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知ってるようで知らない美容室代。一緒に、一度計算してみましょう。

[ 僕たちのビューティフル・ライフを探そう ]

旦那と奥さんの美容室代は、年間で意外に変わらない

こんにちは。LiNOのミヤザキです。今回は[美容室に使うお金]についてお話ししようと思います。

ご自宅で自分で髪を切るという人も、中にはいるかと思います。でも多分90%くらいの方は、美容室あるいは理容室に行って髪を切る、またはご自宅や施設に理美容師さんに来てもらって髪を切ってもらう、だと思います。その時にやっぱり「カット料金」がかかりますよね? ちょっとそこの部分を掘り下げてみようと思います。

美容室代って、一度くらいは家族で話に出たことがありませんか? 特に夫婦だと、相手がお金をどれくらい使っているのかが気になりやすいですから、夫婦での例をあげますね(夫婦でなくても、大人の男性と女性との例となります)。今回は、僕が経営する美容室LiNOでの料金で計算してみます。

●男性の場合
ビジネスシーンに合うヘア(ビジネスヘア)だと、90%の方がショートスタイルなので、月に一度はカットしないとカッコ良いヘアをキープできません。ほとんどの方が月1でカットされます。すると、1回のカットが4860円にしているのですが、
カット代:4860円×12=年間で計5万8320円

●女性の場合
カット+カラーやパーマといった複数メニューの方が多くなっています。今回はカット+カラー11460円を2か月に1回でしていると計算すれば、
11460円×6=年間で計68760円
3か月に1回だと、11460×4=年間で計4万5840円
となります。

主婦のお客様とのお話ししていてよく聞くのが、
「旦那がしょっちゅうカットに行ってくるんだけど、行き過ぎ~」
とか
「旦那なんて、1000円カットでいいのに!」
といった声です(涙)。

回数だけを数えると、「毎月毎月、年に12回もカットに行って…」となるかもしれませんが、実際に美容室に支払った年間の合計金額で見ると、旦那さんも奥さんも、実はそんなに大差ありません。ですので、ここは奥様。「五分五分(平等)」ということで、許してやってください(笑)。

あとこれは完全に価値観の問題ですが、1000円カットでササっと終われば済む人と、多少料金が高くてもお洒落な美容室に行ってカッコ良いヘアスタイルになって、テンションを上げて帰りたい人がいると思います。それが、仕事で跳ね返ったりもして。人それぞれなんです。

もちろん1000円カットが悪いわけではないのですが、たぶんLiNOに来て頂いているメンズのお客様はほぼ100%後者だと思うんですね。旦那様のビジネスへのモチベーションは家計に直結してくると思いますので、奥様、美容室に行く旦那様を優しく見守ってあげて下さい(笑)。

ポイントカードのサービスも、一度再確認しましょう

LiNOではご来店のお客様にメンバーズカードを発行しているのですが、美容室のポイントカードって、恐らく誰もが持っていると思います。ただ、ほとんどの美容室が
「○○ポイント貯まったら500円引き、1000円引き」
とか
「ヘッドスパサービス」
とかだと思います。実際に僕が以前勤務していたサロンでも、そんな感じでした。

ですが、5年前にLiNOをオープンする時に思ったんですね。「このポイントサービスって貯まっても全然嬉しくないなあ」と。

美容室に限らず、その他いろんなお店でもそうです。スーパー、ドラッグストア、飲食店、その他でも、[あんまり嬉しくないちょこっとサービス]って結構あると思うんです。それが僕はすごく引っかかっていて、自分でお店を始めたら「お客さんが心底嬉しくなるサービス絶対ににしよう」と決めていました。

そんな想いでLiNOのポイントサービスを始めたのですが、紹介しますと、うちのメンバーズカードのポイントサービス「5回来店していただくごとに、カット代4860円が無料」になるんです!

多分「○○円使ってもらったら500円引き」とか利用額に応じてのちょこっとサービスが世の中多いと思うんですが、LiNOは5回来てもらえばカット1回分がタダになるんです。わかりやすいでしょ?

実際にお客様からの反響は上々で「えーー、本当にいいの??」「お店、大丈夫なの…?」といったお声を頂くのですが、まだサロンは危機的状況になっていないので大丈夫ですので! 常連のお客様には、お店の経営が危うくなってきたらこのサービスやめますと冗談で言っていますから、ご安心を(笑)。「利用額」ではなく「来店回数」にしたのにはきちんと理由があって、そこのメソッドの説明に関しては、今回は割愛しますが。

このサービスを使えば、メンズカットが毎月1回の方だと、年間12回来店のうち2回が無料になります。これを踏まえて、年間の美容室代を再計算しますと、
58320円-(4860円×2回)=年間で計48600円
うん。もはや奥様とほぼ同じ額ですね。

ウチの店はこのように出血大サービスなんですが、他のお店でもポイントカードのシステムは、もう一度確認しておくといいでしょう。実際に年間でいくらくらい払っていそうなのかを知っておくのは大事だと思います。

コロナだからこその新サービスと出会えるかも!

昨年2020年4月、日本全国に新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が出されました。LiNOも例外なくダメージを食らったのですが、この時の気持ちは絶対に忘れられません。飲食店をはじめ他の業種には休業補償金などが国や自治体から出たのですが、美容室には補助がなかったんです…。

なので店を開けるしかないんですが、誰も外出しないわけですから、お客様も全然来てもらえなくて収益がない。我が家は4人の子どもを抱えているし、スタッフたちも生活がある。しかも、いつこの状況が終わるのかも分からない。もう、僕の頭の中は大パニックでした…。「どうする。どうする! どうする!!」、必死で考えました。

とにかく感染リスクを最小限に減らして、お客様に少しでもいいから安心して来店してもらおう。美容室は、来てもらわないことには何も始まらない(逆にご自宅に訪問カットなどは、もってのほか )。

そこで、思い切った策に出ました。
「10分で終わります。接触率を最低限に抑えて、シャンプーなし。ドライカットで毛先のメンテナンスのみ。もしくは、量感を軽くするだけのカット。2000円の特別価格!」
と広告を出してみたんですね。

それがもう大ヒット! 髪は伸びてしまうものだから、この頃髪が伸びていた人はみんな、
「カットしに行きたいけど緊急事態宣言中だし」
みたいな感じだったところに、
「10分で終わるんだったら、心配ないかも」
と選んでもらえたんだと思います。

この話にはきちんと着地点があって、ちょっと長くなりそうなのでまたの機会にお話ししますが、とにかくこの「コロナカット」がとっても好評だったんです(実は今もまだ!)。

おかげでLiNOは、現在もかろうじて営業させてもらえています。

以上、今回は「美容室に使うお金」と題したLiNOの宣伝でした(ちゃっかりしてますか…??)。ただ、LiNO以外の美容室でもコロナを乗り越えようと、お客様に来てもらうためにいろんなサービスを始めているはず。せっかくなのでネットなどでちょっと調べてみれば、お得なサービスに出会えることもあると思いますよ!

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