヘアスタイルになる」ということです。

そして2回前の冒頭でもお話ししましたが、「自分に似合うヘアスタイルは20パターン以上ある」とはどういったことかというと、

  • 顔型に合わせたカットと前髪の作り方
  • 骨格補正のパーマやアイロン使い
  • ヘアカラーによる似合わせ。

ヘアスタイルというのはこれらの「たし算」なんですね。

例えば、
「ロングヘア+短い前髪+ゆるめのパーマ+明るめのピンクカラー」
「ロングヘア+長めの前髪+サラサラストレート+暗めのベージュカラー」
とか、
「ショートヘア+短い前髪+強めのパーマ+明るめのオレンジカラー」
「ショートヘア+長い前髪+ストレート+黒髪」
といった「たし算」で構成されます。

そしてこの「たし算」を構成しているカット、前髪、パーマ、カラーの組み合わせを変えていけば、NGヘアスタイルを除けば自分に似合うヘアスタイルは20パターン以上は必ずあるはずです。

そしてここに「ファッション」や「なりたい女性像」といった「内面」が「かけ算」として加わってくるんですね。
「カット+前髪+パーマ+カラー」
        ×
「ファッション、なりたい自分像」

この「似合わせの法則」によって自分に似合ったヘアスタイルが完成されるんです。

「何か髪型がしっくりこないんだよなー」
「何だかちょっと違うんだよね」
といった違和感は、この「たし算」と「かけ算」の組み合わせの中の「どれかがズレている」可能性が高いのです。

ある時、お客様のKさんが「なかなか時間が取れなくて近所の別の美容室に行ってきたんだけど、何だか髪型が気に入らない」と言って、僕の店に来られたことがありました。

Kさんはキリッとした顔立ちの方で、「可愛い」よりは「きれい」といった印象。ファッションはパンツスタイルが多く、スニーカーよりヒールを履いている感じの方でした。ご来店時の髪型は、重めのいわゆる「おかっぱボブ」になっていたんです。僕はいつものKさんに合うように、毛先を薄くしたショートボブにカットしました。するとKさんは、「そうそう。これこれ!」と言って満足して帰られました。このエピソードは、「カット」と「なりたい女性像」のズレを正した例です。

これまで「似合わせ」のポイントについていろいろとお話ししてきましたが、ぜひこれからも「たし算」と「かけ算」の関係性を知って「まだやったことのないヘアスタイル」に挑戦してみてくださいね。ヘアチェンジを楽しんでもらいたいと思います。

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