
【男性更年期】不調の緩和によく使われる漢方
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
男性ホルモン(テストステロン)の低下によって心や身体に不調が起こってくる男性更年期障害。自分の身近な人や自分自身に起こったら一体どのように対処すれば良いのでしょうか。今回は男性の更年期の不調の緩和によく使われる漢方薬についてご紹介します!
漢方薬で体質改善
男性更年期障害の症状を緩和するものの1つに漢方薬があります。漢方薬は、人間が本来持っている自然治癒力を高める、また体質改善をするためのお薬です。漢方薬は何でもいいというわけではなく、その人の体質に合ったもの、その人の症状に合ったものを選ぶということがポイントです。
自分の体質を知るためには、たとえばインターネットで「漢方 体質チェック」などと検索をすればさまざまなサイトで簡単に自分の体質をチェックできますし、医療機関や漢方の専門医を受診する方法もあります。男性の場合、更年期障害で病院に行く場合は泌尿器科で相談ができます。
男性更年期障害によく使われる3つの漢方
「老化の進行を抑えて若々しく保つ効果がある漢方」が男性更年期障害の不調改善に使われることが多いです。ここでは、代表的な漢方薬3つをご紹介します。
1. 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きを助けてくれたり、病気に対する抵抗力を高めるはたらきが期待できます。筋力が少ない、倦怠感が強い、なかなか疲れが取れない、急に汗をかく、体がむくむ、性機能の低下などの不調を感じる時に使われます。
2. 八味地黄丸(はちみじおうがん)
生命力の源といわれる「腎(じん)」を補う漢方薬です。老化の進行をおさえる、腎機能の低下の予防、また、手足が冷える、むくみやすいといった不調を感じるかた向けに使われることが多いです。
3. 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
「八味地黄丸」と似たはたらきがあり、むくみ、しびれの症状がある人向けの漢方薬です。腎機能や泌尿器系機能の低下を予防したいときに使われます。
男性の更年期ケアのポイント!
男性の場合は、加齢とともに男性ホルモンが緩やかに減り続けていきます。そのため、更年期の終わりを「待つ」のではなく、自らが積極的に快適に過ごせるように心身のケアに取り組んでいきましょう!
テストステロンは、生活習慣を整えたり、毎日の生活を少し工夫したりすることで増やせる可能性があるホルモンです。
例えば適度な運動やバランスのよい食事、良質な睡眠といった基本的な生活習慣を整えること。気の合う仲間との時間を楽しんだり、自分が「楽しい、幸せ」と感じる趣味を持つ、生きがい見つけて実践するなども、男性更年期の時期を快適に過ごすためのヒントです。
更年期は英語で言うと”the change of life”です。
自分が少しでもごきげんに快適に過ごせる方法を見つけるきっかけにしていきましょう!!
【男性更年期ケア】〜漢方編〜不調の緩和によく使われるもの〜 | ちぇぶら|永田京子「40代が美しく健康になるラジオ」/ Voicy – 音声プラットフォーム

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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