
40代からの口臭について!今すぐできる2つの対策ケア
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

こんにちは!更年期トータルケアインストラクターの永田京子です。
このコラムでは40代からをよりごきげんに快適に過ごせるような、ヒントやアイデアを発信しています。ぜひ、日ごろの健康づくりにお役立てくださいね。今回のテーマは、「40代からの口臭について!今すぐできる2つの対策ケア」をお届けします。

「このごろマスクしてるから、自分の息のにおいを嗅ぐでしょ。最近口臭がきつくなった気がするのよ。なにか自分でできる簡単なケア方法ありませんか?」
先日、更年期をテーマにした講座でこのような相談がありました。
実は、40代以降の女性から口臭やドライマウス悩む方は急増します。
- なんだかこのごろ口臭が気になる
- 口が乾くような気がする
- 気がついたら口の中がネバネバしている
- 虫歯になりやすくなった
- 人と話す機会が減った
これらに思い当たることはありませんか?
1つでも当てはまる方は、ぜひ対策ケアに取り組んでみてくださいね!
40代以降、口が乾きやすくなる原因
なぜ、40代以降、口が乾きやすくなるのでしょうか。
1つめの理由は、性ホルモンの低下です。
女性ホルモン・エストロゲンには、粘膜の潤いを保つはたらきがあります。そのため、女性ホルモンが減ってくる40代以降は、これまでより唾液の分泌が減りやすくなってしまうのです。
2つめの理由は、口の周りの筋力の低下です。
朝起きたら口が乾いているということや、スマホやパソコンに夢中になっていたら気がついたら口がカラカラだった!なんていう経験はありませんか?
口の周りの筋肉を動かさなかったり、口の周りの筋肉が衰えてくると唾液の分泌量までが減ってしまいます。このごろ、あまり人と話す機会がない、よく噛んで食べないというかたは要注意です。
筋力は加齢とともに衰えますから、特に40代以降は顔周の筋肉を意識的に動かすことが大切です。
唾液がすごい!口臭やドライマウスの予防のポイント
口臭やドライマウスの予防のポイントは唾液を出すことです。
唾液は、食べ物を消化するだけではなく、口の中を潤して傷つけないようにしたり、食べ物を飲み込みやすいようにまとめるはたらきがあります。また、食べかすや細菌を洗い流してくれ、唾液がうまく分泌されると口の中を清潔に保てるので口臭の予防につながります。さらには、口の中がきれいに保たれると、免疫力も高まり虫歯や歯周病の予防にもなりますよ。
唾液のパワー、すごいですね!
そんな唾液を出しやすくするには、口の周りの筋力をよく使うことがオススメです。
ポイント1 食事はよくかんで食べる
よくかむことで、口の周りの筋肉が動きます。すると、唾液線が刺激されて唾液の分泌がアップ! 食事をするときに、意識をしてよく噛んで食べてみてください。消化も助けてくれますよ。食事以外でもガムをかむなどもオススメです。
ポイント2 よく話し、よく笑うこと
このごろ人と話していますか? 笑っていますか?
話したり、「あはは!」と笑ったり、表情筋を動かすことで口の周りの筋肉にも刺激がいき、唾液が出やすくなります。声に出して本を読んだり、歌ったりするのもおすすめです!
ポイント3 口の周りの筋トレをする
唾液腺を刺激する体操をご紹介しましょう!
今回は、マスクをつけながら移動中にかんたんにできる方法をご紹介します。
もちろん、仕事や家事をしながら、テレビをみながらなどでもできますよ!
① 左右のほおをおもいきり膨らませる

② 左右のほおをおもいきりすって凹ませる

これを10セット繰り返します。
いかがでしょう。ジュワッと唾液が分泌されたのが感じられたのではないでしょうか。
口の周りの筋肉を使うことで、顔まわりの血流も良くなります。小顔効果や、ほおのあたりに出やすいほうれい線の予防効果も期待できますよ!
ぜひ試してみてください。
その口臭、思い込み?!間違いやすい病気に注意
実は、思い込みの口臭があります。
心理的口臭症と呼ばれますが、実際にはさほど匂っていないのに、本人だけが口臭がきついと思い込んでいる場合です。
口臭が気になると、人と会うことが怖くなってしまったり、日常生活に支障が出てしまうことも。もし気になるようであれば、歯科で口臭検査ができますよ。
また、更年期による口の渇きだと思っていたら、実は糖尿病など他の病気が隠れている場合もあるので、気になる場合は迷わず医療機関を受診してください。
原因が分かり対応できるものなのか、それとも心理的なものなのか。それがわかれば、心の安心につながりますよ。
口も心もスッキリと過ごしていきましょう!
永田京子
NPO法人ちぇぶら代表理事 / 更年期トータルケアインストラクター
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