
休みの日に一度、ヘアスタイルを変えることのススメ
[ 僕たちのビューティフル・ライフを探そう ]
今週のテーマは、「自分に似合う髪型って?」。前回に引き続いての続編になります。
前回は「顔型」と「前髪」によるヘアスタイルの似合わせ方でしたが、今回はまた少し違う角度からのお話です。
自分の好きなテイストのファッション×ヘアスタイルの関係性
ヘアスタイルを決める時は、「自分の好きなファッションとのかけ算」が必ずあると思うんですね。
ファッション雑誌のお話になりますが、ひと昔前に「赤文字系」「青文字系」ファッションという言葉がありました。今はあまり聞かなくなりましたけれど。
「赤文字系」の代表格は、当時ですと『CanCam』や『JJ』を指していました。「モテ系」ファッションですね。彼女たちにとっては「かわいい」が最高の言葉です。
一方で「青文字系」は、当時の『Zipper』や『CUTiE』といった個性的な装いを重要視した雑誌。洋服選びは、男性からモテるかどうかよりも「自分らしさ」ですね。「おしゃれ」「個性的」が彼女たちの喜ぶワードです。
このようにひと昔前は女性ファッション誌も二極化していたように感じるのですが、最近は昔よりもファッション誌の数も増えて「ファッションによる女性像」がすごく細分化されているなあと感じます。「赤文字系」「青文字系」だけでは、もはや括(くく)れませんね。

やっぱり女性はみなさん、「自分の好きなテイストのファッション」というものがあると思うんです。ざっくりとイメージで言えば「フェミニン」「コンサバ」「カジュアル」「ナチュラル」「モード」「きれいめ」「ストリート」など、挙げていけばジャンルもたくさんあると思いますが、よく聞くのはこれらですね。
中には「自分のテイストを1つに決めていない」という人もいらっしゃると思いますが、なんとなくは偏ってくるものだと思います。

フェミニンだったり

ナチュラルだったり

クール系だったり
そしてファッションに合わせて、どうしてもヘアスタイルは連動してくると思うんです。上の画像を見ても分かると思いますが、なんとなくファッションとヘアスタイルに統一感があるように見えませんか。
例えば極端に言うと、『VERY』や『CLASSY』といった雑誌のようなコンサバファッションが好きな人は、こういったヘアスタイルは好まないですよね?
↓

ちょっと個性的すぎます
「モード系」のクールなファッションが好きな人には、この感じのヘアスタイルは好まれないと思います。
↓

逆にちょっと柔らかすぎる
そうなんです。「ファッション」と「ヘアスタイル」はすごく密接な関係にあるんですね。
経験がある人もいらっしゃるはずですが、
「服装を変えたら髪型も変えたくなった」
「髪型を変えたら服装も変えたくなった」
ということが、現実で起こることがあるんです。
僕のお客様からだけでも、こういった話はけっこう聞きます。
「今までスカートを履くことが多かったけれど、バッサリとショートにしたらパンツスタイルでいることが増えた」とか、
「ボブにしたらワンピースが似合うようになった」
など、ヘアスタイルをイメチェンした後にそんなお声を聞きます。
以上が、「ファッションとヘアスタイルの連動性」という話となります。
内面とヘアスタイルの関係とは?
これまで顔型や前髪、ファッションなどの「外面」についてお話ししてきましたが、人はみんな
「他人から自分がどう見られたいのか」
「他人に自分をどう見せたいのか」
という「内面」があります。「優しく見られたい」でも「クールに見られたい」でも、他にもいろいろと。
職業や年齢、好みなど、人によって様々だと思いますが、それをヘアスタイルで簡単に表現する方法があります。
人は丸いものを見ると「柔らかそう、優しそう」
四角いものを見ると「硬そう、クールそう」
というイメージを持つと思います。
それをヘアスタイルに落とし込んでみます。
■四角いもの→「直線的」とすると

●丸いもの→「丸み」とすると

どちらが優しそうでどちらがクールそうなのかのイメージは、つくと思います。
これは一つの例としてのヘアスタイルではあるものの、「優しそう」に見せるスタイル、「クールそう」に見せるスタイルというのは、この「四角いか丸いか」の理論で、他にもまだまだたくさん作れます。
異性を意識するのか、同性を意識するのか?
冒頭で、「赤文字系」は「異性にモテるかどうか」を意識し、「青文字系」は「自分らしさ」を意識する、という話をしましたよね?
「赤文字系」か「青文字系」かは現代ではさておき、女性の中では「異性に好かれたいか」、もしくは「同性に好かれたいか」のような想いは、今も昔も存在すると思います。女性に限らず、男性もですが。
人の好き嫌いは、もう「好み」でしかないのでなんとも言えないのですが、以前見かけたデータでは、「合コンで男性陣からモテるヘアスタイルは、気合いの入った巻き髪よりも清楚そうなストレートヘア」というのを見たことがあります(笑)。
あながち大きく間違ってもいない気もしますので、これが事実だとしたら、「モテたい」を意識している人の場合、ストレートヘアのほうがいいのかもしれません。一方で「自分らしさ」を貫いている女性は、合コンでの勝率は下がるかもしれませんが、そのスタイルが好きな男性は絶対に存在するので、そのまま突き進んでいいと思います。

このように女性心理の中には、「なりたい女性像」というものが必ずあります。
「優しそうに見せたい」
「カッコよく見せたい」
「仕事がデキるように見せたい」
「モテたい」
「おしゃれで個性的に見せたい」
など人それぞれでしょう。
「なりたい女性像」に合わせて、へアスタイルも作っていくことが大切です。
以上が、「内面とヘアスタイルの連動性」という話となります。
ONとOFFでヘアスタイルを変えてみる
「お仕事の日」と「休日」
「旅行に行く日」と「近場で遊ぶ日」
「彼とデートの日」と「友達と遊ぶ日」
などで、ヘアスタイルを変えてみるのも面白いでしょう。それぞれで違うファッションになるでしょうし、それに連動して気分も変わるので、新たな自分が発見できることもありますよ。
OFFの日に、今まではしたことのなかったヘアスタイルを試したことで、「こんな感じもアリかも!」の発見につながるかもしれません。
今回はここまでです。
来週は「似合わせの法則」のまとめに入りますね。
ヘアースタイルは大切。
前回の記事に引き続き痛感しています。
生活のいろいろな場面で、変えていく。
そんな余裕が持てたらイイなぁと思いました。