
更年期からの急な老化を防ごう!食事のときの3つのコツ
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
「最近、肌のしわや乾燥、シミやくすみが気になってきた」
このように、更年期からの急な変化を感じることはありませんか?
体の変化の原因はいろいろありますが、老化は体の「糖化」が大きな原因です。今回は、糖化のメカニズムや老化を防ぐための方法をお伝えします。
糖化が進むと老化が進む
食事などから摂った余分な糖質が体の中にあるタンパク質などと結びついて、細胞を劣化させることを「糖化」といいます。糖化は「体のコゲ」とも言われています。
この糖化は、身近にも起こっています。例えば、ホットケーキを想像してみてください。小麦粉や砂糖(糖質)を練って、牛乳や卵(たんぱく質)を加えて加熱すると、表面がおいしそうに茶色に焼きあがりますよね。この焼き色は「糖化」によって起こっています。また、他の例で言えば、プリンの上にのっているカラメルソースやクッキーも同じ現象が起こっています。
食べ物ですと美味しそうに見えるでしょうか。しかし、この糖化が体の中で進んでいくと大変なことになります。肌で言えば、肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊され、肌の潤いやハリが失われて、シミやくすみが現れやすくなります。
糖化をすると、老化物質であるAGEが作られます。見た目年齢が、実年齢よりも老けて見られるという方は、もしかしたら糖化が進行しているのかもしれません。
糖化が進むと美容面だけではなく、動脈硬化や骨粗しょう症、生活習慣病など、命にかかわるような病気のリスクが高くなります。糖化を防ぐこと、AGEをできる限り抑える工夫をすることが健康的に過ごすための大切なポイントです。
老化物質AGEの摂取を控える食事のコツ
AGEの吸収を抑える食べ方のポイントは、血糖値をできる限り上昇させないことです。血糖値は、食後30~60分で最大値となり、その時に体内で糖化が起こりAGEができやすくなります。
血糖値の上昇を抑えるための食べ方のコツは、次の通りです。
1. よく噛むこと
噛むことで脳が刺激され、食べ物を消化する前からインスリンが分泌されます。インスリンが分泌されると、食後の血糖値が下がりやすくなるので、AGEをあまり作らせない効果があります。できる限りよく噛んでゆっくり食べるように心がけましょう。
2. 調理法を工夫すること
同じ食材でも、熱を加えることでAGE量はどんどん増えていきます。「生で食べる →蒸す・茹でる → 煮る → 炒める → 焼く → 揚げる」の順番でAGEは増えていきます。調理法を工夫するだけでも摂取するAGEを減らすことができますので試してみてください。
3. 低GI値の食品を選ぶこと
GI値とは、グリセミック・インデックスの略で、食後の血糖値の上昇度を示す指標のことです。GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対に、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。GI値が低い食べ物は、例えば、大豆食品や砂糖が入っていないプレーンヨーグルト、りんごやバナナなど。おだやかに糖を取り込む低GI値の食品を知ることは、健康的な生活を送るためにも重要です。
更年期からの急な老化を抑えたい! という方は、よければ試してみてくださいね。
食べ方を変えるだけ?更年期からの急な老化を防ぐ方法 | ちぇぶら|永田京子「40代が美しく健康になるラジオ」/ Voicy – 音声プラットフォーム

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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