
思春期のからだ⑤ ダメ!絶対。思春期のダイエット
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
思春期は性ホルモンが増え、からだが一気に成長するとても大切なときです。
つまり、一生涯の中でも最高に栄養が必要なときなんです。
10代の栄養が「人生の健康の土台」をつくると言っても過言ではありません。
しかし、思春期は必要以上に見た目が気になるお年ごろです。
中には、ネットやテレビでみかける痩せすぎたモデルに影響されて「やせ願望」に支配される場合もありますよね。
ところが、からだを作らなければならないこの時期に、モデルの食生活をマネして、ヨーグルトしか食べない! みたいな偏食に走るのはとってもキケンです。
なぜなら、思春期の栄養不足は、脳とからだの成長や発達、将来の健康にも影響するからです。
そこで今回は思春期のダイエットのポイントについてお伝えしたいと思います。
キレイになりたければ性ホルモンを味方につけること
「やせ=キレイ」ではありません。
もしキレイになるために痩せたい! そんな願望が見えかくれする場合、
「キレイになるなら、食事制限のムリなダイエットではなく、せっかく分泌されるようになってきた性ホルモンを味方につけるのが一番よ♪」
そう、お子さんに伝えてあげてください。
女性ホルモン(エストロゲン)は、お肌のハリやツヤをよくし、髪に潤いを与え、ウエストをくびれさせます。
ダイエットは18歳から
それでも、どうしても、ダイエットをしたいというのであれば、ある程度からだが作られた後の18歳以降からにしましょう。
まずは、「丈夫なからだ」を作ることがなにより大事です。
思春期はしっかり食事から栄養を取る、適度に運動をする、睡眠をとることが美しくなる1番の近道です!
特に思春期にとっておきたい栄養
食事は、「バランスよく食べる」ことが何より大事ですが、ここでは特に思春期に意識してとっておきたい栄養素を3つご紹介していきます。
1つめは、カルシウム
カルシウムの蓄積量は思春期にピークを迎えます。ここでしっかり摂取しなければ、おとなになってからは増やすことができません。
2つめは、鉄分
思春期にからだが大きくなると血液の循環量が増えます。そのため成長期には血液のもととなる鉄分が不足しがちに。加えて月経という定期的な出血で、貧血になりやすいときです。
3つめは、たんぱく質
思春期のからだの急激な成長とともに筋肉量も増えます。からだをつくる材料不足・エネルギー不足を起こさせないために、たんぱく質をしっかりとることが大切です。
食べたもので体は作られる。
当然ですが、私たちのからだは食べたもので作られます。思春期はからだが作られる時期だからこそ、ダイエットではなく食べることで「キレイと健康」の土台を作っていきましょう!!

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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