
40代からの肩こりを根こそぎスッキリさせる体操
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

こんにちは!更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
このコラムでは40代からをよりごきげんに快適に過ごせるような、ヒントやアイデアを発信しています。ぜひ、日ごろの健康づくりにお役立てくださいね。今回のテーマは、「40代からの肩こりを根こそぎスッキリさせる体操」をお届けします。
みんなの肩こり対策
「突然の頭痛と吐き気。やばい…脳の血管やっちゃったかも! そう思って、あわてて救急車を呼んだら原因は………『肩こり』でした。」
更年期サポートの仕事をするようになってから、このような声を聞くことがたびたびあります。吐くほどの肩こり。想像するだけでもツライですよね。
ところで、みなさんは肩がこったとき、どうしていますか?
以前、40代の女性たちがあつまるコミュニティで尋ねるとこんな答えが返ってきました。
- マッサージ屋さんでほぐしてもらう。
- 自分で揉む
- あきらめる
- 運動したりストレッチする
- 寝転んでゴルフボールを背中にあててゴロゴロする。
- 通勤中に電車のドア側の手すり部分に背中をあててほぐす
なるほど、いろいろな方法がありますね。
今回は、道具もお金も必要なし!
自分のからだ一つでその場で肩こりを根こそぎスッキリ解消する、ザ・チェンジ・オブ・ライフの「ちぇぶら体操」をご紹介します!
40代の女性は肩がこる!その理由
40代からの肩こりの主な原因は2つあります。
1つ目は「姿勢」です。
日頃から骨盤が後ろに倒れて猫背になっていませんか? デスクワークや家事で背中が丸まっている時間が長くありませんか?
同じ姿勢をしていると、どうしても血行が悪くなります。
すると肩甲骨まわりに、コリの原因である老廃物が滞りやすくなってしまうのです。
2つ目は、「女性ホルモン」の急低下によるものです。
女性の場合、更年期と呼ばれる時期、からだの中で女性ホルモンが急激に低下します。女性ホルモンには、血管を強くしなやかに保つはたらきがありますから、それが低下すると、どうしても通常よりも老廃物が滞りやすくなります。つまりは、いつも以上に肩が凝るわけです。
実践!肩こり解消エクササイズ
肩こり解消のポイントは、1つ。「肩甲骨」です。
肩甲骨周りの筋肉をうごかしてほぐすことで、血流をよくして滞っている老廃物を流し出すことができます。
実際に一緒にやっていきましょう!

1. 両方の手を肩の上に乗せ、肘で大きな円を描くようにして、前まわりに動かす。
【10回程度】
この時に、肩甲骨周りがゴリゴリと音を立てるくらい大きく回す。なお、このゴリゴリ言っているのは老廃物の音。自宅でやるときは、このゴリゴリがなくなるくらいまでしっかり回すと、とてもすっきりするのでオススメ!

2. 肘で大きな円を描くようにして、後ろにまわす。
【10回程度】
肘が後ろを通るときに、胸から肩にかけての筋肉がストレッチされるように大きくまわす。

3. 両方の手を天井の方向へまっすぐと伸ばしダブルクロス。
余裕があれば、後頭部で二の腕を後ろに押す。このまま10秒キープ!
ゆっくりと腕をほどく。(痛い場合は、決してムリをしないように)
いかがでしょうか。
肩周りがポカポカしたり、すっきりしている感じがしますよね♪
「肩だけでなく頭までスッキリしました」
「目のかすみがなくなり視界がクリアになっておどろきました!」
セミナーでこの体操を行うと、受講者さんからこのようなご感想をいただきます。
肩こり解消のポイントは血液の流れ
肩こりが一気に解消する変化のカラクリは以下の通りです。
まず、肩甲骨まわりの筋肉を動かすことでその辺に滞っている老廃物を浮かせます。
次に、腕をクロスすることによって肩周りに軽いプチ加圧状態を作り、軽く血流をおさえます。
すると、腕をほどいたときに血液がいつもよりも勢いよく流れ、肩周りのコリの原因である老廃物を血液の力で根こそぎ流すことができます。それに、上半身全体の血流がよくなるので、肩こりだけでなく、頭や目までもがスッキリする効果みられるというわけです。
今、肩こりに悩んでいるかたも、肩こりはあんまり自覚がないなという方も、日ごろからこの体操を行っていると常に血流のいい状態が保てます。
お金がなくても、道具がなくても、自分のカラダさえあればいつでもどこでもできる「ちぇぶら体操」。スマホの合間や家事の合間など、生活の中に取り入れてごきげんで快適な日々を過ごしましょう!
永田京子
NPO法人ちぇぶら代表理事 / 更年期トータルケアインストラクター
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