
マスクは、ヘアスタイリングの味方にも敵にもなる…。上手な付き合い方を徹底指導
[ 僕たちのビューティフル・ライフを探そう ]
今週は「今がチャンス!? ヘアスタイルのスキルをアップさせよう!」というテーマでお話しします。
コロナ禍でヘアスタイルはどう変化した?
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、日常生活のさまざまが大きく変化しましたよね。外出自粛、三密、マスク着用、リモートワークなどなど…、業務内容や働き方の変化、普段の生活までもが変わってしまいました。
僕も美容室を経営している立場として、2年前初めての緊急事態宣言が発令されたときのことです。人が外出をしなくなりお店も一時はどうなるものかと思いました。でも、感染対策をしっかりとしていれば美容室は感染リスクは低いとのことで、その後は通常営業でお客様も以前と変わらずにご来店いただいています。

いくら外出する機会が減ったとはいえ、やっぱり髪は放っておけばボサボサになってしまいます。そんな髪ではよけいに気分も下がるし、お仕事にも支障が出てきますよね。女性に限らず男性もですが、皆やっぱりきれいでカッコよくいたいものです。僕だってそうです。
やっぱり「髪」は大切な身体の一部であるのと同時に、人の「気分」に影響するものだなあとコロナによって改めて気付かされたんですね。
今回はこのコロナ禍において「ヘアスタイル」にはどういった変化があるのか?といったところを掘り下げていこうと思います。
新たな定番到来!? マスク装着時のヘアスタイリングのコツとは?
コロナによってマスク着用を余儀なくされてから数年経ちますが、もはやここまで毎日毎日マスク生活をしていると、さすがに慣れてきましたよね? 医療従事者の方など、以前から一日中マスクをしていることに違和感のない方もいらっしゃるとは思いますが。
それなりに慣れてはきたものの「やっぱり煩わしいから早くまたマスクをしなくて良い日々が戻ってきてくれないかな」と僕は思っていて、みんな同じように感じているだろうと思っていたんですね。

ところがお客様とお話ししていると、意外と女性の中には「マスク生活は今後もずっと続けばいいのに」と思っている人が一定数いることがわかりました。
これには僕もびっくりしましたが、お客様との会話の中で女性が感じている「マスクが顔や髪にもたらした影響」をまとめてみます。
●マスクのメリット
・メイクを頑張らなくて済む
・小顔効果。骨格を気にしなくて良い
・目ヂカラが出る
■マスクのデメリット
・前髪が崩れやすい
・顔周り、耳周りの髪がボサボサになる
といった感じですね。確かにマスクが「顔」にもたらす効果で言えば、マスクに覆われて顔は見えなくなるのでアイメイクを中心にやっておけば良い、ということになりますもんね。その影響でお化粧品、口紅、リップなどの売り上げが下がったなんて話もありましたよね。納得です。
それの延長で、マスクによって鼻や口などの他のパーツが隠れて目が強調されることで「目ヂカラが出る」「小顔効果が出る」といった側面もあって、「このままマスク生活でも良い」と感じている女性がいることも説明がつくと思います。

次に「髪」にもたらす効果です。前回の記事でもお話ししましたが、マスクで顔が覆われることで「髪による顔の骨格補正」が必要なくなります。顔の大部分がほぼ隠れているからです。(※前回の記事「外国人のように顔に立体感を出したい人必読! ヘアスタイルでも多くができます。」https://digi-den.net/miyazaki-masaya/business-and-life/2022/03/03/8768/へリンクを貼る)
なので顔型や、気になる部分の骨格もあまり考えなくて良くなります。マスクが当たり前の今だからこそチャレンジしてみたいヘアスタイルにしてみるのもアリですよね!
またデメリットで言えば、マスクによる「前髪問題」ですね。マスクをしていることで呼吸での湿気が上に上がって前髪がうねってしまったり、ペタッとしてしまうという問題です。これは大勢の人が悩んでいるようですが、こういった場合は
・前髪に軽くハードスプレーをかけておく
・おでこにベビーパウダーをはたいておく
などの方法を試してみてください。
また、マスクをすることで顔周りや耳周りの髪がボサボサになりやすい、という問題もありますが、これは耳周りの髪にも少量のスタイリング剤をつけることで解消されると思います。

マスクによってどうしても顔が野暮ったく見えてくるので、前髪に関してはシースルーバングのような透け感のある前髪や、もしくは前髪を長めにしておでこを出す感じにしたほうが顔全体はスッキリ見えてきます。
また顔周りの後れ毛もマスクヘアとしては邪魔になったりするので、顔周りもスッキリ出しておいたほうが良いと思います。
画面映えするオンラインヘアのポイントとは?
zoom会議やオンライン飲み会などの画面越しでのやり取りも増えましたよね。これに関してはマスクがいらないので普段のヘアスタイルで良いと思いますが、ポイントとしては画面越しだと場所によっては表情が暗く見えてしまうので、自分を照らすライトを設置したほうが表情も髪もきれいに見えます。
また、画面越しの特権は「後ろ髪は見えない」という部分です。この際オンラインのときは後ろ髪は手を抜いてしまいましょう(笑)

おうち時間をムダにしないためにオススメしたい2つの行動
外出自粛などでなかなか旅行どころか買い物すら、お出かけもしづらい状況ですよね。おうち時間をいかにして過ごすかというところですが、人にあまり会わない状況を逆手にとって「スタイリング、ヘアアレンジの練習をする」を勧めたいです。
もう一つ推奨したいのは、映画やドラマをじっくり観ることです。これは、単に僕の趣味を紹介しているのではありません。僕が美容師だからこそ言っているのです。

おうち時間が増えたことでこの数年で、ネットフリックスやアマゾンプライムなどに入会した人が増えたと思います。たくさん映画がありますよね? もちろん、ただ映画を見てくださいなどと言っているのではありません(笑)。
せっかくおうちにいる時間がたくさんあるので「映画の中の可愛いと思った女優(男性の場合は、カッコイイと思った俳優)のヘアスタイルを、自分で真似してスタイリングしてみる」ことをオススメしたいのです。
このヒロインの髪はどうスタイリングしてあるんだろう?と研究して、実際に自分でやってみるんですね。これを繰り返していれば、必ずスタイリングが上手になります。
またお出かけができるようになった時に備えて、自分のヘアスタイルのアレンジのバリエーションを増やすために、ぜひこの機会に映画やドラマをたくさん観て、ヒロインの髪を真似する練習をしてみてください!

今回はコロナ禍におけるヘアスタイルについてのお話でした。一刻も早い終息を願いますが、この状況もまだしばらく続きそうなのでぜひ参考にしてみてくださいね!
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