
体温が低い人が体温を上げて健康になる方法
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

こんにちは!更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
このコラムでは40代からをよりごきげんに快適に過ごせるような、ヒントやアイデアを発信しています。ぜひ、日ごろの健康づくりにお役立てくださいね。今回のテーマは、「体温が低い人が体温を上げて健康になる方法」です。

先日、このようなご相談が届きました。
「体温が低いと免疫力が下がりやすく病気にもなりやすいと聞きました。平熱はいつも35度代。自分でできる体温を上げる方法ってあるんでしょうか(40代女性)」
最近はどこに行く時にも体温を測る機会がありますよね。あなたの平均の体温は何度ですか? 実は体温が1度下がると免疫力が30%下がると言われています。
低体温が免疫力を下げる理由
免疫力が下がる理由は、体温が下がることで血流が悪くなるからです。血流が悪いと体内にウィルスや細菌などの異物を発見しても、その異物と戦ってくれる血液中の白血球が集まりにくいですよね。つまりは、免疫力が低下して、侵入してきたウィルスや細菌に負けてしまいやすくなるのです。
そこで今回は、体温の低い人が体温を上げて健康になる方法をご紹介していきます。
体温を上げるメリットについて
体温が上がると基礎代謝が上がります。つまりは太りにくい体になるんです。それだけではありません。免疫力が上がるので病気になりにくい健康な体になります。
また、体温が高いと腸の動きが活発になるので便秘の予防にもなりますし、脳への血流も良くなり、記憶力の低下や認知症の予防にもつながると言われています。
低体温になってしまう3つの理由
1つ目の理由は筋肉!
体温が下がってしまう原因の9割は筋肉量の低下です。筋肉は人体の最大の発熱機!そのため、筋肉が少なくなってくると体温も下がります。体温が下がれば基礎代謝も下がり、基礎代謝が下がれば内臓脂肪が増えていきます。
2つ目の理由は生活!
これから夏をむかえますが、エアコン生活で汗をかきにくい環境に毎日、長時間いるのは体温の維持によくありません。なぜなら、気温の変化があまりない状態で過ごしていると、自律神経の中枢である視床下部に影響を与えるからです。視床下部は私たちの体温調整や、心拍、呼吸など、自律神経を司っているのですが、自律神経が乱れてしまうと体温調整がうまくいかなくなり低体温になりやすくなります。
3つ目の理由はストレス!
人間関係や家族のこと、経済面…。はぁ…。
生きていればどんな人でもストレスはあるものです。ストレスは低体温の方には大敵!ストレスによって分泌されるホルモンは、筋肉を分解してしまうことがわかっています。つまり、ストレスが強い状態が続くと筋肉が痩せやすくなり、ますます体温が低くなってしまうのです。
今日から使える体温を上げて健康になる方法
体温を上げて健康になる、最も近道で、最も効果的な方法は「朝のウォーキング」です。なぜなら、朝は体温が1番低いときだからです。朝に歩くことで1度ほど体温が上昇します。体温が上昇すると生活リズムも整いやすく、1日のポジティブ・ルーティーンができますよ。
歩くときのポイントは、いつもよりも大股で歩くことです。大股で歩くことで普段使わない筋肉を使うので、短時間で体温を上げることが可能になりますし、代謝のアップも期待できます。

大雨が降っていたり、なかなかウォーキングができないと言う場合は、自宅で簡単にできるスクワットをしたり、体を動かすのが億劫に感じるときには温かい湯船につかるのも良いでしょう。生活の中で工夫をして、体温を1度上げて快適にすごしていきましょう!
永田京子
NPO法人ちぇぶら代表理事 / 更年期トータルケアインストラクター
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