
検索ワード第1位の「髪質改善」。諦めていた人にもチャンスが広がってきています!
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10代から40代まで、満場一致で1位という現実
先日、某大手美容サイトによるデータで、2021年の「検索ワードランキング」が出ていたのでチェックしていたんですね。10代〜40代までのランキングが出ていたのですが、なんと全ての年代で1位が「髪質改善」だったんです。
ちなみにランキングの結果ですが、
●10代
1 髪質改善
2 インナーカラー
3 エクステ
●20代
1 髪質改善
2 インナーカラー
3 エクステ
●30代
1 髪質改善
2 インナーカラー
3 キッズカット
●40代
1 髪質改善
2 ハイライト
3 縮毛矯正
という結果でした。どの年代でも「髪質を変えたい」と思っている人が多いようですね。
そこで、「髪質を変えたい」という人はどんな髪質の人なのか?という部分が気になります。僕もお客様からよく聞く声は、「このクセっ毛をどうにかしたい!」「この髪のパサつきをどうにかしたい…」といったものです。
基本的に「クセ毛」の人と、「髪が傷んでいる(パサついている)」人が非常に多くなっています。90%くらいの確率でこういった髪質の人たちです。
稀に直毛の人が「クセ毛に髪質を変えたい!」とおっしゃる人がいますが、僕を含めたクセ毛の人たちから言わせてもらうと、それは「贅沢な愚問」です(笑)
僕はさておき、女性はやっぱりサラサラストレートに憧れる人が多いという現実を、再確認したランキング結果でした。

「髪質改善」の名前が付くと、内容はもちろん変わります
そもそもこの「髪質改善」って何なのでしょうか? 「髪質改善」といえば、数年前から流行り始めたものですが、「髪質改善トリートメント」や「髪質改善ストレート」といったものがあります。「髪質改善」と名が付いているだけあって、従来のトリートメントやストレートパーマとは少し違ったものになるんですね。
従来のトリートメントだと髪の中に水分や栄養分を補給して髪にうるおいを与えて、手触りや質感を向上させるものとなります。
一方で「髪質改善トリートメント」になると、水分と栄養分のほかに「薬剤」のような成分のものをプラスして塗布します。さらにヘアアイロンで熱を加えることによって、弱めのクセ毛ならストレートにすることができるんですね。そうやって「ダメージケア+クセを緩和」して髪質を改善する、といったものになります。
ストレートパーマが無理な人でも「髪質改善ストレート」ならできることが!

次に「髪質改善ストレート」をご説明します。
少し専門的なお話になりますが、髪はph値4.5〜5.5の「弱酸性」の状態が理想とされています。ph値とは理科の授業で習ったと思いますが、酸性やアルカリ性の度合いを示す数値だと思ってもらえればいいです。低いほど酸性の強度が強まります。
弱酸性が理想である理由ですが、キューティクルは酸性だと閉じていて、アルカリ性だと開いた状態になってしまうからです。
ただ、通常ストレートパーマをかける際の薬剤は「アルカリ性」なんですね。アルカリの力でキューティクルを開き、薬剤を髪の中に浸透させていくんです。それによってクセ毛が矯正されてストレートになるのですが、一方で少なからず髪の傷みというものがセットでついてきてしまいます。
そこで「髪質改善ストレート」にすれば、「酸性ストレート」という「酸性」の薬剤を使って「酸性領域」で施術していくんです。そうすることで必要以上にキューティクルを開きすぎないので、髪の傷みが圧倒的に軽減されます。
現時点で髪にダメージがかなりある人の場合、通常のストレートだと髪の傷みが進行してしまう可能性があるために施術不可という場合もあるんですね。でも髪質改善ストレートを選ぶことで、ストレートの施術ができるようになって劇的に髪質を変えられるチャンスが広がっていきます。

「髪質改善」メニューでもできないこと、当然あります。
一方で髪質改善のメニューをするにあたって、気をつけておいたほうがいい点もあります。
「髪質改善トリートメント」に関しては、ある程度の弱めのクセであればストレートに伸ばすことができるのですが、強めのクセはストレートパーマのように真っ直ぐサラサラには伸ばすことができないんですね。
「髪質改善ストレート」に関しても同じことがいえます。どうしても酸性領域の髪に優しい薬剤を使うぶん、「髪質改善トリートメント」よりはクセは伸ばせますが、強すぎるクセの髪は、通常のストレートパーマでないと思ったようなサラサラストレートになってくれないパターンもあるんですね。こちらも注意が必要です。
自分の髪が今どのくらいのクセで、どのくらいの傷み具合で、どんな状態にあるのかで、仕上がりの具合が変わってくるということを知っておいたほうがいいでしょう。
しかも髪質改善のメニューは、従来のトリートメントやストレートパーマに比べると一般的に価格も少し割高になってきます。「せっかく高いお金を払ったのにクセが伸びていないし、髪質も変わっていない…」といったすれ違いが起きないよう、よく美容師さんと相談してくださいね。

長年の悩みから解放されたお客様
50代のお客様のHさんは、かなり強めの頑固なクセ毛にお悩みでした。5年ほど前までは2〜3か月に1回従来のストレートパーマでストレートをかけて、なおかつハイトーンの白髪染めを毎月されていたんですね。僕もどうにか髪が傷まないようにと試行錯誤しながら施術していたのですが、どうしても髪が傷んでしまって髪を伸ばしたいんだけれど途中で切れてしまいショートヘアから抜け出せない…、そんな状態だったんです。
たまりかねた僕も「ストレートか、ハイトーンの白髪染めのどちらかをやめましょう!」と何度かご提案してみたのですが、こだわりの強いHさんは「どっちもやめられない!」の一点張り。どうしようかと2人で悩んでいた矢先に「酸性ストレート」が登場したんですね。
早速Hさんにおすすめして施術してみたところ、もう今まででは考えられない仕上がりだったんです。それ以来Hさんの髪はようやく伸ばせるようになりました。抜け出せなかったショートヘアからボブになり、肩につく長さにして楽しんだり、と。こだわりのハイトーンの白髪染めをやめることなく、きれいに髪を伸ばすことに成功したんですね。
酸性ストレートがピッタリとハマり、髪質改善に成功した事例でした。現在もHさんはサラサラヘアを楽しんでいらっしゃいます。

今回は検索ワードNO.1の「髪質改善」についてのお話しでした。髪質が気になっている人は、以上でご紹介したメニューを知ったうえで、ぜひ美容師さんに相談して試してみてくださいね!
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