
男性にもある更年期!テストステロンが減るとどうなる?
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
実は男性にも「更年期」があることを知っているでしょうか。男性ホルモンのテストステロンが減ると、女性の更年期と同じように、心と体に様々な症状が出てきます。
しかし、男性更年期は情報が少なく、 辛いと感じてもガマンをして不調を長引かせてしまうことも……。今回は、男性更年期の特徴と対策ケアについてご紹介します。
男性ホルモン「テストステロン」の大切な働きとは?!
テストステロンは、思春期に急激に分泌量が増え、20代をピークに緩やかに減少していきます。 このテストステロンは、主に次の3つの働きをしています。
①体を作る
筋肉や骨格の成長を促し、がっちりとした体を作る。
②心のバランスを保つ
大脳に作用して前向きな思考や決断力を高めるなど、精神面に影響を与えて心のバランスを保つ。
③性行動を可能にする
脳内物質のドーパミンを分泌させ骨盤神経(骨盤内臓神経)に作用し、性行動を可能にさせます。
男性更年期によくある不調
多くは、テストステロンは加齢とともに緩やかに低下するのですが、ライフスタイルの変化や睡眠不足、偏った栄養の食事、生活習慣の乱れなど、ストレスフルな状態が続くと、急激に減少してしまうことがあります。
いわゆる、「男性更年期」とよばれる状態です。
テストステロンが低下すると、一体どのようなことが起こってくるのでしょうか?
・筋力や体力が減る
テストステロンは筋肉を作る役割があるのですが、それが 減少するともちろん筋肉量も減ってきてしまいます。
・太りやすくなる
「なんだか、最近お腹周りに脂肪がたっぷりついてきた」という方は要注意かもしれません。というのも、テストステロンはお腹周りの内臓脂肪を減らす働きがあり、減少すると太りやすくなるからです。
・自律神経が乱れる
急激なテストステロンの低下は、自律神経の乱れを引き起こします。のぼせや発汗などのホットフラッシュ、めまい、頭痛、動悸、頻尿など。男性特有の症状で言えば、性機能の低下や朝立ちがなくなるなどのサインもあります。
・ 精神的な不調
そもそも、男性ホルモンの低下がストレスから引き起こされやすく、またテストステロンが低下すれば心のバランスが乱れやすくなります。うつうつとした気分や不安感、やる気や集中力がでない、眠れないなど、心や脳にも大きな影響を受けることがあります。
スクワットでテストステロンの分泌アップ!!
適度に筋肉トレーニングをすることで、テストステロンの分泌が促されるということがわかっています。 今回は、今すぐできる膝や腰を痛めない筋トレ「スクワット」をご紹介。ぜひ、試してみてくださいね。
①脚の付け根から上半身を軽く前に倒す。
②①の状態から、自分の太ももの裏側と床が平行になるぐらいゆっくりとお尻を床に近づける
③ゆっくりアップする。
このスクワットは、体の中でも一番大きな大腿四頭筋という筋肉が鍛えられます。1日10セット行うだけでも、筋肉がしっかり刺激されますし、筋肉がつくと疲れにくくなり、気分も変わってくるはず。
また、男性更年期には泌尿器科で相談ができたり治療方法もあります。
積極的に、ご自身が快適に過ごせるためのアクションを起こしてみてください。
【男性更年期】テストステロンが減ると心と体に起こること | ちぇぶら|永田京子「40代が美しく健康になるラジオ」/ Voicy – 音声プラットフォーム

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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