
どうする?子どもの子宮頸がんワクチン
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
子宮頸がん検診、行っていますか?
HPVワクチンのこと、お子さんと話していますか?
子宮頸がんは、子宮頸部といわれる子宮の入り口部分にできるがんのことです。
日本では、毎年およそ1万人の女性が発症し、年間で3,000人近くの命を奪っています。
子宮頸がんの原因
原因のほとんどは、ヒトパピローマウイルス (HPV)で、これはセックスで感染します。
8割の女性が一生に1度は感染するといわれるほどありふれたウィルスで、ほとんどの場合は感染しても自分の免疫によって自然に消えます。
しかし、中には発がん性が強いウィルスがあって、このウィルスに長期間感染したり、細胞に異常がおこると、数年から10年かけて悪性化。「がん」が発症します。ほかの「がん」とちがい、20〜30歳代という若さでの発症が増加しています。
予防方法は2つ
通常、「がん」予防と言うのは非常に困難なのですが、子宮頸がんについては、なんと予防ができるんです。
わたしたちができる予防方法としては2つ。
1つ目は、セックスを体験する前の10〜 14歳ごろに「子宮頸がん(HPV)ワクチン」を接種すること。
HPVワクチンは、小学校6年~高校1年相当の女の子を対象に、無料(公費)で提供されています。
2つ目は、20歳以上からは婦人科へ定期的に検診に行くことです。
WHO(世界保健機構)や日本産科婦人科学会では、この2つを行うことが推奨されています。
副反応は大丈夫なの?
HPVワクチンというと、一時期、からだの痛みやけん怠感などの副反応がマスコミで大きく報道されました。
もしもうちの子が……。
そう考えると、恐ろしくてたまらないですよね。
予防接種にはメリット、デメリットの二面性があるのは確かです。しかし、予防方法があるのに「なんだかよく分からないから」「知らなかったから」という理由でそのチャンスを失ってしまうのはあまりにもったいない!
何を選択するか、情報を集めて親子で話し合ったり、信頼のおける専門家や婦人科の先生に相談をしましょう。
HPVは男性にも感染します
ちなみに、HPVは男性にも感染し、陰茎がんや肛門がん、咽頭がんなどの原因になることがわかっています。日本でも、2020年12月にHPVワクチンの男性への接種が可能となりました。
男性の場合は、今のところ全額自己負担となります。また、女性と同じく性交渉を行う前の段階(12-13歳ごろ)に接種することが最も望ましいとされています。
最新の情報は、各市町村や厚生労働省のホームページなどで確認してくださいね!

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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