世界的健康食の和食は髪にももちろんいいけど、注意しないといけないことが…

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おせちに、雑煮に、餅に…。正月は和食が勢ぞろいしますよね。実はこの和食こそ、髪にとって大事なものが詰まっているのです。そこで今回は、「日本の文化! 和食のチカラ」というテーマでお話しします。

髪の9割近くを占める栄養素、知ってますか?

普段食べているものが体を作る。ということは、健康の面でも大切なことなので皆さんご存じだと思いますが、髪に関してももちろん同じことが言えるんですね。食べるものが、髪質や現在の髪の状態に反映されることになります。

健康や髪に気を遣っている人なら、食事は毎日・毎食コンビニのもので済ませるなんてことはないと思います。普段の食生活が美髪のためになるとなれば、もちろん美容師である僕も気にしないわけにはいきません。そんな「食と髪の関係性」について今回は掘り下げていこうと思います。

基本的に髪の約80〜90%は「タンパク質」で構成されているんですね。
なので、絶対的なポイントはタンパク質ということになります。
他にも例えば、次のような栄養素を摂らないといけません。

・亜鉛:タンパク質の合成に不可欠なもの
・ビタミンA:髪のツヤを保つ
・ビタミンB:エネルギーの代謝や供給
・ビタミンC:血行を良くする
・ビタミンD:疲労回復
・食物繊維:吸収を助ける

すべてを適量摂取するのが必須なので、バランスの取れた食事を毎日継続することが理想とされています。

以前事例として紹介したことがありますが、食事制限によって短期間で20kgほどのダイエットをされたお客様は皆さん、髪にコシがなくなり細くなってしまったんですね。こういった事例では、先に挙げた「髪に必要な栄養素」が足りていない状態にあったのでしょう。「食と髪は密接な関係にある」という事実を、僕は目の当たりにしたのです。

和食を信じすぎてはならない

まずは我々日本人にも身近な存在である「和食」に着目してみましょう。和食は世界に誇るヘルシーフードと言われていますよね。また「食べる美容液」と呼んでいる人もいるくらい注目されているんですね。

和食といえばイメージするのはご飯に味噌汁、漬物に魚介類などですよね。こういった和食に長所はありますが、逆に短所もあるんです。

○和食の長所
・海藻類や野菜が中心のため、ビタミンやミネラルが豊富
・動物性脂肪分が少ないため、生活習慣病や血管収縮が起こりにくい

×和食の短所
・タンパク質を含む食品が少ないため、タンパク質不足になりやすい
・塩分が多く高血圧の原因にもなる

ちなみに僕も美容師になり、食に興味を持つようになるまでは勝手に「和食最強説」を信じていました(笑)。朝食は基本的に食べない派なのですが、食べる機会があるときは必ず和食派にしていたくらいです。

和食と洋食の栄養的な違い、わかりますか?

一方で肉を中心にした欧米型の食事は、健康に悪いというイメージを持つ人が多いと思います。僕自身もそんな価値観だったのですが、でも洋食って美味しいんですよね(笑)。肉、パン、乳製品、果物のジュース、コーヒーなどですよね。こちらもまとめてみると、

○洋食の長所
・タンパク質を豊富に含んでいる
・塩分が少なめ

×洋食の短所
・動物性脂肪分が多いため、生活習慣病や血管収縮を引き起こし、頭皮の血行を悪くしたりする可能性がある

洋食の最大の長所は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品や肉類といった、タンパク質を豊富に含まれる食材が充実していることですね。非常にポイントが高い部分です。

塩分や糖分に関しては調理方法で変わってくると思いますが、和食と洋食にはこういった違いがあるようです。

和食をメインに洋食の長所をプラスする!

「ま・ご・は・や・さ・し・い」
のキャッチフレーズどこかで聞いたことがありませんか?

「ま」は豆
「ご」はゴマ
「は」は発酵食品
「や」は野菜
「さ」は魚
「し」はしいたけなどのきのこ類
「い」はイモ類

栄養バランスの取れた食事のための食材の組み合わせです。この「ま・ご・は・や・さ・し・い」は、和食がメインのほうが近づきやすいのです。

ただし和食だけにせず、たんぱく質が豊富な洋食の長所を取り入れることが理想とされています。そこで、ほどほどの肉と乳製品も盛り込みたいところです。

「和食7:洋食3」の比率がよいというデータもあります。洋食がメインになっていた人は、和食メインに変えてみてもよいと思います。参考にしてみてください。

とはいえ、食生活のバランスを取ることって誰もが分かってはいるけど、なかなか難しいですよね。特に忙しい現代人だとなおさらです。僕自身もこういった食生活を毎日完璧にはできていません。カップラーメンで済ませてしまうときもありますし、ジャンクフードを食べるときももちろんあります。

大切なのは知識として知っておいて、なるべく意識してできる限り生活に取り入れるということです。健康できれいな髪を維持するために、「和食のチカラ」に頼ってみましょう。

食で体を「血余」の状態にもっていく

以前もお話ししましたが、髪は東洋医学で「血余」と言われているのを覚えていますか? 髪は体の中の「余った血」で構成されるという意味です。

なのでここまでのお話のように、バランスの取れた「食」によって十分に体内が栄養のある血で満たされないと、余った血が髪に行き届いてくれないんです。

また、ゆっくりと丁寧に食事をするということは、体にとって健康的であるだけでなく、心のゆとりになっていいですよね(これは僕自身も見直していきたい部分ですが…)。

掘り下げて考えていくと、「食」が「髪」にもたらす影響は本当に大きいと思います。

ー全方向ケアで美髪をつくる!ー

今回は「食と髪の関係性」についてお話ししてみましたが、「私は完璧な食生活をしているから髪は問題ない!」という人も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかしながらやっぱり「食」だけではきれいな「美髪」を作るには足りないんですね。国語、数学、英語、社会、理科の5教科の試験に、国語の対策しかせずに試験に臨むのと同じです。

「日々のヘアケアアイテムを選ぶ」
「適度な運動をして血流を促す」
「良質な睡眠をとる」
など、食事以外の部分からのアプローチもとても重要です。髪もこのように「全方向ケア」が必須になってくるんですね。

いつまでも若々しい髪をキープできるように頑張りましょう! 今回の記事も参考にしてみてくださいね。

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