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更年期障害にならないための3つの方法

[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

こんにちは! 更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
私は仕事柄、企業さんや自治体、医療機関などで講座や講演会を開催させていただくことが多いのですが、先日のセミナーで「更年期障害は遺伝するのでしょうか」という質問がありました。
そこで、今回はそのことについて書きたいと思います!

更年期障害は遺伝するのか?

「自分の母親が、更年期障害でとても大変そうだった姿を見ていたので、私も同じようになってしまうのではと不安です」
そのような相談を受けることは、少なくありません。
確かに、身近な人がつらくなっている姿を見ていると、不安になりますよね。

先に答えを言うと、更年期障害は遺伝しません!

「更年期障害」になる3つの理由

更年期症状と更年期障害は違うことを知っていますか? 更年期症状は9割の女性、つまりほとんどの女性が更年期に感じる心や体の不調のことです。一方で更年期障害はその更年期症状によって、自分、もしくは家族の日常生活に支障が出てしまう状態のことを指しています。
では、更年期障害になる理由を3つご紹介していきましょう。

●一つ目は、身体的要因です。

女性ホルモンの急低下によって起こる、自律神経の乱れなど身体的に出てくる症状のことです。
カラダが疲れやすくなったり、動悸や急な発汗やほてり、眠れないなどの睡眠の問題や、冷えや便秘などがこれに当たります。

●二つ目は、環境要因です。

更年期に差し掛かる40代、また50代は、ちょうど仕事で責任ある立場になったり、親の介護が始まったり、子どもの受験や巣立ちなど、家庭環境が大きく変化しやすい時期です。また高齢出産の場合は未就学児を育てている場合も。
人によっては様々な環境変化が重なることが多いのです。どれか1つとっても大変なことなのに、さらに自分の体調が本調子じゃないとしたら…。想像するだけで、大変さが伝わるのではないでしょうか。

●3つ目は、心理的要因です。

心理的要因とは、本人の気質によるもの。つまり、きっちりした性格や、自分に厳しい性格、「わたしなんて…」とマイナスに捉えやすい性格は更年期障害になりやすい…と一般的には言われています。
しかし、「そんなこと言われても!これで40年、50年生きてきたんですけど?!」と言うのが多くの女性たちの想いではないでしょうか。

大丈夫!対策方法があります!

大丈夫。原因が分かれば対策がとれますよ。私の運営する更年期サポートの「NPO法人ちぇぶら」が推奨するそれぞれの対策方法をお伝えしますね☆

●まず一つ目!身体的要因について。

体を動かし、その場で体調を整える「ちぇぶら体操」で体調管理の方法や、自律神経を整える方法を身につけていきましょう!簡単な体操で体を動かすことで、更年期症状がラクになることがわかっています。

●二つ目の、環境要因!

自分の人生のライフイベントを紙の上に書き出し、俯瞰して見てみてください。ちぇぶらでは、「ライフキャリアデザインワークシート」と言うワークを行なっています。
自分の人生の転換期が客観的に捉えられると、たとえ同じ環境変化が起こったとしても、丸腰でそれを迎えるのと、心構えや準備があるのとでは、過ごし方も、捉え方も、対処の仕方も、アクションも大きく変わるものです。

●そして3つ目!心理的要因!

多くは、本人の気質だから仕方がないと思われがちですが、そんな事ありません!
例えば、更年期の情報を正しく知ることができれば心構えができますし、いざという時に医療機関にかかるハードルだって下げられます。
共通のテーマを持ったコミュニティに出会えることも、気持ちの安定に繋がりますし、そう考えると、この心理的要因のハードルも、グッと下げることができるのではないでしょうか。

更年期障害はこわくない!予防・管理・対処ができます

更年期障害は、正しく知る事、対策ケアに取り組む事で、予防も対処も管理もできるのです。必要以上に恐れなくて大丈夫。ぜひこの時期を、心と体と向き合い、より自分らしく充実した人生に向けた準備期間にしていきましょう!!


<この記事を書いた人>

永田京子
NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
著書:はじめまして更年期♡(青春出版社)、女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)

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