
「私って今、更年期?」基礎体温から知る方法
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
「更年期や、閉経が近づくと基礎体温に変化があると聞きました。どのように変化をするのですか?」
先日、このようなご質問をいただきました。
そこで今回は「体の様子を教えてくれる基礎体温について」をテーマにお届けします。
「私って今、更年期なの?」の1つの指標として、今回お伝えする基礎体温の知識がきっと役に立ちますよ!
基礎体温ってなに? いつ測るの?
そもそも、基礎体温ってなんのこと?
基礎体温とは、わたしたちが生きるために最低限のエネルギーしか使っていない状態のときの体温のことです。安静にしているとき、つまりは寝ている間の体温になります。
そうはいっても、寝ている間は自分ではかることはできないですよね。
なので、基礎体温はいつ測ればいいかというと、朝起きて活動する前、目が覚めてからすぐにはかります。
はかるときには、基礎体温計(婦人用体温計)を使います。一般的な体温計では、体温が0.1単位でわかるのですが、基礎体温計は0.01単位で表示されます。
知っておこう!正常な基礎体温
更年期の基礎体温の前に、一般的な基礎体温について知っていきましょう。
月経が始まった日を1日目として、月経が始まるとおよそ2週間(14日間)、低温期と呼ばれる体温が低い状態になります。そして、排卵を機に体温が上昇。次の月経が始まるおよそ2週間(14日間)は、高温期と呼ばれる状態が続きます。もし、妊娠をしている場合は、このまま高温期が継続されますが、妊娠していない場合は体温が下がり、月経が始まります。このサイクルが私たちの体の中で、毎月毎月、繰り返されています。
温度差はどれくらい?
高温期は低温期と比べて、おおよそ0.3度から0.6度ほど体温がアップします。
高温期には、わたしたちの体の中では女性ホルモンのプロゲステロンが分泌されています。
このホルモンは、妊娠に備えるホルモンで、基礎体温をあげ、子宮内膜を厚くし、水分や栄養をため込もうとします。そのため、月経前の2週間はむくみやすくなったり、便秘がちになったり、食欲が増進することがあります。
また、肌荒れ、頭痛、気持ちのコントロールが難しくなるなど、PMS (月経前症候群)と言う症状に悩む方もいらっしゃいます。
更年期の基礎体温の変化について
更年期には、卵巣機能の低下から女性ホルモンの分泌が不安定になります。その影響を受けて、基礎体温にも変化が。個人差は大きいですが、よくあるパターンとしては、低温期と高温期の期間が短くなることが多いようです。例えば、これまで14日間ずつあった低温期と高温期の期間が、12日ずつになり、月経も28日周期ではなくて24日しか経ってないのに来るという具合です。
さらに、閉経が近づいてくると、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の減少から、低温期と高温期の差がほとんどなくなり、閉経以降の基礎体温は低温期のみとなります。
更年期からは積極的に体調を整えよう!
更年期からは、体温の違いだけではなく、女性ホルモンの低下から、急な発汗や、動悸、疲れやすさや、不眠など心や体にこれまで感じた事が無いような更年期の不調に悩むこともあるかもしれません。
不調に翻弄されるとしんどいですが、心と体を見直すチャンスと捉えて少しでも快適に過ごせる方法を模索していきましょう。体を動かしてみたり、バランスの良い食事に切り替えたり、好きなアロマを取り入れてみたり、自分自身が少しでも心地よく快適に過ごせる方法を積極的に見つけてみてくださいね!!
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