ヘアカラーで知らないと取り返しがつかないこと~白髪染めをする人こそ要注意!

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今回は「ホームカラーの○と×」というテーマでお話しします。

以前もヘアカラーのお話しをしたのですが、その記事ではヘアカラーによる「似合わせ」についてのお話でした。今回は「美容室でカラーをするのか? それとも、自宅でカラーをするのか?」といった部分を掘り下げていきますね。

ホームカラーとサロンカラーの違い、知ってますか?

まず現在の日本の女性のヘアカラーの実態ですが、10代〜60代の女性4333万人のうち、ヘアカラーをしている人の割合は64.8%と、半分以上です。

内訳を見ると、美容室でカラーしている人は42.8%で約1855万人。その他の22%の人が自宅でとなります。美容室でしている人が、自宅派の倍近くいることになります。

このデータは7年前のものなので、現在とはまた少し変わってきていると思うのですが、その変化については後でお話しします。

では、美容室で行うサロンカラーと、ドラッグストアに並ぶカラー剤を自宅で使って行うホームカラー、一体何が違うのでしょうか? その違いを答えられる人は、意外に少ないかもしれません。

●2剤の強さの違い

サロンカラーとホームカラーのどちらも、1剤と2剤という2つの薬剤を混ぜて使うのは同じなのですが、2剤のほうに違いがあります。2剤の代表的な役割を簡単にいえば、髪の明るさをコントロールすることです。

サロンカラーでは、髪のダメージや用途によって2剤の強さを使い分けます。一方でホームカラーは、2剤が1番強いパワーの1種類しかないんです。ですからホームカラーは使い方を注意しないと、無駄に髪を傷ませてしまうということになります。

色素の量が違う

ホームカラーはサロンカラーに比べて、誰が塗っても塗りムラが起きないよう色素の量が多く入っています。よって使い方に気をつけないと、色が入りすぎてしまう場合が出てきます。

サロンカラーとホームカラーのメリット・デメリットは?

そんな違いのある両者ですが、どちらにもメリットとデメリットはあります。

○サロンカラーのメリット
・プロの技術で仕上がりがきれい
・現在の髪の状態を見て、美容師が薬剤を選んで配合するので髪を必要以上に傷ませない
・明るさや色味など、表現できるカラーの幅が広い

○ホームカラーのメリット
・値段が安い
・自宅で手軽にできる
・時間を気にしなくていい

×サロンカラーのデメリット
・ホームカラーよりも値段は高い
・美容室に行く手間と滞在時間がかかる

×ホームカラーのデメリット
・塗りムラ、色ムラが起きやすい
・希望の明るさ、色味が出しづらい
・髪が傷む
・風呂場や洗面台が汚れる

といったところでしょうか。このようなメリット・デメリットが両者にあるため、どちらを選択するかは自由です。

髪が伸びてから再度行うヘアカラーの「リタッチ」こそ、自宅では99%不可能

先ほど、2剤の種類についてお話ししました。これをさらに詳しく言えば、サロンカラーの場合、色が入りにくい新しく生えてきた新生毛を染めるには強い薬、すでにカラーをしてある既染毛には弱い薬を使って、必要以上に髪を傷めないよう考えて薬を使います。

それに対しホームカラーの場合、根元から毛先まで同じ強さの薬を塗ることになります。ですからホームカラーの場合、毛先により負担がかかって髪が傷んでいってしまうんですね。

それを防ぐために美容師からすると、「リタッチ」という「伸びてきた根元だけを染める」ことをやってもらいたいのですが、これは自分でカラーをするとなると、100%に限りなく近く不可能なんです。

まずピッタリと伸びた部分だけを塗るという技術が難しいので、はみ出して毛先まで薬がついてしまう。

それに後頭部は自分では見えないので、結果薬を塗る箇所は自分で鏡を見て見える範囲だけというパターンになることが多いんですね。それによってどんな問題が生じてくるかというと、薬の塗りムラによる色のムラ+髪全体の「傷みのムラ」ができてしまうんです。

傷みのムラができてしまうと、部分的に傷んでいる髪と、健康な髪が混在することになります。すると次回ヘアスタイルを変えようと「パーマをかけたい」と思っても、均等にきれいにパーマをかけるのが難しくなってしまうのです。

そのような症状が顕著に出てくるのが「白髪染め」をされている方です。白髪の割合が増えてくると、カラーの頻度がどうしても増えてきてしまいます。お客様の中にも2か月に1回のサロンカラーだったのが、1か月に1回になり、しまいには2週間に1回やらないと根元が気になってしまって…、という方もいらっしゃるんですね。

どうしても自宅で白髪染めをしたい場合に知っておきたいこと

そうなってくるとさすがに「2週間に1回美容室に行って染めるのは、費用的にも手間的にもちょっと難しい…」という声も出てきます。

我慢できずに先程の「リタッチ」の話のように、自宅で鏡で見える部分だけを染めてしまう方も多いのですが、そうするとやっぱり「髪の傷みムラ」ができてきてしまう。しかも2週間に1度カラーするとなると、傷みもかなり進行してしまいます。

そこでおすすめなのは
・シャンプーすれば落ちる白髪の気になる部分だけに塗るヘアマスカラ
・染まりは薄いけれど全く髪を傷めず白髪をぼかしてくれるトリートメントカラー

などです。

こういったものであればドラッグストアでも買えますし、髪も傷めずに済みます。次回のサロンカラーをするまでの間に使ってもらえるといいと思います。

ホームカラーが全てダメというわけではなく、「最適なものを選んで使えば、髪を極力傷めずに染めることはできる」ということです。

染めないという選択肢もある

ここ数年、白髪を染めずに自然な状態のままでいる「グレイヘア」と呼ばれるヘアスタイルにされる方も増えてきています。

お客様の中にも
「長年カラーをしてきてそろそろ面倒になった」
「髪の傷みも気になるし」
といった理由でグレイヘアに移行されていく方もいらっしゃいます。それもナチュラルでとても素敵な選択だと思います。

これまでの話のように、どうしても頻度が高くなってしまう白髪染めのほうが、ホームカラーを使用する傾向にあるということですね。

逆に近年ではおしゃれ染めに関しては、多様なおしゃれなデザインカラーが出てきて、そういったカラーはホームカラーで再現するのは難しいというのもあり、業界の統計では以前よりサロンカラーの割合が増えてきているようです。

以上を振り返ると、どうしてもホームカラーのリスクが気になってしまいますが、今回お話ししたことを手掛かりにすれば、全てを×としなくても、○の選択肢も中にはあるということですね。

ホームカラーも場合によっては上手に使いつつ、できればサロンカラーをメインにして、ヘアカラーを楽しむのがベストかと思います。

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