
思春期のからだ③ 子どもに伝えておきたい生理にまつわる10のこと -前編-
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
生理前や生理中の不快感は、個人差がとても大きいです。
わたしたち親の生理が重いから子どもも大変というわけではないですし、親の生理が軽いから子どもも心配ない、というわけでもありません。
前もって生理前や生理中に、どのような不調がおこりやすいのか、どんな対策があるのかなど子どもに伝えることで、不安を軽くしてあげることができますよ!
子どもに伝えておきたい生理にまつわる10のこと
思春期の子どもに伝えておきたい「生理」にまつわる10のことをまとめました。
もしも、伝えそびれている! ということがあれば、ぜひこれを機にお子さんと話をしてみてくださいね。
1 生理についてのこと
生理があるということは、おとなのからだへ順調に成長しているということ。とてもポジティブなことです。生理についてのからだの仕組みを伝えておきましょう。
「いつ赤ちゃんが来てもいいように、赤ちゃんが来た時に備えてお腹のベッドを新しくフカフカにするために、月に一度血がでるのよ」など、生理の理由がわかると受け入れやすいようです。
2 生理前にはホルモンバランスが大きく変化すること。
月経前症候群(PMS)といって、生理前になるとホルモンバランスが乱れやすくなります。それが原因で自分で心やからだのコントロールが難しくなることがあります。
3 イライラしたり精神的に不安定になったりすることがあること。
ホルモンバランスの乱れから、感情が乱れることがあります。些細なことでイライラしやすくなったり、急に涙がポロポロこぼれることも。そんな可能性があることも、事前に知っておくと安心につながります。
4 生理痛は我慢する必要はないこと。
とくにまだ月経にからだが慣れていない思春期は、生理痛を感じることが多いようです。体を温めたり、生活習慣を整えることで緩和されることもありますが、つらい場合は、病院(婦人科)で相談ができます。
5 心やからだがつらい場合は、薬や病院(婦人科)で相談することができること。
ホルモンバランスの乱れから、心やからだが自分の思う通りにいかないことがあります。毎月のことですから、つらいことを我慢しつづけるのは大変。今は薬も治療もありますし、万が一他の病気が隠れている可能性もありますから、一人で抱え込まずに相談をしましょう。婦人科受診は、わたしたちの手を離れ子どもが自立したあとも命を守る知恵につながります。
「生理」は大切なことを学ぶ、会話のきっかけに最適!
初潮が始まってから、30年、40年と、なが〜く付き合っていく「生理」。
正しく知って、うまく付き合っていく方法をみつけて、自分自身の心とからだを、もっと大切にしていけるチャンスにしていきましょう。
次回は、「子どもに伝えておきたい生理にまつわる10のこと -後編- 」をお伝えしていきます。

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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