
思春期のからだ① 初潮の時期は人それぞれ
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
初潮(しょちょう)は、初めての生理のこと。
初経(しょけい)と呼ばれることもあります。
今回は「思春期のからだ① 初潮の時期は人それぞれ」と題し、初潮について確認していきます。
初潮の時期は人それぞれ
「うちの子、初潮が早すぎるんじゃないかしら」
「周りのお友達はとっくに初潮を迎えているのに、うちの子はまだはじまらない……」
初潮の年齢は、早くても遅くても心配になりますよね。
しかし、これはとても個人差が大きいこと。
さまざまな調査では、小学校高学年から中学生の10〜14歳で初潮を迎えることがおおいようですが、早い人では8才で、遅い人では16才になってもまだこないという人もいます。
身長や体重は関係あるの?
やせていたり、身長が低いと生理がはじまるのはおそいと聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、初潮をむかえるタイミングは人によってさまざま。身長が高くてもなかなかはじまらない人もいれば、身長が低くても早い人もいます。
小学校高学年からは、初めての生理がいつきてもいいように、ナプキンやショーツなどの生理用品、ナプキンを入れて持ち運べるポーチなど、親子で準備をしておくと安心ですよ。
初潮がこない!病院受診の目安は?
なかなか生理が来ないと心配になるもの。
初潮がこない場合の病院受診の目安は15歳ごろです。
産婦人科や思春期外来のある病院で相談ができます。
また、思春期のころは、まだ卵巣の機能が未熟です。日々のストレスやプレッシャー、ダイエット、食生活の乱れや寝不足、少しのことでも月経不順になりやすいのです。
初潮後の数年間は2人に1人は月経不順を経験するそうです。
過度な心配は必要ありませんが、15歳になっても初潮がはじまらない、3ヶ月以上生理が来ない、月経前や月経中に体調が悪くなったり本人が不安になる場合は受診の目安となります。
病院ではどんなことをするの?
婦人科を受診する大きなハードルは内診ではないでしょうか。
病気でないことを確認するため、多くの場合診察は、問診と内診、超音波検査、必要に応じて血液検査などを行います。
わたしは中学3年生くらいまで生理が来なくて、心配した母に連れられはじめて産婦人科へ行きました。結果は「あと1年待っても初潮がこなかったらまた来てくださいね〜」とのことで、その後、無事に月経も来ました。
中学生のわたしには、内診が恐怖すぎてずいぶん病院にいくのを渋ってしまったのですが、不安なことは伝えましょう。内診が必ずあるわけではありません。お腹の上から超音波検査をしてくれることもあります。
なにか病気がかくれていたら大変ですから、心配な場合は、勇気をだして受診しましょう。

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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