
「老化」を緩やかにする考え方
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
「老化する」ことに、あなたはどんなイメージをもっていますか?
今回は、老化を緩やかにするための科学的根拠のある「考え方のコツ」をご紹介していきます。
もしかしたら、 気持ちの持ち方で、体調まで変化するかもしれませんよ!
人は期待に応えようとする
人は良くも悪くも、与えられた環境に順応し、期待されていることに応えようとするものです。
いい例で言うと、たとえば仕事や資格の取得で、周囲から適度な期待をかけられると、その期待に応えるために力を発揮して成功をおさめたという経験はありませんか?しかし、一方で「期待に応えること」がいい例ばかりではありません。
たとえば高齢者をイメージしていただきたいのですが、周りの人たちが過剰に気を使いすぎたり、 環境が変化すると、「ああ、自分はもう高齢者なのだ」と 感じて本当にそうなってしまうということがあります。「介護施設に入った途端、衰弱していった」なんて話も聞いたことあるのではないでしょうか。
これと同じで、更年期であっても、さまざまな体調の変化を目の前に「ああ、自分はもう歳をとってしまった」と、 自分自身で思い込んでしまう(そうなることを期待していると脳が間違い)と、本当にそうなってしまうということです。
660人を調べた2002年の研究(※1)では、「老化」について フラットもしくはポジティブに捉えている人は、そうでない人とくらべると寿命が7.5年も長かったそうです。
(※1)Longevity increased by positive self-perceptions of aging
アンチエイジングの刷り込みの罠
よく「アンチエイジング」と言われますが、エイジングをアンチするということなので、無意識に「老化はダメなもの」という意識が刷り込まれ、あまりよくないんでは?なんて言われたりもしています。
そんなことを言われても、もうすでに刷り込まれている老化のイメージは、どういう風にポジティブにすればいいのよ!!
と言うので、わたしは「無意識を意識するように努力してみる」っていうのがすごくポイントなのではないかと思っています。
そこで、歳をとっていくことのイメージをポジティブに変えるアイデアをご紹介していきます。
老化イメージをポジティブに変えるアイデア
1. 思い込みの入れ替え
例えば老人=体が動かない、寝たきり、などと言うネガティブなイメージがついている場合は、それとは反対のロールモデルを見ることです。
たとえば、90代のフィットネスインストラクター瀧島未香さんは、最高だと思います!! 勇気がでますよね。
また、122歳まで生きたフランスのジャンヌ=ルイーズ・カルマン(Jeanne-Louise Calment)さんもいいでしょう。
その他にもご自分の周りにいる、元気でステキな方をぜひ思い浮かべてみてください。
2. 日常的に感じる変化=老化ではない
たとえば、 白髪を見つけたとき、鏡を見てシワが増えていると感じたとき、お風呂に入っているときに自分のお腹をみて体型が崩れているとショックを受けたときに、「歳」を感じていませんか。
それ、思い込みかもしれません。
「体の変化=老化」と、安易に結び付けないことです。
生活習慣を整えたり、自分でできる メンテナンス方法に取り組むことで、これまでよりも体調良く、スタイルよく過ごすことだって、十分にできますよ。
3. 新しいことにチャレンジする
人間は年齢に関係なく新しいことにチャレンジすることで成長をします。「もう年だから」「今更こんなこと」と自分で自分にブレーキをかけずに、やってみたいことにチャレンジしてみませんか??
何歳からだってやってみたいことにチャレンジできるし、視野を広げることができます。それに、いつだって「今」が一番若いのですから。
「歳を重ねるのも別に悪くないんじゃない?」
今回は「老化を緩やかにする考え方」というテーマでお送りしました。
ストイックに意識を変えようとする必要はありませんが、日ごろから「歳を重ねるのも別に悪くないんじゃない?」くらいの気持ちでいるのが、若々しくいられるコツなのではないでしょうか。

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
この記事へのコメントはありません。