意外に知らない「アウトバストリートメント」。これだけおさえておけばバッチリ!

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「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」。目的は少し違います

もはやヘアケアの定番中の定番となった「アウトバストリートメント」。今やしていない女性のほうが少数派かと思いますが、一応説明しておきましょう。

「インバストリートメント」と言われているのはその名の通り、浴室内で行うトリートメントのこと。シャンプーの後に行い、トリートメント剤は洗い流します。

一方で「アウトバストリートメント」とは、浴室から出た後で行うトリートメント。トリートメント剤は洗い流しません。基本的にはお風呂から出て夜寝る前に髪を乾かす時や、朝のお出かけ前に行います。

「インバス」と「アウトバス」の両者では、役割が多少異なってきます。
・インバストリートメント⇒髪の内部の栄養や水分を補給、ダメージ部分の補修
・アウトバストリートメント⇒外部からの刺激に対し髪を守る

外部からの刺激といえば、ヘアアイロンやドライヤーによる「熱」、就寝中の枕との「摩擦」、強風や低湿度による「乾燥」「静電気」、日光による「紫外線」などがあります。

こういったものは髪にとっては全てダメージの原因になります。これらをアウトバストリートメントで予防できます。さらにはインバストリートメントと同様に、結局はある程度栄養補給もしてくれますし、手触りまでよくしてくれるのです。

大きく3種類あるトリートメント剤。長所を知って上手に使いこなそう

一口にアウトバストリートメント剤といっても、様々な種類があります。髪質や求める質感、用途によって使い分けたほうがいいんですね。

●オイルタイプ

割とどんな髪にでも使える一番バランスのとれたタイプです。オイルで髪の毛を包み込むことで、水分を保持し潤いを保つことができます。オイルタイプはコーティング力があり、種類は多様で例えば次のようなものがあります。

・「ヒートプロテクト機能」付き:ドライヤーやヘアアイロンの「熱」から髪を保護してくれる
・UVカット機能付き:「紫外線」から髪を保護してくれる
・保湿機能付き:「乾燥」から髪を守り潤いを与えてくれる
また、しっとりしたものからさらっと軽いものまで様々なものがあるので、細い髪の人は軽めのもの、太い髪の人や髪が膨らみやすい人はしっとりしたものを選んでみてください。

●ミルクタイプ

ミルクタイプは髪の補修効果をもつ成分を配合したものが多く、カラーやパーマなどでダメージを負った髪におすすめです。髪がわりと硬めな人も柔らかさが出ていいと思います。また、髪が広がってしまう人にもミルクタイプは効果的ですね。

●ミストタイプ

比較的軽く、さらっとした質感に仕上がりを求めるのなら、ミストタイプを選ぶといいでしょう。細い髪、柔らかい髪、絡まりやすい髪や猫っ毛の人、ベタベタするのが嫌いな人におすすめです。ただし、熱から髪を保護する機能が弱いという弱点があります。

自分の髪質を把握するのも大切ですが、さらっとさせたいのか、しっとりさせたいのか、まとまりがほしいのかなど、どんな質感にしたいのかも含めて考えてみるといいと思います。

「前回はオイルタイプを使ってみたけど、今回はミルクタイプを使ってみよう」というお試し感覚でも構いません。いろんなタイプのものを使ってみることで、自分にとってベストなものがみつかるはずですから。

使い方を間違えると大変なことになるので注意! 

アウトバストリートメントで効果を出すには、タイミングが大事。お風呂から出て乾かす前の濡れた髪に対して行いましょう。髪表面のキューティクルは濡れている時が、最も開いている状態。この時にトリートメント剤をつけることで髪内部に栄養分や水分が入っていきやすくなり、さらに髪表面をガードしてくれます。

つける時にはインバストリートメント剤もそうですが、くれぐれも根元にはつけないように注意してください。頭皮や根元の髪のベタつきの原因になりますから。中には根元からつけられるタイプのものもありますが、大半のものは根元にはつけないことを推奨しています。

本当にあった「ホホバオイルマジック」の話

アウトバストリートメント剤の中でも多い割合で使われている「オイルタイプ」について、もっと詳しいお話をします。オイルで代表的なものといえば「ツバキ油」やモロッコの黄金と言われる「アルガンオイル」など、現在ではオイル美容ブームで様々なオイルが存在していますが、中でも「ホホバオイル」はとても優秀です。

以前、実際にあったお客様Yさんのエピソードを紹介します。Yさんは15年以上ご来店頂いているのですが、出産を終え数年経ったある日から、急に右側の後頭部の髪だけが枝毛だらけになってしまいました。特別ダメージの出るようなパーマやカラーをしたわけではないのに突然です。

いろいろとヒアリングしてみると、
・髪はしっかりと乾かして寝ている
・アウトバストリートメント剤はつけて寝ている
・いつも右側にお子様を寝かせているので、右側を下にして寝ている
とのことでした。

「今まで枝毛になったことはなかったのに、なんでだろう?」と僕も不思議だったのですが、これはママさんあるあるだと思います。「一晩中ずっと子供のほうを向いて寝ている」という現実ですね。それによって右側だけが摩擦で傷んでしまったんです。何度カットしても、また枝毛になってしまうんですね。

「アウトバストリートメント剤をしっかりつけてみてください」と僕も提案していたので、Yさんもあれやこれやといろいろなものを試してみたようなのですが、髪が回復する感じはありません。

その状態が1年ほど繰り返されたある日、Yさんがまたご来店されました。するとその日、あんなに治らなかった枝毛がなんと、なくなっていたんです。Yさんに聞いてみると、「ホホバオイルをつけ始めたら枝毛にならなくなった!」と言うのです。

「あんなに枝毛になっていたのに…」と僕もびっくりして、ホホバオイルについて調べてみると、「主成分が人間の皮脂に近い成分で、保湿力が非常に高い」ものだと。それ以来ホホバオイルをつけ続けているYさんの髪は、一度も枝毛になっていません

髪質や好みによって「合う、合わない」はあると思いますが、「ホホバオイルマジック」を実感した一例でした。

季節を制す者は、アウトバストリートメントを制す

日本は季節風の影響で、世界の中でも「四季」がはっきりしています。春〜夏には梅雨がきて湿度は高くなり、髪がまとまらなくなります。ヘアアイロンを使う頻度も増える時期です。この季節は紫外線も強く、髪に多大な影響を与えます。

秋〜冬には空気がこれまでと打って変わって乾燥します。静電気も起きて、髪が傷みやすくなる時期です。このようにネガティブな要素ばかりを挙げてみましたが、日本では現実に髪に起こることです。

一年を通してずっと同じものを使い続けるのではなく、そのシーズンごとに髪に最適なアウトバストリートメントに変えてみる、というのもいいと思います。四季を楽しめるなんて日本は素敵な国だと思いませんか? こんなふうにポジティブにとらえて、ヘアケアも少し工夫してみるとより楽しくなるかもしれません。

アウトバストリートメントはもはや、ヘアケアの必須行為。この機会にアウトバストリートメントを一度見直してみてはいかがでしょうか?

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