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【揺れる思春期⑤】「親よりも友だち」脱!ヘリコプターペアレント

[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]

更年期に私たちの体の中で性ホルモンが激動し心や体に大きな影響を与えるように、思春期もまた性ホルモン激動のとき。子どもから大人へと変身する過程で、心と体は大きく揺れ動きます。

今回は、「思春期は親よりも友だち」というテーマで前回に引き続き思春期の心の特徴を見ていきます。自分自身の思春期を振り返ると思い当たることもあるのではないでしょうか。

親よりも友だち! 

「小さいころは、親とあんなに一緒にいたくて大好きでたまらなかったのに、この頃はうっとうしくてどうにもこうにもたまらない」
思春期のころ、そのように感じたことはありませんか?

親としては、さみしい〜! ですが、これは立派な自立への過程。

親には言えない悩み事も、友だちになら打ち明けられる、というように、友達との距離が近くなります。
友達同士、友情でお互いに支え合いながら親ばなれをしていくのですね〜。

親も子離れ準備期間

親にとっても、子どもから目と手を少しずつはなしていく準備期間。
わかっちゃいても、心配なんですけどね!

心配だし、親からすればいつまでも子どもなんですけど、半分はおとなですから。
過度に干渉しすぎないで「何かあったらいつでも助けるよ」という思いは子どもに伝えておいて、そっと見守るくらいでちょうどいいのがこの時期です。

脱!ヘリコプターペアレント

「子どもが忘れ物をしては心配!」と学校の準備や宿題を子どもに代わって親がやったり、「悪い友だちとつるむようになったらどうしよう」と子どもの遊びやデートの様子を見にいったり。

このように、自立しなければならない子どもに、過剰に関わり続けることがやめられない親のことをアメリカでは「ヘリコプターペアレント」と呼ぶのだとか。

頭上で旋回するヘリコプターのように、自分の子どもに寄り添い、傷つきそうなことや困難があればすぐさま介入!
エスカレートすると、子どもが成人しても就職面接までついていくなんて話も聞きます。

ひと昔前までは、 “子どもへの愛情ゆえ” なんてポジティブに捉えられる節もありました。しかし、最近の研究では、過保護は子どもの成功の機会を奪い、子どもの自尊心の低下につながるとして問題になっています。

エネルギーは自分に向けて。自分の人生を楽しみましょう!

思春期の子育て中は、親も子離れ準備期間。子どもに、全エネルギーを注ぐのではなく、自分自身の人生を楽しみましょう。自分のやりたいことや好きなことを見つけて、子ども以外に自分を満たす方法を見つけましょう。


NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら

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