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【揺れる思春期③】「新しい自分をさがしだす」揺れる思春期

[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

更年期に私たちの体の中で性ホルモンが激動し心や体に大きな影響を与えるように、思春期もまた性ホルモン激動のとき。子どもから大人へと変身する過程で、心と体は大きく揺れ動きます。

今回は、前回に引き続き思春期の心の特徴を見ていきましょう。「新しい自分をさがしだす」というテーマでお送りします。​​

思春期の心「新しい自分をさがしだす」

自分らしさってなんだろう。
自分とは何ものなんだろう。
思春期の頃、そんなことを悶々と考えた思い出はありませんか?

”自我の芽生え” と言われますが、「自分の人生をどう生きるのか」を考え、迷ったり、「自分の考えで行動したい」と思うことのは自立のために大切な過程です。

自分で考え判断できるようになる

これまで疑ってもみなかった、自分の親や周りのおとなの言葉や価値観。
「それって本当にそうなの?」と疑問を持ったり、客観的にみつめて考えて判断したりということが、できるようになってきます。

つまり、「もう、おとなの言いなりにはならないぞ!」ってことです。
思春期の子どもって、とっても繊細で不器用で、めんどくさい!!
とはいえ、私たちも通ってきた道なんですけどね。

子どもには逃げ道を用意しましょう

中学生のころ、部活をサボッたことがありました。理由は忘れてしまったのですが、仲のいい友達と一緒に帰りたかったとか、見たいテレビ番組があったとかそんなことがあって、ふと「なんで毎日部活しなきゃいけないんだろう?」と考えたのです。

職員室によびだされたので、正直に理由を話したら、部活の先生はとても怒りました。
「すみません」と謝ったら「謝ってすむ話か」と怒られ、こわくなって泣くと「泣いてすむと思うな」と怒鳴られ、何も言わずに黙ると「反省の色が見えない!」と張りたおされました。

……。
どないせーっちゅうねん!!

常に正論が正しいわけではない

逃げ道をふさいだり、相手を言い負かす「論破」は、ラップバトルのようにエンターテイメントで行うもの。決して家庭内や学校や職場、日常生活で使うものではありません。
たとえそれが正論で相手を言い負かすことに成功したとしても、いったい何が得られるでしょう?  相手に感情的な「しこり」を残すだけです。

負の連想ゲームはやめよう!

人間は生きていれば、失敗をすることもあります。
だけど「ごめんなさい」と謝ったなら、いつまでも周囲のおとながネチネチ言わないこと。連想ゲームみたいに、過去のことを掘りかえしてわざわざ怒りを増幅させないことです。

でないと、子どもはだんまりを決め込むか、ウソをつかなければいけなくなります。

「えぇ! また、おばあちゃんのお葬式でお休み?! おばあちゃんこれで5人目だよね?」みたいな……。
伝えるべきことを伝えたら「次からは気をつけようね」とさっと引きましょう。
切り替えは大事。
言われる方も言う方もストレスがたまりますからね〜。

次回は、思春期の心の特徴の続き『お父さんがくさい!」と言いだす』をテーマにお届けします!


NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら

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